臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
激励会報告と年末のご挨拶
早いものでもう年末ですね。
寒波の影響で、荒れる年末年始になる
との予報です。どうぞ体調管理には
お気を付けください。
報告になりますが、来春から当院で
初期研修を開始する予定者は
マッチングの8名に加え、2次募集で
2名が追加され、定員の10名となりました。
当院としては大変嬉しく、いろいろと
受け入れの準備を進めているところです。
先日、その予定者のうちの7名と
当院のJ1研修医とで水戸市内で激励会
を開催しました。
これは数年前から始めたものですが、
国試合格の激励とともに、春から同期として
一緒に頑張っていく仲間との顔を合わせの
目的もあります。また、直属の上司(?)と
なる今のJ1からの激励や実践的な国試
対策などのアドバイスをもらえるのは
とっても嬉しいことです。
遠方で参加できなかった人もいましたが、
その人たちにも何らかの形で激励したい
と考えています。
国試まで残された時間はあまりありませんが、
全員合格に向けて頑張ってほしいと思います。
さて、この記事が年内は最後になります。
あなたはこの1年いかがだったでしょうか?
編集長としては、ブログの週3回の更新を
続けることができましたが、未完成で
アップできていない記事も溜まってきました・・・。
新しい年は、これらをあなたに届けられる
ように、そして今まで以上に当院の臨床
研修や臨床で役立つような、価値ある情報を
お届けできるよう努力して参りますので、
当ブログを引き続きよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第19回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
平成31年3月2日(土) 、3日(日)
の2日間で開催します。
多発外傷患者が搬送されて来た時、
初めに何をしますか?
もし多数傷病者が発生する多重事故や
災害が発生した時、あなたが最初に
するべきことは何ですか?
大学では教えてくれない現場での対応を、
この「究極の体験型セミナー」で
身に付けてください!
現在参加者受付中です。
詳細はこちらから
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/mitoigakuseiseminar19.html
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
—–
【おわびと訂正】
12月26日にリリースした
【明日から募集開始】
第19回水戸医学生セミナー
の記事で、開催日時が間違っておりました。
すでに記事は訂正していますが、
正しくは 平成31年3月2日(土)、3日(日)
となります。
お詫びして訂正いたします。
なお、受付を開始しましたので、
ぜひご参加ください!
↓
https://ameblo.jp/mitosa-re/entry-12426392897.html
(編集長)
—–
【受付開始!】第19回水戸医学生セミナー
お待たせしました!
お知らせしていた
第19回水戸医学生セミナーの
募集を開始します。
このセミナーは、水戸済生会総合病院
と水戸協同病院との共催で10年前から
年2回のペースで開催している
究極の「体験型セミナー」です。
大学の授業では体験できない、内科と
救急のエッセンスを盛り込んだ
「水戸医学生セミナー」は、全国の大学
からのべ160名以上の医学生に参加
いただいており、リピーター参加者もいる
ほどです。きっと、あなたにも満足して
もらえること間違いなしです!
内容は内科における鑑別疾患をベッド
サイドでじっくり考えてもらうことと、
救急における迅速な初期対応の重要性を
理解してもらうメディカルラリーで構成
されています。
内科については水戸協同病院総合診療科
スタッフが、救急については水戸済生会
総合病院救急科スタッフが中心となって、
両病院の研修医とともに皆さんを
サポートします!
開催要項
【日程】
平成31年3月2日(土)、3日(日) 1泊2日
【場所】
水戸済生会病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の 医学部 3、4、5年生 計12名
【内容】
1日目
午前 水戸済生会総合病院でのICLS
およびJATEC、MCLSの講習
午後 水戸協同病院での内科ラウンド、
症例検討会
2日目
午前 水戸済生会総合病院でのミニ
メディカルラリー
午後 セミナーのまとめ、閉会式
【費用】
宿泊費およびセミナー中のお弁当は当方で
負担しますが、当院までの往復の交通費は
ご負担ください。
そして、今回も参加者特典を準備しました!
何枚あっても困らない、水戸済生会の
オリジナルスクラブをプレゼントします!!
さらに平成31年1月7日(月)の24時までに
お申し込みいただいた方には、期間限定で
スクラブにあなたの名前を刺繡でお入れします!
なお定員になり次第締め切らせていただき
ますので、どうぞお急ぎください。
第19回水戸医学生セミナーの申込みは
メールでお願いします!
