消化器内科 弓田 冴 先生

あなたが水戸済生会総合病院で初期研修をしたのはいつですか?現在は卒後何年目になりますか。

初期研修期間:2016年4月〜2018年3月
現在卒後9年目

 

 

現在の診療科と初期研修修了後のキャリアをおしえて下さい。

現在の診療科:消化器内科
初期研修終了後のキャリア:初期研修終了後に千葉大学大学院医学研究院消化器内科学へ入局。後期研修終了後に大学院に入学し現在は大学院4年生です。

 

現在から振り返ってみて、水戸済生会総合病院での研修の強みと弱みをどう思いますか?

強み:救急外来での初期対応(外傷含む)・入院患者の病棟管理や処置・感染症の治療など、医師として最初に習得するべき技術と知識を実臨床と勉強会を通じて学ぶ機会が多いこと。1年目でも現場の最前線で診療にあたることが多く、臨床力への自信に繋がりました。
弱み:呼吸器内科や糖尿病内科などの常勤医不在の内科研修をできたら院内で行いたかったです。

 

初期研修中にやっておいた方が良かったことがあれば教えてください。

興味のある診療科の学会に参加したり論文の読み方を勉強したり、学術的な知識の幅を拡げる機会を意識的に取ること。

 

 

初期研修を終えて、専門研修を決める際のアドバイスがあれば教えてください。

選んだ診療科の医師として今後長く従事するために、専門領域への興味はもちろん、自分の生活スタイルやQOLに合う診療科を選ぶことも大切だと思います。また、患者の治療をより良くするために、自分が学びの姿勢を継続して持つことができる領域は何か、という側面から診療科を考えるのも良いと思います。

 

先生の今後のキャリアパスについて教えてください。

現在は大学病院で肝細胞癌の診療に携わりながら臨床研究を並行して行っています。臨床現場で浮き彫りとなった未知な問題点や疑問点に対し、データを集めて解析することで新しい知見を得ることができ、次の臨床現場に生かしたり学会で発信する経験を積ませてもらっています。実際はそう簡単にいかない事が多いですが、臨床医として医療の進歩に少しでも貢献できるような働き方を今後もしていきたいと考えています。

 

 

これから当院で初期研修や専門研修を考えている方々へのメッセージをお願いします。

水戸済生会総合病院は、初期研修医として身に付ける臨床力を最前線の現場で経験しながら習得する事ができる病院です。指導してくださる先生達も皆雰囲気が良く、一緒に研修した同期や先輩方とは今でも年に数回集まってお互いの近況を報告し合う関係性が続いています。水戸済生会総合病院で有意義で楽しい研修生活を送りませんか?