臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
縫合結紮セミナー2024
恒例となりましたが、今年も研修医向けに消化器外科の先生方が、実際のブタの皮を使って縫合・結紮指導(Wet lab)をしてくれる縫合結紮セミナーが開催されました。
J1のうち数名はすでに縫合の経験がありますが、ほとんど未経験ですので非常に楽しみにしていたようです。
はじめに針と糸の基礎知識を教わって、次に実技です。針を垂直に入れるとか、手首を使うとか、言われれば分かるのですが、実際にやってみるとうまくいきません。速く、緩まないように結紮する、無駄な動きをせずに速く縫合するために持針器の持ち方、針運びなど、繰り返し練習が必要です。
外科系に進んだ先輩たちは、縫合・結紮だけでなく腹腔鏡の自主練も黙々とやっていました。手技が苦手という人はもちろんいますが、短い時間を見つけて繰り返し練習を続けることが大事で、必ずや練習しただけの成果は得られます。たとえ外科系に進まないとしても、ちょっとした縫合が必要になる場面に必ず遭遇しますので、ぜひ頑張ってください。
(編集長)
かなり真剣にやってます
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆病院見学に来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?
あなたの目で確かめてみてください!
病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。
なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、
下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。
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患者さんが話しやすいネタは?
80歳代の患者さんがリンパ腫の化学療法目的に入院していました。化学療法後に発熱を来し、それを契機に食欲も落ちてしまいました。解熱し、採血データも良くなっているのですが、なかなか元気がでません。入院時はそれなりに話が続いていたのですが、このところ悲観的な言動が聞かれるようになって、あまり話もしてくれなくなりました。
こんな時、あることを話題にしたら、その後は患者さんの方からいろいろ話をしてくれるようになり、食欲も出てきました。何を話題にしたと思いますか?考えてみてください。
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答えは、「家族のこと」です。「家族」と言っても実は自宅で飼っている「犬」のことを話題にしてから話が続くようになって、だんだん元気になってくれました。
患者さんが、あまり話してくれないことはよくありますが、こちらとしては結構ストレスですよね。こんな時は、FORMを意識して質問してみるといいかもしれません。
FORMとは
Family:家族のこと
Occupation:仕事のこと
Recreation:趣味のこと
Message:自分の信念や人生観など
これらのトピックについては、自分から話しやすい話題だということが分かっています。冒頭の症例も、患者さんが家族同様に思っているワンちゃんの話をきっかけに、いろいろと話をするようになり、抑うつ傾向も改善して、食欲もでてきました。あなたとの会話で患者さんが元気になることがありますから、是非ともFORMを使ってみてください。
(編集長)
ベッドサイドでCV挿入♪
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【お知らせ】2025年度採用 県立こども病院専攻医(後期研修)説明会
ご存知の通り水戸済生会総合病院は県立こども病院と隣接していますが、そのこども病院から専攻医(後期研修)説明会の案内が届きましたのでご案内します。
当院は小児科や産婦人科を志望する初期研修医が比較的多いのが特徴です。毎年1~2名の当院の初期研修医がこども病院での専門研修に進んでいるのですが、特にこの春には過去最多の3名がこども病院での専門研修プログラムに選択し、さっそく活躍してくれています。
こんな背景もあって、当院に病院見学にお越しいただいた際には、こども病院の見学も可能です。タイミングが合えば当院で初期研修を終えて、こども病院での専門研修を行っている先輩と話すチャンスがあるかもしれません。