メールアドレスはこちら
↓
メールには
・お名前
・大学名および学年
・住所
・携帯電話(前日や当日の連絡先)
以上を必ずご記入ください。
お申し込み後は、自動返信メールが送信
されます。追って担当者からご連絡します。
参加した医学生の感想は・・・・
・何をしてよいか分からず焦るという体験を
学生のうちにできてよかったです。次は
できるようになりたいという思いを強くしました。
・冷や汗をかきながらもリアリティのある症例を
体験できてよかったです。
(第18回参加者)
・1日目の講習で勉強したことを、メディカルラリー
で実際に体を使って体験する形式は、とても
頭に入りやすかったです。
・普段の実習ではやらないような身体所見を
じっくりと鑑別を考えるという機会で、とても
楽しく勉強になりました。先生方からの
Feedbackがすばらしかったです。
・身体診察だけで分かることがたくさんあることを
実感できた。
(第17回参加者)
・難しかったけれどとても勉強になりました。
実際に動いてみる経験ができて良かったです。
・現場に出たときに自分がどのような問題に
直面するのかを知るための良い機会だった。
(第16回参加者)
あなたの参加をお待ちしています。
第19回水戸医学生セミナーへの
お申し込みはこちらのメールへ!
↓
—–
【明日から募集開始】 第19回水戸医学生セミナー
お知らせしてきた第19回水戸医学生セミナー
の募集をいよいよ明日から開始します。
JATECやMCLSのエッセンスを学んで
2日目のメディカルラリーに挑戦してください。
また、水戸協同病院でのPhysical examination
roundは検査データや画像に頼りがちな
あなたにとって強烈な印象を残すこと間違い
なしです。
開催要項
【日程】
平成31年3月2日(土)、3日(日) 1泊2日
【場所】
水戸済生会病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の医学部 3、4、5年生 計12名
【内容】
1日目
午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび
JATEC、MCLS講習
午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例
検討会
2日目
午前:水戸済生会総合病院でのミニメディ
カルラリー
午後:セミナーのまとめ、閉会式
【費用】
宿泊費およびセミナー中の食事は当方で
負担しますが、当院までの往復の交通費は
各自でご負担ください。
今回も特典を用意しています。
明日のブログ、病院HPをお待ちください!
(編集長)
—–
その時、あなたは何が出来るでしょう?
これは実際に編集長が経験したことです。
それは7年前の東日本大震災の時のこと。
そんな時、震災の影響で搬送されてきた
患者がいました。
すでに心肺停止状態。
編集長も加わって、いつも通りに
蘇生をしていました。
でも心拍は再開しない・・・。
その時、救急科の先生が
「あと〇分やって戻らなければ黒とします!」
とスタッフみんなの前で宣言しました。
「黒!?」
その時、編集長は初めて災害現場に
いることを実感しました。
もちろんトリアージで黒、赤、黄、緑
があることは知っていました。
でも、自分の目の前にいる患者さんが
黒と判定にされるなんて、正直考えても
いませんでした。もちろん、自分で黒と
判定できる勇気もありませんでした。
でも考えてみて下さい。
大規模災害や多数の傷病者がでる
事件や事故は絶えず発生しています。
そんな状況では使える医療資源は
限られています。つまり、通常の医療
とは全く異なっているのです。
人も薬剤も限られ、災害で停電となれば
採血だけでなく、レントゲンやCTなど
検査も十分に出来ません。
そんな状況で多数傷病者をどう
コントロールするのか?
多数傷病者を受け入れる病院は
どうすればいいのか?
少ない医療資源をどのように
有効に使えばいいのか?
そんな状況にあなたが遭遇しない
という保証はありません。
もし、そこに居合わせたら、
あなたは何が出来るでしょう?
水戸医学生セミナーでは
東日本大震災を経験してから、大規模災害
や多重事故など、多数傷病者への
対応標準化トレーニングコース
(MCLS:Mass Casualty Life Support)
についても扱うようになりました。
MCLSで扱う領域について大学で
取り上げられることは、まずありません。
それは、多数傷病者がいる場合は
通常の臨床とは異なるからです。
このような状況下では、日常臨床から
スイッチを切り替える必要があります。
非日常の状況で、自分はどうすべきかを
知っておくことで、落ち着いて行動
できるようになるのです。
水戸医学生セミナーでは、そんな現場
での対応を学び、体験することが出来ます。
「その時」に備えて、あなたもMCLSを
ぜひ身に付けてください。
第19回目となる水戸医学生セミナーの
募集がもうすぐ始まります。特典もあるので、
見逃さないようにご注意ください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆冬休みは病院見学のチャンスです!
