専門研修ブログ

茨城県水戸市にある水戸済生会総合病院の専門研修を紹介するブログです。
初期研修を終えて、自分の専門領域を選ぶ際の参考になる情報や、その領域なら知っておくべきトピックなどを紹介していきます。

【循環器内科】M-TEER 50症例達成!

2025.11.24
カテゴリー: 循環器

当院での僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対するマイトラクリップが、先日50症例を達成しました!

 

MRに対する経皮的治療は、経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER:Transcatheter Edge to Edge Repair)と呼ばれ、マイトラクリップ™がその代表格です。そして水戸済生会の循環器内科は、茨城県の県央・県北で唯一マイトラクリップ™を導入している施設です。

 

水戸済生会ではこのマイトラクリップ™を、TAVIと同様に循環器内科の山田先生と川原先生を中心に心臓血管外科や麻酔科、看護師、生理検査技師、放射線技師、ME、リハビリスタッフなどからなるハートチームで適応を判断しながら、症例を重ねてきました。

 

水戸済生会でのM-TEER(マイトラクリップ™)について

 

マイトラクリップ™によってMRが制御されると、それまで心不全を繰り返していた患者さんが、驚くほど元気になることを経験してきました。もちろん経食道心エコーでの詳細な僧帽弁の形態把握は必須で、マイトラクリップ™の適応にならない症例もあります。今後は、M-TEERの新しいデバイスであるPASCAL™の登場で、複雑な解剖学的な条件においても適応されることがあり、治療の選択肢が増えることになります。さらに、三尖弁閉鎖不全症に対するT-TEERの導入も見込まれており、循環器疾患の中でもホットな分野となっています。

 

もしあなたが循環器内科を考えていて、TEERにも取り組んでみたいなら、ぜひお問い合わせください!

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(編集長)

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