またタイミングによっては、こども病院のエコー室やカンファレンスに参加することもできるかもしれませんので、小児科に関心のあるあなたはぜひ実際に病院見学にお越しください♪
こども病院のサイトも是非ご覧ください♪
(編集長)
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腹腔鏡セミナー2024
毎年恒例となりましたが、消化器外科主催で腹腔鏡セミナーが開催されました。当院には腹腔鏡のドライラボがありますが、部屋がちょっと狭いので2回に分けての開催です。
当院にはダビンチも導入されて消化器外科で症例を重ねていますが、まだまだ腹腔鏡が手術が中心です。
研修医らには腹腔鏡での糸結びにチャレンジしてもらいましたが、簡単そうに見えて、ものすごく難しいことが分かってもらえたと思います。たとえ上手くできなくとも、腹腔鏡手術でカメラ持ちをしている時に、術者がどこを掴んで、どのくらい引っ張り上げているのかなど、観察ポイントが分かるようになります。
腹腔鏡に限らずホントにできるようになるには、何度も繰り返し練習が必要ですが、ただ数をやるだけでなく、上手な人の手技を見て、それからまた自分でやってみる、というプロセスが大事です。ぜひあなたも挑戦してみてください。
(編集長)
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徳田先生のカンファレンス2024
徳田安春先生の症例検討会が先週開催されました。
この企画は毎年恒例となっていますが、茨城県が主催しているもので、徳田先生が県内の各臨床研修病院をまわって症例検討会を行うもので、年2回開催されています。徳田先生は著書も多数あり、あなたも知っているかと思いますが、当院とは徳田先生が水戸協同病院に赴任した17年前からのお付き合いになります。
今回もJ1の二人が症例提示をしてくれました。1例目は意識障害の鑑別がポイントでしたが、なかなか鑑別診断を挙げるのが難しい症例でした。そこは徳田先生がVINDICATE!!!Pを多用して診断に至りました。
ちなみに初期研修医に加えて、実習中の医学生や特定行為研修を終えた看護師さんたちも参加して盛り上がりました。看護師さんたちも普段からアセスメントを鍛えられているので、なかなかイイ答えて出していたようです。研修医も負けないように頑張ってください♪
徳田先生、どうも有難うございました!
(編集長)
身体診察の実技付き♪
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【レジナビ東京・初期研修】ブースにお越しいただき有難うございました!
6月16日(日)に東京ビックサイトでレジナビFair2024 東京~臨床・専門研修プログラム~ が開催され、当院も出展しました。
今回のレジナビは初期研修だけでなく専門研修プログラムも紹介する合同のイベントで、参加者のうち医学生は2000名を超え。初期研修医は200名程度とコロナ前の動員数にほぼ近い感じになっていました。
今回は専門研修プログラムの含むイベントだったので、初めてこども病院と隣り合わせのブースで出展しました。当院ではJ1の2名とJ2の2名、そして指導医2名の6名体制で臨みましたが、50名を超える医学生が足を運んでくれました。どうも有難うございました!!
こんな感じで盛況でした♪
こども病院のブースと隣接したことで、小児科志望の医学生がこども病院のブースで行われている小児エコーハンズオンに参加して、そのあとに初期研修の話を当院のブースで聞いてくれたり、当院ブースの人手が足りない時には3月まで当院で初期研修をしていて現在はこども病院で研修中の藤森先生が助っ人で説明してくれたりと、イイ感じで進んでいきました。
こども病院ブースのエコーハンズオン
(ホントに小児のエコーです)
6年生もいましたが、5年生が多かったですし、小児科志望以外の方も、全くのフリーの方も話を聞いてくれて、それぞれの悩みや不安を少しは解消するのにお役に立てたかと思います。
6年生のあなたにとっては、あっという間にマッチング面接の時期になります。採用サイトからの募集を開始していますので、ぜひチェックをお願いします。
4年生、5年生のあなたは、少し早いですが夏休みを利用した病院見学の予定も考え始める時期になってきました。当院の病院見学では原則として、午前中に1つ、午後に1つの計2つの診療科を選択していただきます。日によっては病棟業務ばかりという時は、臨機応変に他の診療科の見学も手配ていますので飽きさせません! ぜひお申し込みをお待ちしています。
