専門研修ブログ

茨城県水戸市にある水戸済生会総合病院の専門研修を紹介するブログです。
初期研修を終えて、自分の専門領域を選ぶ際の参考になる情報や、その領域なら知っておくべきトピックなどを紹介していきます。

急性膵炎のはなし6 蛋白分解酵素阻害薬

2022.04.25
カテゴリー: 消化器内科

さて、膵炎の治療で議論が尽きないのが、蛋白分解酵素阻害(膵酵素阻害薬と表現されることもあります)の投与の是非です。ガイドラインでは「推奨」とはなっていません。でも、多くの施設で投与されているのが実情ではないでしょうか。

 

これまでの研究データを考えると、軽症~中等症にあっては投与については不要ではないかというのが個人的な意見です。医療費を挙げることにつながってしまっているだけで、予後の改善には寄与していない。重症については論文により結論に差があります。ガベキサートメシル(FOY)の投与が有効性が示唆される論文もあります。

 

蛋白分解酵素阻害薬は、僕は正しくは海外の実情を知らないのであくまで一般的に言われているところによると、海外では蛋白分解酵素阻害薬はほぼ使用されていないが日本ではかなり積極的に使用されている。という風に言われています。海外で積極的な検討がされていないので、なかなか大規模な研究結果が出ない、という側面はあるかもしれません。

 

蛋白分解酵素阻害薬が10年後、20年後にどのように推奨が変わっていくのか注目です。

(Nao)

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消化器内科の専門研修

2022.04.18
カテゴリー: 臨床研修ブログ ブログ

今回は消化器内科の専門研修について紹介します。

 

令和4年度がスタートしましたが、今年度は消化器内科には7名のスタッフと5名の専攻医がいます。専攻医5名のうち、3名が当院の内科専門研修プログラムで消化器内科を志望しており、残る2名が千葉大学など他施設の内科専門研修プログラムからのローテーションで来てくれています。

 

どの病院でも消化器内科はとても忙しい診療科ですが、水戸済生会の消化器内科は以下のような特徴があります。

 

① 高いQOL

チーム制を実効性のある形で導入しているので、仕事の時はみっちり仕事。休みの日は、完全オフ。仕事と趣味を両立できます。それを実現するために、上下の隔たりなく仲間として全員で力を合わせて診療しています。

 

② 幅広い治療手技

内視鏡治療は当然のこと、当院ではエコー下穿刺治療、血管内治療もすべて自科で行います。食道静脈瘤に対するBRTOや憩室出血や腹腔内出血も血管内治療グループと共に治療にあたりますので、消化器内科がカバーすべきほぼすべての治療手技+αを習得できます。

 

③ 高難度治療

EUS下穿刺治療、胆道鏡(SpyGlass)を積極的に行っており、さらに小腸内視鏡も導入されました。これからの内視鏡医に求められる新しい治療技術も身に着けられます。また、外科との合同手術(LECS)も導入し、協力して治療を行っています。

 

④ IBD(炎症性腸疾患)診療

IBD診療も積極的に行っております。典型的初発症例の寛解導入は当然ながら、ステロイド抵抗例などの難治例、外科治療を考慮すべき重症例まで対応しています。IBDの基本治療薬である5-ASA製剤の使い分けはもちろん、栄養療法、血球除去療法、免疫抑制剤、生物学的製剤など、ありとあらゆる医療リソースを用いたIBDの幅広い治療戦略を学ぶことができます。

 

冒頭でも紹介したように専攻医が5名いますが、他院のプログラムから来た専攻医は、自院ではあまり内視鏡などの手技をできていなかったようですが、当院ではすでに数多くの症例を経験し、どんどん上達しているようです。あなたも水戸済生会の消化器内科で一緒にレベルアップを目指しましょう!

 

ご質問など、どんな小さなことでも遠慮なく、下記の問い合わせフォームからご連絡ください!

(編集長)

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急性膵炎のはなし5 急性膵炎と内視鏡

2022.04.11
カテゴリー: 消化器内科

急性膵炎に内視鏡がかかわるのか。実は3通りのかかわり方があります。

 

1つ目は内視鏡検査の結果としての膵炎。

 ERCP後膵炎や、当院では経験がありませんがEUS-FNA後の膵炎、経口ダブルバルーン内視鏡後の膵炎などがあります。

2つ目は胆石性膵炎に対しての治療としての内視鏡。

3つ目は重症急性膵炎後の被包化壊死などに対しての治療としての内視鏡。

 

3つ目はまたお話しする機会があるかと思いますので、今回は2つ目についてお話しします。

 

胆石性膵炎に対しての内視鏡治療の姿勢は、多少施設によって差があると考えます。ガイドラインに照らし合わせると、胆管炎合併例、胆道通過障害の遷延が疑われる症例では早期のドレナージを考慮するとなっています。胆管炎合併例は当然緊急治療を行ったほうが良いです。当院では必ず速攻で治療します。

 

では、「胆道通過障害の遷延が疑われる症例」とはどのような症例でしょうか?

 

遷延が疑われる、ということは他院ですでに経過見られた症例ならともかく、自分で診断した症例の場合は半日~1日程度経過観察することになります。それでは、その間に重症化してしまう可能性がある。

 

当院では、ただ胆管結石併存の膵炎は当然緊急ERCPは見送りますが、症状やデータが改善傾向でない限り、それ以上の重症化を阻止するために原則的に緊急でERCPを行っています。そのおかげか、胆石性膵炎で診断時よりさらに重症化するという症例はかなり稀です。

 

ただ、ERCPにより膵炎を重症化させる恐れがあるということは常に念頭に置いて治療適応を検討すべきですので、その点は抑えていてください。

 

膵炎の話題はさらに続きます。

(Nao)

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今年は充実させます!

2022.04.04
カテゴリー: ブログ

当院の採用サイトは、主に初期研修医と専攻医に関する情報を掲載しています。

でも、正直なところ専攻医向けの情報はあまり多くないし、更新もそれほどでした。このブログで専攻医に関する情報をお知らせするようになりましたが、初期研修向けの記事にエネルギーを使ってしまったとか、基幹型プログラムが内科のみというのが気合の入らなかった

理由と思っています。m(__)m

でも、今年は専攻医のページを充実させます!

内科以外の他の診療科は主に筑波大学の専門プログラムの協力施設となっていますが、そういった診療科についても当院の特徴を知っていただけるようにサイトを充実させようと思います。とりあえず、消化器外科、小児科のページをアップしています。

専攻医のページはこちら

 

 

今後も少しづつ診療科の情報を増やしていく予定ですので、是非チェックしてください!!

(編集長)

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