臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【有難うございました!】エムスリーのオンライン病院座談会

2024.05.18
カテゴリー: 初期研修

5月15日にエムスリーのオンライン病院座談会 ~救急に強い病院特集~ に参加しました。多数のご参加をいただき有難うございました。

 

エムスリーのWeb座談会はレジナビよりも長い40分枠で、司会者がついてくれています。前半のスライドを使った病院紹介もレジナビより内容を盛り込めますし、後半の質疑応答では司会者が上手にコントロールしてくれるので沈黙する時間はほとんどなく、多くの質問に対応できるのが特徴です。

 

今回は救急に強い病院というテーマでしたので、救急科ローテを終えたJ2の福本先生と現在救急科ローテ中のJ1の立枝先生の2人に質問に答えてもらいました。決めた理由とか研修の実際はどうかといったよくある質問に加えて、4月からの働き方改革の影響についての質問もいただきました。

 

さて、5月も半分を過ぎてしまいましたが、6年生のあなたにとっては、あっという間にマッチング面接の時期になります。当院では募集要項を採用サイトに来週中には掲載できるように準備中です。ぜひチェックをお願いします。

 

4年生、5年生のあなたは、少し早いですが夏休みを利用した病院見学の予定も考え始める時期になってきました。当院の病院見学では原則として、午前中に1つ、午後に1つの計2つの診療科を選択していただきます。日によっては病棟業務ばかりという時は、臨機応変に他の診療科の見学も手配ていますので飽きさせません! ぜひお申し込みをお待ちしています。

病院見学の申し込みページはこちら

 

最後に、今月5月27日にはレジナビオンラインに、6月16日のレジナビ東京には現地参加予定です。ぜひご参加ください!

(編集長) 

今回はこの二人♪

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

 

◆次はレジナビです!

5月27日(月) 18:30~18:50

 

レジナビFairオンライン2024 西日本Weekに当院も登壇します。

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの質問に直接お答えします♪

 

参加にはレジナビのサイトから申し込みが必要です。

下記リンクからお申し込み下さい。

レジナビのサイトはこちら

 

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

病院見学の申し込みはこちら

 

【御礼】ブログ開始から9年目です!

2024.05.09
カテゴリー: 初期研修

いつも当ブログをご覧いただき有難うございます。

 

2016年5月9日から始めたこのブログですが、今日で9年目に突入します

 

いつの間にか9年目になったという感じですが、今日のこのブログが1293本目の記事となります。こうして長いこと続けてこれたのも、あなたが読んでくれているからです。改めて御礼申し上げます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

このブログでは、当院のイベントや研修の実際、そして初期研修医や医学生のあなたに知ってもらいたいこと、病棟やERで役立つ知識などを編集長だけでなくいろいろな先生が記事にしてきました。

 

そして、研修医たちのアウトプットの場としても活用させてもらっています。学会発表するほどではないけど印象に残った症例や、今後も使える知識などを、自分の後輩や一緒に仕事する看護師さんたちに説明するような感じで書いてもらっています。最近では「大学の医局の先生が読んでいました」とか、某偉い先生から「記事を読みましたよ」と言われることがあり、なぜか編集長が冷や汗をかく場面がありました(笑)。

 

1年前の記事でも紹介しましたが。このブログのおかげで水戸済生会の採用サイトの閲覧数(PV)は月に5万PVを維持していますし、グーグル検索でも相変わらず上位に検索される記事が数多くあります(あなたも試しにグーグルで「ACT 凝固」や「ガンマ計算」と検索してみてください)。

 

これからも当院の研修をもっと知ってもらい、なおかつ、あなたに役立つ内容をお伝えできるように、このブログを続けていますので引き続きご愛読をお願いいたします。

(編集長) 

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

 

◆エムスリーの座談会に登壇します!

5月15日(水) 18:00~18:30

 

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの質問に直接お答えします♪

 

参加にはエムスリーのサイトから予約が必要です。

下記リンクからご予約下さい。

エムスリーのサイトはこちら

 

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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1か月が経ちましたが・・・・

2024.05.04
カテゴリー: 初期研修

J1のあなたが病棟にデビューして1か月が経ちますね。恐らく、あっという間だったと思います。学生時代と大きく環境が変わって、目の前のことを覚えるのが精いっぱいで、ろくに昼食もとれなかったかもしれません。でも1か月経って、ようやく昼食を食べるタイミングとか、それこそトイレに行くタイミングが分かってきたのではないでしょうか?