(編集長)
隣り合わせで出展
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【御礼】エムスリーのオンライン病院座談会
6月12日にエムスリーのオンライン病院座談会に当院も参加しました。ご参加いただき有難うございました。
エムスリーのWeb座談会は司会者付きでレジナビよりも時間に余裕のある40分枠の形式です。前半のスライドを使った病院紹介もレジナビより内容を盛り込めますし、後半の質疑応答では司会者が上手にコントロールしてくれます。
今回は研修を始めて3か月目のJ1の川並先生と一通り仕事のできるようになったJ2の宮田先生の2人の研修医に参加してもらいました。6年生だけでなく、4年生や5年生も参加いただいていましたが、当院のイメージを少し掴んでいただけたかと思います。
6年生のあなたにとっては、あっという間にマッチング面接の時期になります。当院では昨日から採用サイトからの募集を開始していますので、ぜひチェックをお願いします。
4年生、5年生のあなたは、少し早いですが夏休みを利用した病院見学の予定も考え始める時期になってきました。当院の病院見学では原則として、午前中に1つ、午後に1つの計2つの診療科を選択していただきます。日によっては病棟業務ばかりという時は、臨機応変に他の診療科の見学も手配していますので飽きさせません! ぜひお申し込みをお待ちしています。
最後に、明日6月16日開催のレジナビ東京には現地参加します。ぜひブースでお会いしましょう!
(編集長)
今回はこの2人♪
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総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆いよいよ明日開催です!
レジナビFair2024 東京 ~臨床・専門研修プログラム~
6月16日(日)東京ビックサイトで直接お会いしましょう!
レジナビ東京に水戸済生会も出展します。
当院の初期研修から専門研修まで包み隠さずお話しします♪
しかも、当日は茨城県立こども病院と隣り合わせのブースで出展しますので、
小児科のことも聞けちゃいます。当院の研修医も多数参加予定ですので、
直接質問をぶつけてみてください!!
参加にはレジナビからの参加申し込みが必要です。
下のリンクから申し込んでからご参加ください。
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【明日から申し込み開始】令和7年度採用初期研修医の採用について
5月末に来春採用の募集要項を採用サイトにアップしましたが、6月14日午前10時より応募フォームからの受付を開始します。
昨年同様に新型コロナウイルス対応として始めた直接面接とZoomを用いたWeb面接の併用を今年も継続します。また水戸済生会ではWebのみで申し込みが完結するので、印刷や郵送が不要です。
直接面接は2回開催しますが、それぞれ8名までとし、直接面接が定員に達した場合はWeb面接になりますのでご了承ください。またWeb面接では日程調整が必要となりますので、できるだけ早めにお申し込みください。もちろん、いずれの方法を選択しても選考基準に違いはありません。
昨年と異なる点としては、①締め切りを若干前倒しした点 ②「小論文」としていたものを「エッセイ」とした点、そして③Webでの申し込みの際に「エッセイ」を提出していただく点です。小論文のような形式にあまりとらわれずに、ご自分の経験や考えなどを「エッセイ」としてまとめていただき、申し込み時点で提出してください。
(編集長)
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◆レジナビFair2024 東京 ~臨床・専門研修プログラム~
6月16日(日)東京ビックサイトで直接お会いしましょう!
レジナビ東京に水戸済生会も出展します。
当院の初期研修から専門研修まで包み隠さずお話しします♪
しかも、当日は茨城県立こども病院と隣り合わせのブースで出展しますので、
小児科のことも聞けちゃいます。当院の研修医も多数参加予定ですので、
直接質問をぶつけてみてください!!
参加にはレジナビからの参加申し込みが必要です。
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当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?
