臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

多数傷病者がいる時・・・MCLS

2026.01.20
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

おかげさまで、第25回水戸医学生セミナーは定員に達しましたので、締め切らせていただきました。

ご応募いただき有難うございました!

当日お会いできることを楽しみにしています!

 

さて、水戸医学生セミナーでは2日目にメディカルラリーを行います。現在はラリーのシナリオ作成にとりかかっていますが、過去の水戸医学生セミナーでは内因性疾患をベースにACLSを行うシナリオと、外傷患者にJATECやMCLS対応を行うシナリオの、2つのパターンがありました。

 

ここで出てくるMCLSとは、Mass Casualty Life Supportという大規模災害や多重事故など、多数傷病者への対応標準化トレーニングコースのことです。

 

あなたもERに患者さんが3名以上いると、どの患者さんに何をやっているのか混乱した経験があると思いますが、外傷や災害などでもっと多数の傷病者がいる場合は、通常の臨床と異なって日常臨床からスイッチを切り替える必要があります。これにはMCLSの考え方とトレーニングが必要で、2011年の東日本大震災を経験してから、我々も必要性を実感して医学生セミナーのラリーでもMCLSを取り扱うようにしたという経緯があります。

 

今回は、このMCLSのキモである「スイッチを入れてCSCATTT」について紹介します。

 

スイッチを入れて:ここは災害現場、通常とは違うと自分にスイッチを入れる

C: Command & Control 指揮と統制 

S: Safety 安全

C: Communication 情報伝達

A: Assesment 評価

T: Triage トリアージ

T: Treatment 治療

T: Transport 搬送

 

そして、災害現場で収集すべき情報が「いざ!危機管理!」です。

 

い:いつ? どんな?

ざ:座標、正確な場所

き:危険な状況、危険物

き:緊急機関、応援要請

かん:患者数、重症者数

り:利用経路

 

この中で一番大事なのが最初の「スイッチ」です。繰り返しになりますが、MCLSは通常の臨床とは異なりますので、「これは災害だ!多数傷病者事案だ!」と認識して、自分とチームと本部にスイッチを入れる必要があります。スイッチを入れることで、通常の病院での診療ではない、少ないリソースしかない、災害モードで活動することが一緒にいるスタッフにも周知されます。

 

災害医療は自分には関係ないと思うかもしれませんが、こればかりは分かりません。ぜひともあなたの頭の片隅にでも覚えておいてください。

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでのラリーの一コマ

(こんな感じで複数の傷病者役がいます)

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

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◆病院見学に来ませんか?

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なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

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外傷のときは・・・「MIST」と「おいも」

2026.01.17
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

あなたがERで日勤をしていると救急隊からの搬送要請が入りました。ちょうど指導医の先生が処置中だったので、あなたがホットラインに出ると、30歳代男性のバイクの単独事故とのこと。

こんな外傷患者の時には、救急隊からどんな情報を得て、どんな準備をしたらよいでしょうか?あなたは準備ができていますか?

こでのポイントが「MIST」です。

 

MISTとは

 M:Mechanism 受傷機転

 I:Injury 受傷部位

 S:Sign バイタルサイン

 T:Treatment 治療・処置

 

これらの情報をある程度得られたら、次は受け入れ準備です。

 

スタッフの召集と情報共有を行い、カルテがあれば過去の状況を確認しましょう。モニター類の準備や感染防御も大事です。そして加温された輸液やエコー、ポータブルレントゲンの準備まで出来ると完璧です。

 

いよいよ救急車が到着しました。救急車を降りて、ERのストレッチャーに移すまでの間も無駄にしません。出迎えたら、ストレッチャーで搬入される患者さんに話しかけます。

 

話かけながらABCDの異常が無いかをざっと確認(第一印象)します。

・発語の有無 → Aの評価

・息遣い → Bの評価

・意識状態 → Dの評価

・皮膚と脈をみる+外出血の有無 → Cの評価

 

細かくなくてOKですから、これらを15秒以内で行います。そして、ここで得られた第一印象をもとにしてスタッフに指示を出します。

 

