専門研修ブログ

茨城県水戸市にある水戸済生会総合病院の専門研修を紹介するブログです。
初期研修を終えて、自分の専門領域を選ぶ際の参考になる情報や、その領域なら知っておくべきトピックなどを紹介していきます。

ご参加いただき有難うございました!

2021.01.25
カテゴリー: ブログ

ご案内していましたが、1月18日からレジナビFairオンライン2021 ~専門研修(内科)プログラム~ が開催されています。

当院も1月20日に病院説明会を開催し、12名の方に参加いただきました。どうも有難うございました!

正直なところ、この時期の開催は初めてですし、いったい何人に参加いただけるのか、皆目見当がつきませんでした。なので、12名というのは

ちょっと嬉しかったです♪さらに、ご質問もいただき有難うございました。

 

例年だと、3月のレジナビ(リアル)を皮切りに医学生の初期研修病院探しや、研修医の専門研修病院探しがスタートしていたイメージですが、新型コロナの影響でWeb説明会があっという間に当たり前になり、採用活動が年明けからに前倒しされた感じです。

 

説明会でもお伝えしましたが、当院の内科専門研修は消化器内科、腎臓内科、循環器内科と診療科が決まっているあなたには魅力的な病院だと自負しています。ぜひ、当院の個別WEB説明会で各診療科の専攻医から直接聞きだしてみてください。

 

なお、今回の説明会の動画を水戸済生会総合病院YouTubeチャンネルで視聴できます!

説明会動画はこちら

 

(編集長)

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専門(後期)研修向け個別WEB説明会を開催中!

Zoomを使って、当院の各科スタッフと直接話をしながら専門研修の知りたいところを聞き出せます!

お申し込みはこちらから

 

個別対応なので、周りを気にすることなく、知りたいことを質問できます。

 

申し込みは、下記の申し込みフォームを利用してください

お申し込みフォームはこちら

 

2月5日(金)までの開催です。あなたの参加をお待ちしています!

 

【循環器】腎動脈疾患・・・検査その1

2021.01.18
カテゴリー: 循環器

今回は腎動脈狭窄(RAS)を疑った時の

検査についてです。

 

検査法としては以下の3つです。

・ドップラーエコー

・CTアンギオ

・血管造影

 

以前は腎シンチグラフィ、ACEI誘発前後の

血漿レニン測定、静脈レニン測定なども

行われたこともありましたが、動脈硬化性

腎動脈疾患の診断には、もはや考慮

されなくなりました。

 

今回はドップラーエコーについて

紹介します。

 

①ドップラーエコー(DUS)

DUSはスクリーニング検査として第一選択

となる検査で、経時的に繰り返し評価する

ことが容易です。

 

最大収縮速度(PSV)で評価しますが、

ESCガイドラインには具体的なカットオフ値

は記載されていません。一般的には

PSV>1.8~2.0m/secが目安になります。

 

弱点としては、狭窄度を過大評価する

可能性あり、後述するRRIなど他の基準も

合わせて評価する必要があります。

また、腎動脈が複数ある場合(Accesary 

renal artery)の評価は困難です。また

当然ながら、肥満患者などで腎動脈を

うまく描出できなければ評価はできません。

 

腎抵抗性指標(RRI:Renal resistive index)は、

血行再建の治療反応の予測に役立つ可能性があります。

 

RRI=(PSV-EDV)/PSV

正常値は0.60~0.70

 

ただし、RRIは腎臓だけでなく、腎臓以外の

因子(大動脈弁狭窄、徐脈など)の影響も

受けるため、正常値より高くとも、低くとも

異常であり、解釈には注意が必要です。

 

一般的には、RRIが低値(0.60未満)で

あれば、血行再建後に腎機能回復と

血圧コントロールを得られるの可能性が

あります。

 

逆に、RRIが高い(>0.75-0.80)場合には

腎実質病変を示すので、血行再建後の

腎機能や血圧の改善は期待できないと

されています。

(Angiologist)

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◆今週レジナビでお会いしましょう!

レジナビFairオンライン2021 

     東日本Week

 ~専門研修(内科)プログラム~

に当院も参加します。

レジナビFairのページはこちら

 

当院の出番は

1月20日(水)19時~

参加受付は当日15時までです!

ぜひご参加下さい!

【循環器】腎動脈疾患・・・RASの自然経過

2021.01.11
カテゴリー: 循環器

腎動脈狭窄(RAS:Renal artery stenosis)を

来す疾患として、動脈硬化性の他に、繊維

筋性異形成(FMD:Fibromuscular dysplasia)など

がありますが、頻度としては動脈硬化性の方が

多いです。

 

動脈硬化性RASは進行性であり、狭窄度が強い、

重度の高血圧、糖尿病では特に進行のリスクが

高いようです。

 

とは言っても、RAS患者の10%未満が5年以内に

狭窄の悪化または閉塞に進行し、腎機能の

悪化は片側RASではまれですが、両側RASや

単一機能の腎臓では、より明らかに腎機能に

影響が出てきます。具体的には、2年後に

腎機能悪化を来すのが、それぞれ3%、18%、

55%とされています。

(Angiologist)

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レジナビFairオンライン

参加します!

 

1月18日から開催される

レジナビFairオンライン2021 

     東日本Week

 ~専門研修(内科)プログラム~

に当院も参加します。

 

レジナビFairのページはこちら

 

当院の出番は

1月20日(水)19時~

参加受付は当日15時までです!

 

ぜひご参加下さい!

明けましておめでとうございます!

2021.01.04
カテゴリー: ブログ

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、世間では今日から仕事はじめ

ですが、このブログの読者は年末年始

も当直や日勤で、お正月って何?

という方が多いと思います。

大変お疲れ様です。

 

編集長も当直だけでなく、発熱外来

当番など、例年同様に病院にいる

時間が長い年末年始でした・・・。

 

さて、昨年秋の初期研修医マッチング

では、10名のフルマッチとなりました。

実はそれだけでなく、内科の専門研修

プログラムも定員3名のところフルで

応募がありました。(現在は定員を

増枠して4名となっています)

 

初期研修も専門研修も満員御礼に

なるとは、我々も予想していません

でしたが、専門研修に関してもいい環境

なのが、徐々に浸透してきたのかと、

過剰な期待をしています(笑)

 

と言っても、まだまだ有名病院のような

知名度はありませんし、大学病院のように、

何でもそろっている訳ではありません。

 

でも、専門医取得を目指すあなたに

とっては、自分が経験できる症例数や、

自分で実際に行う手技の多さと多様さ、

そして働く環境という点から考えると、

当院はすごく掘り出しものだと思って

います。

 

少しでも早く臨床の実力を付けたい

あなた、第一線でビビることなく手技を

できるようになりたいあなたに、当院の

専門研修の魅力や、各診療科の情報を

今まで以上にお届けしてまいります。

 

改めて、本年もどうぞよろしくお願い

申し上げます。

(編集長)

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レジナビFairオンライン

参加予定です!

 

1月18日から開催予定の

レジナビFairオンライン2021 東日本Week

 ~専門研修(内科)プログラム~

に当院も参加予定です。

 

レジナビFairのページはこちら

 

当院の内科専門研修について

ご紹介しますので、ぜひご参加

下さい!