 

働き方改革のおかげで編集長の研修医時代と比べるとずっと良い労働環境になったとはいえ、あなたにとっては非常にストレスフルであることに間違いありません。そんな状況の時だからこそ、体調管理に気を付けていきましょう。

 

月並みですが、以下の3つのポイントは実際にやれていないことが多いことばかりです。改めて意識してみてください。

 

・朝食をしっかり食べる

当直明けでも、何か食べないと力も出ないし、頭も回りません。タイミングによっては昼食が摂れるとは限りません。しっかり食べましょう。

 

・睡眠時間をしっかりとる

医学部を卒業したあなたにとって、睡眠時間を削って勉強することはそれほど苦痛ではないかもしれません。人より多く勉強するにはそれくらいのことは当然と思っているかもしれません。

でも、いくら若いあなたでも睡眠不足だと間違いなくパフォーマンスが落ちます。ミスにつながり、患者さんや看護師さんに迷惑がかかる事態になります。当直の時はやむを得ませんが、それ以外の日は睡眠時間をしっかり確保しましょう。

 

・体を動かす

まだまだペースがつかめないということは、常に緊張して張り詰めたままということです。ほんの15分でも20分でもいいので、体を動かす時間を週に何度か確保しましょう。運動することで仕事の緊張がほぐれます。時間の使い方もうまくなります。

 

あなたのような真面目な研修医は、あれもこれもやらないと!と思いがちですが、それと同じくらい体調管理に気を配る必要があります。まだ始まったばかりです。焦らずにいきましょう。

(編集長) 

総合内科の朝カンファから

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◆エムスリーの座談会に登壇します!

5月15日(水) 18:00~18:30

 

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの質問に直接お答えします♪

 

参加にはエムスリーのサイトから予約が必要です。

下記リンクからご予約下さい。

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◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

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なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

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クウネルカイベン

2024.04.30
カテゴリー: 初期研修

朝の回診で患者さんのベッドサイドに行ったとき、「おはようございます」の後に、あなたは何と声をかけていますか?

 

例えば今日は手術がある、検査があるというならその話題を振ればいいですよね。でも、手術から時間も経過して退院が近くなってきたときにはその話題は使えません。

 

朝と夕の回診のたびに「調子どうですか?」だけだと、その後の会話がイマイチ弾まないことを

あなたも感じているかもしれません。そんな時はどうしていますか?

 

こんな時に役立つのがクウネルカイベンです。

 

漢字で書くと「食う寝る快便」

 

食欲は大丈夫か?

睡眠はとれたか?よく眠れたか?

排便は問題ないか?

 

この3つが問題なければ、基本的に患者さんは元気だと思ってOK

 

特に排便状態については消化器疾患でもなければ、ドクターはあまり気にしなくなっていることが多いのですが、QOLには大きく影響することです。あなたから聞き出してあげると「実は・・・・」という感じで言ってくれることがしばしばあります。

 

回診で話すネタがない時には、クウネルカイベンをぜひ使ってみてください。

(編集長) 

緊張のERでの診察

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新刊本をいただきました♪

2024.04.27
カテゴリー: 初期研修

先週のことですが、編集長のところに新刊本が届きました。当院で院外講師をお願いしている山中克郎先生が編集に関わっており、発刊を記念してくださったものです。

 

拝読しましたが、継続外来でどうしたら良いかという切り口で書かれた本は初めてでしたので、大変面白く勉強になりました。

 

水戸済生会では、初期研修中の外来研修を1年間継続する並行研修方式を取っていますが、最初から診る患者さんもだけでなく、他の先生から振られる患者さんもいます。そんな時に、なんでこの薬を飲んでるのか? 止めても良いのか? 今後の検査の頻度はどのくらいなのか?といった疑問が出てくる時があります。

 

そんな時に役立つのが本書です。疾患の全体像というか、自然経過を「軌道図」として明示してくれているのですが、患者さんにも説明しやすくなっています。もちろん外来だけでなく、入院患者さんの既往歴で見つけた時にも参考になります。

 

編集長の専門分野であり虚血性心疾患は実に細かい点まで書かれていますし、パーキンソンとか甲状腺疾患などはわかっているつもりでしたが、疾患軌道図までは落とし込めていなかったなと思いながら読ませてもらいました。

 

ちょっと違った切り口の山中先生の本を、あなたもぜひ読んでみてください!

(編集長) 

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【御礼】レジナビにご参加ありがとうございました!

2024.04.25
カテゴリー: 初期研修

4月23日に”レジナビFairオンライン2024 6年生Week”に参加しました。30名以上の医学生にご参加いただきました。どうも有難うございました!