具体的には、

アンパッケージ

外傷患者はバックボードに固定されて運ばれてきますので、頸椎の保護をしながら頭側から固定を解いていきます。

 

②おいも

「お」はOxgen酸素投与、「い」はivライン(静脈)確保、「も」はモニター装着 をスタッフに指示します。そして全身観察できるように衣類の除去もしていきます。

 

外傷患者では、救急隊からの情報収集「MIST」と、ERに到着してからの第一印象、そしてスタッフへの「おいも」の指示というスピーディーな動きが大事になります。実際のERでは、分かっていても声が出ない、動けないことは良くあります。繰り返し練習と実践することが大事になります。

 

今回紹介したのはJATECのほんの一部ですが、水戸医学生セミナーではこんな外傷患者の対応も学べて、メディカルラリーで体験できます。そんな水戸医学生セミナーの参加者を募集中です。定員まで、あと僅かとなりましたので、参加を迷っている方は、今すぐお申し込みください!

 

医学生セミナーの詳細はこちら

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでの一コマ(@水戸済生会)

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◆第25回水戸医学生セミナー

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

2026年2月28日(土)、3月1日(日)に開催します。

JATEC,MCLSなどの内容を盛り込んだメディカルラリーに挑戦してください!

医学生セミナーの詳細を今すぐ確認する

 

 

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CTまでは必要なかった・・・

2026.01.15
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

病棟から「患者さんが胸痛を訴えています」とコールがありました。

 

あなたは、心電図を電カルの画面で確認しましたが、少なくとも明らかな異常はなさそうでした。患者さんは40歳代の男性で、多くの冠危険因子を持っている人だったので、当然ながら急性冠症候群を疑って、採血と心エコー、そして冠動脈CTもすぐに撮影してもらえるとのことで撮影してもらいました。

 

画像を確認すると、心エコーも正常で、CTでも冠動脈に狭窄は見当たりません。大動脈解離もありません。ちょっと自信がなかったので、ベテランの放射線の技師さんにも見てもらいましたが、大丈夫とのこと。採血でもトロポニンの上昇はありませんでした・・・・。

 

一通り検査結果が出たところで患者さんのところに行ってみたら、そんなに具合悪くなさそうですが、やはり胸が痛いと言いながら、指1本で左胸の胸肋関節のところを触っていました。診察すると、その胸肋関節部に圧痛があって、深呼吸とか体をねじった時など、体動に伴って痛みが強くなるので、気になって看護師さんに言ってみた・・・。

 

先に患者さんのところに行って話を聞いて、簡単に身体診察をしておけば、わざわざCTなんて必要なかった・・・。あなたには似たような経験はないですか?

 

身体診察で全ての診断ができる訳ではありませんが、鑑別診断をかなり絞り込めます。そして検査の手間やノイズに振り回されることなく診断に最短でアプローチできる必須のスキルです。

 

水戸医学生セミナーの初日に水戸協同病院で行われる身体診察と鑑別診断では、日頃流してしまいがちな身体診察をじっくり勉強します。その身体診察の所見を踏まえて、鑑別診断を進めていくという企画です。

 

五感をフルに使って身体診察に取り組み、講師役の研修医から詳細なフィードバックを受けると、ベッドサイドに行っても怖くなくなります。あなたも身体診察のみで、どこまで診断に迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい。

 

そんな水戸医学生セミナーの参加者を募集中です。定員まで、あと僅かとなりましたので、参加を迷っている方は、今すぐお申し込みください!

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第24回医学生セミナーでの一コマ(@水戸協同病院)

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心停止時の鑑別は?・・・6H6T

2026.01.10
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

現在、「第25回水戸医学生セミナー」の参加者を募集中です。

医学生セミナーの詳細はこちら

 

今回は、その医学生セミナーで扱う内容からのシェアです。

 

************

ある夜に、あなたがERをやっていたところ、救急要請が飛び込んできました。

 

「50歳台の男性のCPA(心肺停止)症例です。自宅で胸痛を訴えたあとに突然意識を失いました。」

 

10分かからないうちに救急車は病院に到着しました。救急隊員が車内で点滴ルートを確保してくれて、胸骨圧迫を続けいていますが、まだ自己心拍は再開していません。あなたもERの看護師さんらとともに、手際よく胸骨圧迫を代ったり、薬剤投与を行います。

 

でも、この時にあなたには、もう一つやらなければいけないことがあります。

それは何でしょう?