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【開催報告】第36回茨城県央レジデントセミナー
6月6日に36回目となる県央レジデントセミナーが開催されました。
このセミナーは水戸地区の4つの研修病院(水戸済生会総合病院、水戸協同病院、ひたちなか総合病院、水戸医療センター)の研修医が集まって、研修医同士の勉強や交流を目的に年に2回のペースで開催しているものです。
前回は昨年11月にひたちなか病院を会場に開催しましたが、今回は水戸協同病院を会場にハイブリッド開催となりました。
前半の「鑑別診断道場」のパートでは、ひたちなか総合病院と水戸医療センターからの症例提示があり、後半のレジデントセミナーのパートでは、水戸協同病院総合内科の長崎先生から「研修医のためのEBM入門」というタイトルで講演していただきました。EBMというと何となく敷居が高い感じがしてしまうかもしれませんが、「患者さんのためにやる」という長崎先生の気概が伝わる講演でした。
ちなみに、ひたちなかの症例は破傷風の開口障害の症例、水戸医療センターの症例は失神の鑑別を丁寧にしていき、薬剤性と診断した症例でした。今回は水戸済生会の役割はなかったのですが、会場にJ1も参加して一生懸命に鑑別を考えていました。たとえ分からなくとも、切羽詰まって一生懸命考えることが非常に大事で、この短い時間でも何か得るものがあるものです。
必死に考え中
研修医目線で、普段の診療のレベルアップを目指す県央レジデントセミナーは今後も続きます。次回は来年10月の予定ですので、興味のある方はご連絡ください♪
(編集長)
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
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◆レジナビFair2024 東京 ~臨床・専門研修プログラム~
6月16日(日)東京ビックサイトで直接お会いしましょう!
レジナビ東京に水戸済生会も出展します。
当院の初期研修から専門研修まで包み隠さずお話しします♪
しかも、当日は茨城県立こども病院と隣り合わせのブースで出展しますので、
小児科のことも聞けちゃいます。当院の研修医も多数参加予定ですので、
直接質問をぶつけてみてください!!
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舩越先生のZoomレクチャー2024・・・ER診療の大原則
6月5日に東京ベイ浦安市川医療センター救急集中治療科(救急外来部門)部長の舩越拓先生にZoomでレクチャーを行っていただきました。
舩越先生のことは、このブログで何度も紹介していますが、救急領域では名が知られた存在の先生で、多くの監訳や著書があり、レジデントノートなどの雑誌の企画も行っています。
編集長とはIVRつながりから兄弟子、弟弟子という関係で、コロナ前からレクチャーをお願いしていました。昨年に引き続き、今年度も4,5回はレクチャーをしていただく約束を取り付けて、今回のレクチャーとなりました。
今回は年度初めでしたので、「ER診療における大原則」というテーマでお話いただきました。その中から内容を少しシェアしたいと思います。
ER診療の特徴を整理すると以下の4つになります。
①⼀般病棟と違うところ → Problem searching
ERは患者の何が問題なのかを明らかにする場
②専⾨医と違うところ → Rule out worst scenario
ERでは診断に固執せず、最悪のシナリオを除外する
③⼀般外来と違うところ → Vital sign
バイタルサインは裏切らない、バイタルに異常がある患者は安易に帰宅させない
④⽇中とちがうところ → Egalitarian(平等主義者)
救急患者のすべてが緊急性を要しない。通常の医療システムから抜けた患者が緊急の顔で来ているだけ。相⼿の事情をまずは理解してなにかできないか考える
なるほどですよね。そして研修医は①のProblem searchingがなかなか上手くいかないことが多いのですが、そのTipsも紹介してくれました。
問題解決のためのTipsは、とにかくΔ(デルタ)をはっきりさせる ことです。
“ここ最近で急に調⼦が悪くなって”で終わらせない
・そもそもどういう状態なのか(もともと歩けていた? 寝たきり?)
・いつからそれが損なわれたのか(何日前? 何週間前? 何か月前? 何年前?)
・それに対してどうなっていたのか(悪化している? 不変? 改善傾向?)
・なんで今、ここに来たのか
・そもそも、その情報信頼できますか(本人? 同居家族から? 非同居家族から?)
ぜひあなたもこの点を意識しながら患者さんの話を聞いて、問題点を明らかにしてみてください。
(編集長)
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