専門研修ブログ
茨城県水戸市にある水戸済生会総合病院の専門研修を紹介するブログです。
初期研修を終えて、自分の専門領域を選ぶ際の参考になる情報や、その領域なら知っておくべきトピックなどを紹介していきます。
水戸済生会の血液内科専門研修2024
今年2月のこのブログで、水戸済生会の総合内科の今までの診療内容とリウマチ膠原病内科、脳神経内科、さらに血液内科のスタッフが加わった経緯を紹介しました。
そして今回は血液内科の専門研修についてです。
水戸済生会には血液内科医が長いこと一人で診療を行っていましたがご高齢となり、新規患者さんの対応が困難な状況が続いていました。そんな時に、約2年前から筑波大学の血液内科から外来に非常勤医を派遣していただいて、その指導のもとで少数ながらリンパ腫や骨髄異形成症候群に対する化学療法を総合内科で行うようになりました。そして今年4月から常勤の血液内科医が2名になり、本格的に化学療法を開始しています。そのうちの一人は筑波大学血液内科の前教授である千葉滋先生です。
今のところリンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫が中心で、リウマチ医や脳神経内科医、そして研修医らと一緒に総合内科として診療にあたっています。特に膠原病と血液内科は非常に親和性の高い領域で、研修医だけでなく各スタッフも互いに勉強になる環境になっています。
さらに現在、病棟に新たに無菌室を作っているところで、今後は急性白血病や骨髄移植にも対応できるようにしていきます。
茨城県内では血液内科医のいる施設は少なく、年に1,2回の頻度とはいえ、外来やERを受診した白血病患者さんの紹介先の確保に苦労することがありましたが、今後は当院で対応できるようになると思います。さらに各種の関連する施設認定を取得していきますので、血液内科に興味のあるあなたにとっても絶好の環境になっていきます。
もし、あなたが血液内科に興味があるけど、他の領域も面白そうで決めきれないと考えているのなら、ぜひ病院見学にお越しください!
また疑問や質問などは遠慮なく下記の問い合わせフォームからお知らせください♪
(編集長)
みんなで集まってカンファ中♪
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆水戸済生会での専門研修に関するご質問はこちらへ!
どんなことでも問い合わせフォームからご質問ください。
また、各診療科の専攻医にZoomで質問できますので、その旨もお知らせください!
水戸済生会のリウマチ膠原病内科専門研修2024
今回はリウマチ膠原病内科の専門研修についてです。
今年2月のこのブログで、水戸済生会の総合内科の今までの診療内容とリウマチ膠原病内科、脳神経内科、さらに血液内科のスタッフが加わった経緯を紹介しました。
現在リウマチ膠原病内科の常勤医2名で、指導医1名と若手スタッフが1名です。指導医の萩原先生は10年以上前から非常勤医師として当院で外来診療を続けていただいていましたが、常勤医となってからは近隣医療機関からの紹介も増えて、既にさまざまな症例を経験しています。また、バイオ製剤を使用する頻度が格段に増えて、編集長も日々勉強になっています。
もう一人の若手スタッフは4月から常勤医になってくれたの田渕先生ですが、実は田渕先生は当院で2年間初期研修をしていました。すっかり立派になって戻ってきてくれました(笑)。そんな2人が総合内科のメンバーとして、膠原病以外にもいろいろな疾患の対応をしています。
この他に、外来のみの非常勤医師で住田先生がいます。住田先生は筑波大学膠原病内科の前教授です。
現在、リウマチ教育施設を申請中ですので、内科専門医を取得した後でリウマチ学会の専門医まで取得できる施設となる見込みです。リウマチ膠原病に興味のあるあなたの疑問や質問などお問い合わせは下記の問い合わせフォームをご利用ください。もちろん病院見学も歓迎します!