それはCPAの原因を探ることです。なぜCPAに至ったのか、その原因がわからなければ同じことを繰り返してしまい、せっかくROSC(自己心拍再開)しても、その心拍をつなぎ留めておくことができなくなってしまいます。

 

蘇生と同時に、蘇生する先の「なぜ」を探る必要がありますその鑑別が「6H6T」です(5H5Tと言われることもあります)。

 

6H6Tとは、

Hypovolemia(循環血液量減少)

Hypoxia(低酸素)

Hydrogen ion(アシドーシス)

Hypo/Hyperkalemia(カリウム異常)

Hypoglycemia(低血糖)

Hypothermia(低体温)

 

Tamponade(心タンポナーデ)

Toxins(毒)

Tension pneumothorax(緊張性気胸)

Thrombosis coronary(冠動脈疾患)

Thrombosis pulmonary(肺動脈血栓)

Trauma(外傷)

 

この鑑別を常に頭の中に入れ、心肺蘇生法を行いながら、採血、レントゲン、エコーなどを並行して行っていきます。蘇生の先を見据えて行動することで、救命~社会復帰を手繰り寄せることができるのです。

 

なお、冒頭の症例はROSC後に冠動脈造影を行い、左冠動脈主幹部の閉塞を認めて急性心筋梗塞と診断されました。PCIとECMO+Impella管理で改善し、無事退院して社会復帰できました。

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでの一コマ

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

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2026年2月28日(土)、3月1日(日)に開催します。

JATEC,MCLSなどの内容を盛り込んだメディカルラリーに挑戦してください!

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【本日より受付開始】第25回水戸医学生セミナー

2026.01.06
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お待たせしました!

先週からご案内していた第25回水戸医学生セミナーの募集を本日から開始します。

 

この水戸医学生セミナーは、水戸済生会総合病院とお隣の水戸協同病院との共催で、2010年から新型コロナ流行前の2020年までの10年間に計20回を開催した医学生向けのイベントで、全国の医学生が参加してリピーター参加者もいるなど好評を博していました。

 

参加した医学生は、のべ160名以上となり、セミナーに参加した医学生が水戸済生会や水戸協同病院の初期研修医となってくれた人も多くいました。

 

この水戸医学生セミナーを昨年3月に水戸済生会の単独開催で、さらに7月には水戸済生会と水戸協同の共催で開催したところ、いずれも応募開始から1週間もたたずに定員に達しました。

 

さらに参加者からは

・学校の授業だけでは得られなかった生きた知識を知ることができました。

・講義+趣味レーションのサイクルは学んだことを刻み込みやすく、翌日のメディカルラリーでも生かすことができました。

・次回も挑戦します!

など嬉しいコメントと高評価をいただきました。

 

これを受けて、下記日程で「第25回水戸医学生セミナー」を開催することにしました。今回も「内科と救急のエッセンスを体験しよう」をテーマに水戸済生会ではメディカルラリーを、水戸協同では鑑別診断とフィジカルアセスメントを扱います。大学では扱わない内容ですので、ぜひ挑戦してみてください!

 

なお、この水戸医学生セミナーは宿泊費を含めて参加費無料という破格の企画なので、参加者は12名と限られています。今すぐお申し込みください!

 

【開催概要】

日時: 2026年2月28日(土)~3月1日(日) 1泊2日

    *2日目は14時頃に終了予定です。

場所:水戸済生会総合病院、水戸協同病院 (宿泊は当方で準備します)

対象:全国の 医学部 3、4、5年生 計12名

費用:参加費、宿泊費は無料ですが、病院までの交通費はご負担ください。

主催:水戸済生会総合病院、水戸協同病院

  

お申込みは、下記の申し込みフォームに必要事項を入力のうえ送信してください。

定員になり次第締め切りとさせていただきますので、今すぐお申込みください!