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
ちょっと想像してみて下さい・・・
研修医になってもうすぐ10か月目です。
あと数か月すれば、新しい研修医も
入ってきます。
たまに指導医に注意されることはあり
ますが、仕事の段取りもスムーズに
できるようになりました。ER当直も、
最初のころのようには緊張しなくなり、
ちょっとだけ自信も出てきた時期です。
医学生のあなたも、来年の今頃は
きっとこんな状況になっているはずです。
でも、ちょっと想像してみてください。
もし、あなたがER当直をしている時に
多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。
しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。
何から手を付けたらよいのか、
最初に何をすべきなのか、
あなたは準備が出来ていますか?
あなたが研修医となって当直をする
ようになると、考えている以上に
外傷患者が来ます。
多くは軽傷かもしれません。
でも、交通事故など重傷多発外傷も
搬送されてきます。
自分はどうしたら良いのか?
看護師さんたちは、どう動いて
もらったら良いのか?
こんな時に役に立つのがJATECです。
JATECはJapan Advanced Trauma
Evaluation and Careのことで
外傷患者への初期対応を定めた、
言ってみればACLSの外傷版です。
JATECを知っていれば、当直中に
重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、
慌てることなく初期評価・初期対応が
出来ます。もちろん看護師さんにも
うまく仕事をお願いすることが出来ます。
少なくとも外科医や上級医が来てくれる
までの場をつなぐことができます。
ところがJATECを受講しようと思っても、
定員が少なく開催も限られており、
何より受講料が少々高いので、あなたが
受講するにはハードルが高すぎます。
でも安心してください。JATECのエッセンスを
当院で学ぶことが出来ます。
10年前から年2回のペースで開催している
水戸医学生セミナーでは、第1回目から
このJATECのエッセンスを講習に取り
入れています。
座学だけでなく、2日目に行われる
メディカルラリーで実践してみることで、
確実に理解が深まります。
正式なコースではありませんが、外傷の
初期対応について基本を知っているだけで、
落ち着いて行動できるようになります。
あなたが研修医として働き始めてから、
役立つことを実感できるでしょう。
そんなJATECのエッセンスを学べる
水戸医学生セミナーの募集がもうすぐ
始まります。特典もあるので、
見逃さないようにご注意ください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆冬休みは病院見学のチャンスです!
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
小児喘息のみかた・・・第3回水戸医学生“小児科”セミナーより
水戸医学生“小児科”セミナーの
ミニレクチャーから紹介します。
最初は、塚越先生から小児喘息に
ついてのレクチャーがありました。
さて、あなたに質問です。
気管支喘息とは、どんな病気(病態)で、
どう診断するのでしょう?
実は、これにスラスラ答えられる
研修医は、ほとんどいません。
気管支喘息とは
・発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や
咳嗽、呼気延長、呼吸困難を繰り返す疾患
・基本病態は、慢性の気道炎症と気道過敏性
の亢進
・慢性炎症により気道の線維化、平滑筋肥厚
など構造変化(リモデリング)を来す
診断は、下のフローチャートのように
喘鳴を繰り返す病歴があり、鑑別疾患を
除外し、治療への反応などから診断します。
決して、何か一つの検査をすれば診断できる
というものではありません。
そして乳幼児喘息の病態は
・IgE関連喘息(アレルゲン誘発性喘息
/アトピー型喘息)
・非IgE関連喘息(ウイルス誘発性喘息)
の二つがあります。
IgE関連喘息の特徴としては
・両親の少なくともどちらかに喘息の既往がある
・アトピー性皮膚炎あり
・吸入アレルゲンに対する特異的IgE抗体が検出
・抗IgE血症の既往や家族歴あり
・喀痰中に好酸球やクレオラ体が存在
・気道感染がない時に呼気性喘鳴を来す
などが知られています。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆病院見学に来ませんか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
第3回水戸医学生“小児科”セミナー開催報告!