 

いつも通り前半は編集長が病院説明、後半はJ2の友永先生も加わっての質疑応答でした。今回はホントに関東以外の全国から参加いただいた方が多く、さらに質問をたくさんいただきましたが、友永先生がバッチリ答えてくれました。特に当院の特徴である小児科と産婦人科に関する質問が多かったですね。どうも有難うございました!!

 

ご承知の通り、研修病院探しではレジナビは完全に定番となっています。20分という短い時間ですが、毎回司会の方が上手に進行してくれるので、沈黙の時間がなくて我々としても非常にやりやすいですね。

 

レジナビの中でもお伝えしたのですが、候補に考えている病院には必ず足を運んで、自分で雰囲気を確かめてください。「研修先」であると同時に「就職先」でもある訳ですから、全く見学に行かないで決めるのはちょっと心配になります。

 

6年生のあなたはなかなか時間がないかもしれませんが、4年生や5年生のあなたなら是非とも気になる病院には、2回、3回と見学に行ってみてください。1回の見学だけでは分からなかった病院の雰囲気などが分かるようになるはずです。

 

ちなみに6月に東京で開催予定のレジナビには茨城県立こども病院と一緒に出展する計画を立てています。皆さんにブースに訪問していただけるような企画を考えていますので、もう少々お待ちください♪

(編集長) 

今回は友永先生♪

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当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

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病棟での問診のコツ(2)

2024.04.23
カテゴリー: 初期研修

病棟で問診する際のコツの続きです。

 

3.場所に配慮する

個室に入院している場合は問題ないかもしれませんが、大部屋の場合は周囲の患者さんに全部話を聞かれてしまいます。病気のことは誰でも聞かれたくないものですから、動ける患者さんの場合は、病棟内のICするスペースなどに場所を変えて話を聞くと良いでしょう。

 

また、場所を代えるということは患者さんが「ちゃんと先生と話が出来た」と認識してくれるきっかけになります。特に女性の研修医は看護師さんと勘違いされていて、十分話をしたはずなのに、「まだ先生が来てくれていません」なんて言われることが残念ながら時々あります。こんな時は場所を代えて、改めて自己紹介して話をすると上手くいきます。

 

ただし、患者さんと二人きりになる環境は可能な限り避けた方が良いでしょう。たとえ相手が若い女性やこどもでなくとも、昨今のニュースにもあるように、患者さんと二人きりになると身の潔白を証明できないこともありえることは覚えておく必要があります。かといって、全ての患者さんにできる訳ではないのも現実ですが・・・。

 

4.雰囲気や態度で共感的理解を示す

入院してくる患者さんは、いろいろ不安を抱えています。不安に思っていることを全部話せて、しっかりと話を聞いてもらった(=共感的理解)という安心感はとても大事です。

 

ここで重要なのは、共感的理解というのは、言葉よりも、むしろ言葉以外の態度が大きく影響する、ということです。具体的に言えば、患者さんから話を聞くときは、患者さんと視線を合わせて、少し前かがみの姿勢で話を聞く、ベッドサイドなら、サッとしゃがんで患者さんと目線の高さを合わせて話をする、などです。

 

こういった態度が自然にできると患者さんにも家族にも、そして看護師さんなどのスタッフにも好印象を持ってもらえます。ぜひやってみて下さい。

(編集長) 

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◆今夜です! レジナビでお会いしましょう!!

4月23日(火)18:00~18:20

 

「レジナビFairオンライン2024 6年生Week」当院が登壇します。

当日は研修医も登場しますので、ぜひとも直接質問して下さい!!

 

参加にはレジナビから申し込みが必要です。

下記リンクからお申し込みください。

レジナビのページはこちら(申し込み締め切りは本日15時まで)

 

「おひたし」は出来ていますか?

2024.04.16
カテゴリー: 初期研修

今回はJ2のあなた向けの内容です。もちろんJ1にも医学生にも役立つ内容ですので、ぜひご覧ください。

 

あなたは「ほうれんそう」を聞いたことがあると思います。もちろん、ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)のことです。

 

だれでも指導医などから「対応に困ったら、すぐに連絡をくれ」とか「相談してくれ」と言われた経験があるはずですが、実際のところすぐに連絡して、相談しているでしょうか?

 

「なんか忙しそうで声をかけにくい・・・」とか「聞いたら怒られるかな?」とか、ためらってしまうことが多いのではないでしょうか?

 

でもこれって、指導医の先生によるところも大きいですよね?つまり、相談しやすい指導医と相談しにくい指導医がいるのですが、いったい何が違うのでしょうか?