 

水戸医学生セミナーの申し込みはこちら

 

<申込時の注意点>

・上記フォームに必要事項をご記入いただき、内容をご確認のうえ、「送信する」ボタンを押してください。送信いただくと、入力したメールアドレスに自動返信メールが届きます。追って、担当者よりご連絡差し上げます。

・上記フォームよりお申込みいただくと、専用のマイページが作成されます。今後のご連絡ややり取りはマイページにて行います。

・自動返信メールにはログインに必要なIDとパスワードが記載されておりますので、必ずマイページへログインが出来るかご確認をお願いします。

 

あなたのご参加をお待ちしています!

水戸医学生セミナーの申し込みはこちら

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでの一コマ

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

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当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

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頭が真っ白になりました・・・

2026.01.03
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

「冷静に考えればそんなに難しいことじゃないのに、あの場でいろいろ言われると頭が真っ白になる・・・・。できなかったことは悔しいけど学生のうちに「知っているのとできるのは違う」ってことに気が付けたのは大きな収穫でした。」

 

これは以前に開催した水戸医学生セミナーでのメディカルラリーを終えた直後の参加者の言葉です。ラリー中に、この医学生が何をしていいのか分からず立ち尽くしていたので、終了後にスタッフが「どうでした?」と尋ねたらこの言葉が返ってきたそうです。

 

水戸医学生セミナーでのメディカルラリーは、医学生と研修医の4,5名が1チームとなって、約20分間のステージ中にスタッフが演じる患者のトリアージ、診断、処置を行い、その点数を競うものです。スタッフは臨調感あふれる演技で、参加者を戸惑わせます。

 

冒頭の医学生は、外傷患者を評価して、それに続けて現場での処置をしようとしていたのですが、別の傷病者役のスタッフから「はやく何とかしてくれ!」と大声で言われてしまったことで頭が真っ白になったのです。

 

あなたが知識としては知っている、理解していることでも、実際にやってみると出来ないことは多くあります。「そんなに難しいことじゃないのに・・・、」と、「できない自分」と今のうちに対峙しておくことは、これからの臨床の現場に出ていくあなたにとって間違いなく貴重な経験になります。

 

そんなメディカルラリーを体験できる水戸医学生セミナーを2月末に開催します。現在申し込みの準備中で、もう少しでご案内できます。来週のこのブログのチェックをお願いします!

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ちょっと想像してみてください・・・

2025.12.27
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になって、もう10か月目です。

 

あと数か月すれば、新しい研修医も入ってきます。たまに指導医に注意されることはありますが、仕事の段取りもスムーズにできるようになりました。ER当直も、最初のようには緊張しなくなり、とりあえず体は動くようになったので、ちょっとだけ自信も出てきた感じです。医学生のあなたも、来年の今頃はきっとこんな状況になっているはず。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

もし、あなたがER当直をしている時に多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

上級医が来るまでのわずかな間とはいえ、患者さんを目の前にして、何から手を付けたらよいのか、最初に何をすべきなのか、あなたは準備が出来ていますか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。JATECはJapan Advanced Trauma Evaluation and Careのことで外傷患者への初期対応を定めた、言ってみればACLSの外傷版です。

 

もしあなたがJATECを知っていれば、当直中に重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、慌てることなく初期評価・初期対応が出来ます。少なくとも外科医や上級医が来てくれるまでの場をつなぐことがあなたにもできるようになります。研修医になって、最初の外傷患者に遭遇した時から、役立つことを実感できるでしょう。

 

ただしJATECは受講の機会が少なかったり、費用も高いなど、あなたが受講するには少々ハードルが高いのが実情です。でも、水戸済生会ではコロナ前まで医学生のあなたにもJATECのエッセンスを学んでいただくセミナーを開催していました。それが水戸医学生セミナーです。

 