疑問や質問などお問い合わせは下記の問い合わせフォームをご利用ください。
(編集長)
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水戸済生会の腎臓内科専門研修2024
今回は腎臓内科の専門研修についてです。
当院は日本腎臓学会認定の研修施設です。内容としては、腎炎やネフローゼ、急性腎不全はもちろんのこと、慢性腎不全の治療選択(血液透析、腹膜透析)、透析患者のアクセス(シャント)トラブルや、他科に入院中の透析患者の合併症も含めて、多くの症例に触れることで幅広い経験を積むことができます。実際のところ2023年度からリウマチ膠原病内科医が常勤となり、さらに2024年度から血液内科医も常勤となったことから、今まで以上に多彩な疾患を経験できるようになっています。
さらに当院の大きな特徴が2つあります。
1つ目は、当院は茨城県立こども病院と隣接しており、総合周産期母子医療センターがあります。このため腎炎合併妊娠や透析患者さんの妊娠などの、普通の施設では、まずお目にかかれないような症例が経験可能です。腎生検や透析導入症例も多く、多彩な患者を経験できます。
2つ目は、透析のアクセストラブル症例の多さです。残念ながら透析患者さんのアクセストラブルは避けられませんが、当院では、2022年度は手術が年間208件とコロナの影響で前年より減少したものの、PTAが525件とかなり高い水準を維持しています。水戸地区だけでなく、遠方からも症例を紹介いただき、かなり難渋する症例も含まれるのですが、ほとんどを腎臓内科のみで対応しています。ちょっと考えにくいと思いますが、腎臓内科医なのに朝から晩まで手術室かカテ室で過ごす日があるほどです。
ここであなたも考えてみてください。
あなたが腎臓内科の専門研修を受ける時、まだ十分な専門知識のない時期に、症例数だけ多い病院で研修しても、診療に深みがでません。一方、質は高いけれど、症例の偏りがある病院で研修しても診療に幅がでません。数の点でも、質の点でも腎臓内科領域の症例をバランスよく、そして多くの症例を経験できるのが当院の特徴と自負しています。
当院では、内科専門医プログラムを終えて腎臓内科のサブスペシャルティ研修へと、腎臓専門医取得までシームレスな研修環境を提供できます。他にも透析専門医や高血圧専門医、アフェレーシス専門医などを取得することが可能です。
現在は、腎臓内科を志望している専攻医が2名在籍しており、1名が当院の内科専門プログラム、もう1名が筑波大学のプログラムに所属しています。女性医師も多く、家庭やプライベートとのバランスも整えながら日々研修に励むことができます。症例に困ることもなく、数と質を担保された当院で、あなたも内科専門研修そして腎臓専門医の取得を目指してください。
疑問や質問などお問い合わせは下記の問い合わせフォームをご利用ください。
(編集長)
PTA前の準備
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また、各診療科の専攻医にZoomで質問できますので、その旨もお知らせください!
水戸済生会の循環器内科専門研修2024
今回は循環器内科の専門研修についてです。
もしあなたが、循環器内科に関心があって
・PCIをできるようになりたい
・PCIだけでなく、アブレーションもやってみたい
・PCIはもちろん、TAVIもMitraclipもやってみたい
・PADやAortaなど、カテーテル治療は何でもやってみたい
と考えているなら、この先を読む価値があります。さらに、医局に入らずに循環器専門医資格を取りたいと思っているなら、この記事はあなたの役に立つと思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
ご存じの通り循環器領域はデバイスの進歩が目覚ましく、治療戦略が次々にアップデートされています。それだけやりがいのある領域ですが、水戸済生会の循環器内科は「地域完結」を一つのキーワードに循環器領域の大部分の診療をカバーしています。
水戸済生会は、PCIではもともと県内で有数の施設でしたが、さらにカテーテルアブレーションやICD、CRTにも早くから取り組んでおり、今ではアブレーションも県内有数の症例数となっています。また循環器内科医が関わることの多いPADに対するEVTは県内トップの症例数で、さらに心外との連携が密で、大動脈瘤や大動脈解離へのステントグラフトにも関われますし、大動脈弁狭窄症に対するTAVIや僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraclipも順調に症例数を伸ばしています。現在は循環器内科を志望する内科専攻医3名と循環器専門医7名を含むスタッフ10名で「地域完結」を目指して日々の診療に取り組んでいます。
ご存じかもしれませんが、新しいデバイスは症例数の多い施設から導入されることが多いので、あなたが専門研修施設を選ぶ時は当然考慮すべきポイントです。近年では新しいデバイスの術者になるための要件として、ほとんどの場合で循環器専門医資格が必要になっています。循環器専門医を取得したうえで、他の循環器領域の資格であるCVIT専門医や不整脈専門医などを取得するシステムになっています。
つまり、循環器専門医を持っていないと、いくら経験や技術はあってもその次の資格が取得できないようになっているのです。あなたが循環器内科を考えているなら、最初にすべきことは内科専門医を最速で取得し、そのまま最速で循環器専門医資格を得ることです。そして、そんな時に水戸済生会の循環器内科は有利です。
県立こども病院が隣接しているため成人の先天性心疾患症例も含めて当院は症例数も多く、異動することなく1つの施設で専門医取得のための症例が全部経験できるのです。そして専門医資格を取得後も、PCIをはじめとした各種の施設認定を受けているので循環器領域の各種の資格取得もスムーズです。しかも、大学の医局とは関係なく専門医資格を取得できるのが当院の強みです。
当院の内科専門医プログラムから循環器領域をじっくりと腰を据えて、技術の取得と経験症例数の確保に専念できる環境ですので、あなたも当院での内科専門医プログラムから循環専門医取得を目指してください。
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