12月15日に3回目となる水戸医学生
“小児科”セミナーが開催されました。
北は福島、南は長崎から小児科に関心の
ある医学生11名が参加してくれました。
午前中は小児科のミニレクチャーに加え、
PALS(Pediatric advanced life support:
小児二次救命処置)のミニ講習と実技
そして午後にはメディカルラリーと
盛りだくさんの1日になりました。
どんな内容かと言うと・・・・・、
1、ミニレクチャー
こども病院の先生から気管支喘息と
アナフィラキシーのレクチャーがありました。
どちらもERではすぐに対応できないと
いけないコモンな疾患です。エピペンの
練習もあるなど、各グループで盛り
上がっていました。
2、ランチョンセミナー
水戸済生会総合病院で長く小児科を務められ、
現在も顧問として第一線で診療されている
内谷哲先生の講演がありました。
3、PALS・搬送・トリアージ
コースディレクターの菊地先生とこども病院
の淵野先生からPALSのエッセンスを
ぎゅっと凝縮した講義と実習がありました。
大人のACLSとの違いをおさえながらの
分かりやすい講義でした。
4、メディカルラリー
メディカルラリーでは小児の内因性疾患、
外因性疾患など、計4つのステージで
得点を競いました。
今回参加してくれた医学生の中には、
過去の医学生セミナー参加者もいましたが、
初参加の医学生も、小児科を考えている人、
小児外科を目指したい人など、目的意識を
もって参加してくれた人が多く、我々スタッフも
大いに刺激を受けた1日でした。
それぞれの内容はもう少し詳しく
このブログで紹介していきます。
お楽しみに!
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆病院見学に来ませんか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
輸液ならどうする?・・・・第26回鑑別診断道場より
第26回鑑別診断道場の特別講演から
最後の記事になります。
前回は小児の脱水への対応として、
経口補水療法について紹介しました。
では輸液(経静脈的輸液療法)なら
どうすればいいでしょうか?
前回と同じ1歳3か月 10㎏の小児
で、考えてみましょう。
まずは初期輸液として細胞外液
もしくは1号液を10~20ml/㎏を
1~2時間で点滴します。
つまり、
200mlを2時間で点滴するので、
100ml/hで開始します。
尿が出たことを確認して、下にある
Holiday-Segarの式を参考に維持輸液を
考えましょう。
体重が10㎏なら、40ml/hの点滴速度
となります。
前回紹介した経口補水療法の指導と
今回の点滴の目安を覚えておけば、
ERで焦らなくて済むようになりますよ。
ぜひ使ってみてください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆病院見学に来ませんか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
経口にする? それとも点滴?・・・・第26回鑑別診断道場より
第26回鑑別診断道場の特別講演からです。
前回は脱水の評価について紹介しました。
今回は脱水への対応です。
脱水の対する初期治療としては
口から飲ませる(経口補水療法)と
点滴する(経静脈輸液療法)とが
ありますが、どう使い分ければよい
でしょうか?
↓
↓
答えは
・経口補水療法は中等度以下の脱水の場合
・経静脈輸液療法は重度の脱水の場合
に推奨されます。
では、あなたが当直中にERでこんな症例に
遭遇した時のことを考えてみましょう。
1歳3か月 10㎏の小児
急性胃腸炎による下痢、嘔吐で中等度の
脱水と判断しました。(ここでは5%脱水
として、不足分は500mlとします)
中等度脱水なので、経口補水療法が
良いと考えました。
では、親にはどのように指導しますか?
↓
↓
「水分を良く摂らせてください」と言うだけ
では、親は不安になります。できるだけ
具体的に飲ませ方を教えるべきです。
鈴木先生からは、ガイドラインに
「中等度の脱水のある急性胃腸炎に
対する初期治療として、4時間以内に
不足分の水分を経口補水液で経口
摂取する」とあることを踏まえ、
・不足分500mlを4時間で摂取
・つまり1時間あたり125ml
・10分間で約20ml摂取すればよい
となります。
ここでペットボトルのキャップは
1杯あたり5~6mlなので、10分間で
キャップ4杯分の水分を飲ませればOK
ということになります。
これくらいのペースなら何とか
できそうな気がしませんか?
できるだけ、分かりやすい目安を
示して指導すると、親も安心します。
(編集長)
症例の相談中
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆病院見学に来ませんか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–