
臨床研修ブログ
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抗菌薬の整理法15 抗ヘルペスウイルス薬
少し間が経ってしまいましたが、今年度2回目となる松永先生の感染症カンファが開催されました。
例年のことですが、2回目は「微生物・抗微生物薬」をテーマに約3時間で、あなたの苦手な抗菌薬を一気にまとめて整理してくれます。
「抗菌薬は何となく使っている」「上の先生が良く使っているから」といったレベルから、「この菌を狙うなら、この抗菌薬」という感じに、それぞれの位置づけを理解できるまでにレベルアップしてくれるレクチャーです。
J1にとっては、初期研修が始まってから指導医に言われたまま処方していた抗菌薬の役割を改めて確認する機会になりますし、J2にとっては1年間に自分で処方したことを踏まえて、知識の再確認になる貴重な時間です。
以前からこのブログで各抗菌薬について紹介してきましたが、最近は膠原病内科や血液内科などを中心に抗ウイルス薬を使う機会が増えてきたこともあり、抗ウイルス薬について若干分量を増やしていただきましたので、今回はそこからのシェアで、抗ヘルペスウイルス薬を整理してみます。
まずは、治療薬のあるウイルスは以下の通り
・ヘルペスウイルス属(一部には治療薬のないものもあり)
・インフルエンザウイルス
・新型コロナウイルス
・B型、C型肝炎ウイルス
・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
ヘルペスウイルス属に対する抗ウイルス薬は以下の表にまとまっています。
治療薬がないのが、EBウイルスとカポジ肉腫と覚えておけばイイですね。
過去の抗菌薬の記事はこちら
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(編集長)
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