専門研修ブログ

茨城県水戸市にある水戸済生会総合病院の専門研修を紹介するブログです。
初期研修を終えて、自分の専門領域を選ぶ際の参考になる情報や、その領域なら知っておくべきトピックなどを紹介していきます。

【循環器】大腿穿刺のトラブル その5(穿刺時の解離)

2021.03.15
カテゴリー: 循環器

前回は適切な穿刺部位を紹介しましたが、今回から穿刺の際のTipsを紹介します。

今回は比較的遭遇しやすいトラブルの一つ、穿刺時の血管解離です。

 

穿刺針で血管を穿刺し、ガイドワイヤーを進めようとしたけどスルスルと入らないことがありますよね。これは血管内腔をきちんととらえていないので、ガイドワイヤーが血管壁内を進んでしまっているのです。気づかずに無理にワイヤーを進めると、閉塞させてしまうこともあります。

 

ここで覚えておくべきことは、穿刺針の構造です。よく使われるサーフロー®の先端は下のようになっており、針先と外套にわずかに差があります。

 

たとえば大腿動脈の前壁を穿刺しても、きちんと外套が血管内に入っていないことがあり得ます。たとえ逆血があっても、ガイドワイヤーが引っかからずにスムーズに血管内に挿入できない時は解離を生じた可能性を考えて、それ以上ワイヤーを進めず穿刺しなおしましょう。これは血管壁構造がしっかりしている動脈で良く経験しますが、静脈を穿刺する際にも同様のことが起こります。

 

 

(Angiologist)

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