 

こんな時に思い出してほしいのが「おひたし」です。

 

「おひたし」とは

お:怒らない

ひ:否定しない

た:(必要があれば)助ける

し:指示する 

 

つまり安心して報告、連絡、相談できるように、あなたが現場の雰囲気を作ることが必要という意味です。

 

J1が入ってきて病棟やERで指導するとき、あなたにとっては当たり前の対応も、J1にとっては初めてのことでどうしていいか分かりません。1年前のあなた自身を思い出してみればわかることと言え、つい声をかけにくいオーラを出しているかもしれません。

 

J1や看護師さんからの連絡を「そんな(つまらない)こと・・・」とか、「いま忙しいのに・・・」という感じで、たとえ言葉に出さなくとも、そんな雰囲気を敏感に感じ取って話しにくくなります。そのうちにどんどん情報が来るのが遅くなり、「なんでこんなことになるまで連絡くれないの!」と、あなたも、そして患者さんも不幸になってしまいます。

 

普段から報告、連絡、相談をしても大丈夫な先生だと思ってもらえるように、あなたも「おひたし」が出来ているのか、ぜひ振り返ってみてください。

(編集長)

ERの一コマ

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チェックリストの活用

2024.04.13
カテゴリー: 初期研修

研修が始まってそろそろ2週間です。水戸済生会では1週目がオリエンテーションだったので、病棟の仕事はまだ1週間ですが、おそらく何が何だか分からない状態だったと思います。

編集長の経験から言わせてもらうと、ローテーションが変わった時は、最初の1週目は何が何だかわからないまま過ぎて、2週目になってようやく何をするのかが理解できてくるといった感じです。仕事に慣れてきたかもと思えるのは3週目からです。まして初期研修のホントの最初ですから、まあ焦らず行きましょう。

 

このところほぼ毎年紹介していますが、仕事を進めていくコツの一つはルーチンワークをいかに早く終わらせるかです。ルーチンを速く済ませて、患者さんのところにいったり、勉強の時間に使いましょう。

 

でも覚えることがたくさんありすぎて、訳が分からないというのも事実。そんな時に役に立つのがチェックリストです。チェックリストでやるべきことを確認して、仕事を効率的に済ませることができます。

 

例えば、あなたがERで関わった患者さんについて、指導医から「この患者さんは入院だから、一通りの指示を出しておいてね」と言われたら、何を済ませておけばいいでしょう?

 

入院時のチェックリストとしては

 

・入院病棟を決める

・入院オーダーを入力

・入院診療計画書の記入

・服薬指導の指示

・食事内容の指示

・点滴のオーダー(抗菌薬を使うならアレルギーチェックシート記入)

・追加検査のオーダー入力

・DVTのスクリーニングシート記入

・看護師さんへの指示簿記入(バイタル、安静度など)

・リハビリのオーダー入力

・持参薬の確認と処方

・MSWへの連絡

・患者家族へのIC

 

といったところでしょうか。全ては必要ないかもしれませんが、もし入院後に手術とか内視鏡やカテをやるのならば、そのオーダーとか同意書もやらないといけないので、チェックリストがないとなかなか難しいと思います。

 

入院というルーチンワークに関してチェックリストを作って確認しながらやれば、患者さんが病棟に入院してから何度もコールされて、慌てることもなくなります。是非使ってみてください。

(編集長)

夕方の回診の一コマ

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患者さんに言ってはいけないNGワード

2024.04.06
カテゴリー: 初期研修

今回も新J1のオリエンテーションで話した話題からです。

 

これも編集長が毎年話しているネタですが、患者さんに言ってはいけない3つのNGワードを伝授しました。このNGワードは、編集長自身の反省や、他の先生の失敗から導き出されたものですから、あなたにも絶対役に立つはずです。

 

そのNGワードは次の3つ

 

「なんでもっと早く(病院に)来なかったの?」

「なんでこんなことで(病院に)来たの?」

「まあいいか」

 

患者さんには、いろいろな人がいますが、大多数の人は受診するのをためらっています。「こんなことで受診していいのか?」「医者に何を言われるんだろう?」と思いながらも、「でも、やっぱり心配」と思って病院に来るわけです。

 

我々だって詳細に問診をして、検査をしたうえで診断を付けるわけですが、医学的知識がない人に「なんでもっと早く・・・」と言ってもしょうがない訳です。こんなことを言われたら、患者さんは自分自身を責めて、不安に拍車をかけるだけ。

 

同様に、「なんでこんなことで・・・」と言われても、やっぱり不安だったから受診したわけです。もっと寄り添う言葉が必要です。

 

そして、「まあいいか」は手を抜いたり、まじめに取り組んでいないと取られることがあります。

 

これらのNGワードは病棟でもERでも、つい口に出てしまわないように注意してください。 

(編集長)

OJTの一コマ

(お互いに採血の練習)

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