水戸医学生セミナーとは、水戸済生会総合病院とお隣の水戸協同病院との共催で、2010年から新型コロナ流行前の2020年までの10年間に計20回を開催した医学生向けのイベントです。全国から医学生が参加し、さらに参加した医学生が水戸済生会総合病院や水戸協同病院の初期研修医となってくれた人も多くいました。

 

コロナの影響でいったん中断していたのですが、2025年3月に水戸済生会総合病院単独で第23回目として復活させ、同年7月には水戸済生会総合病院と水戸協同病院の共催で第24回を開催しました。いずれも応募開始から1週間もたたずに定員に達し、さらに参加者から高評価をいただきました。

 

そしてこの度、第25回水戸医学生セミナーを開催することにしました。冒頭に紹介したJATECのエッセンスを学べる水戸医学生セミナーの募集を年明け早々に開始します。

 

救急に興味があるあなたにはもちろん、何でもできるようになりたいあなたも、救急は正直怖いと思っているあなたにも必ず役立つ内容です。

 

年が明けたらご案内できますので、このブログのフォローをお願いします!

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでの一コマ

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第24回水戸医学生セミナー 開催報告

2025.07.15
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

7月12日と13日に第24回水戸医学生セミナーを開催しました。

 

今年3月に5年ぶりに開催した水戸医学生セミナーですが、今回は当初のスタイルにもどって水戸協同病院との共催で行いました。筑波大学をはじめとした関東近郊の大学だけでなく、北は旭川医大や弘前大から、南は島根大や香川大と全国から定員を超える13名が参加してくれました。どうも有難うございました。

 

今回は、前回のノウハウをさらに進化させて、研修医が主体となってメディカルラリーのシナリオを作成し、看護師らスタッフの力も借りて準備を進めてきました。

 

1日目は朝から開始しましたが、最初にメディカルラリーで一緒に活動する3つのグループに分かれ、ペーパータワーでアイスブレイクしてからBLS、ALS、JATEC、MCLSの講習と実技を行いました。今回も救急科の高瀬先生に加えてJ2も講師役を務めてくれました。

 

 

参加者からは、「説明してから実践する形式がわかりやすかったです。また、研修医の先生方の適切なアドバイスのおかげでより確実に習得できました。」と嬉しい感想をいただきました。

 

昼食をとって、水戸協同病院に移動し、身体診察の取り方実習と症例検討会でした。水戸協同病院では総合診療科の小林先生と水戸協同病院の5名の研修医が講師役で神経所見の取り方、頚静脈の見方を教えてくれました。

 

 

参加者からは、「普段なかなかしっかりとやってこなかった神経診察を再確認し、実践するとても良い機会になりました。症例もとても骨のあるもので、力不足を実感しました。」といった感想をいただきました。

 

 

その後、症例検討会をやって夕方には終了し、夜は参加者と参加者と両病院の研修医とで懇親会でした♪

 

さて、2日目のメディカルラリーでは3つのステージを準備しましたが、前回のようにメディカルラリー経験者はいなかったので、あまり実力差はないものの、それぞれのチームで個性が出ていて編集長的には面白かったです。特に外傷対応のステージでは、シナリオ作成者の思惑通りに落とし穴にはまるチームがあったりと、だいぶ盛り上がっていました。実は、今回のシナリオ作成はJ2がやったのですが、作成段階から当院の研修医OBもいろいろとアドバイスしてくれましたし、当日には2人の先輩がお手伝いに来てくれて心強かったです。

 

 

講師役となったJ2だけでなく、医学生と一緒にラリーに参加したJ1にとっても学びの多い2日間になりましたが、何よりも医学生が満足してくれたのが嬉しかったですね。

 

 

感想の中には「1日目の講義にて学んだことを理解したつもりでいて、正確に実践しようと考えていたが、実際の症例になるとかなり難しく、視野が狭くなったり焦って抜けがあったりして、その難しさを感じました。自分を振り返って何が足りていないのかを把握し、今後に活かすとてもいい経験になりました。」といったラリーの難しさに気づいたコメントもいただきました。

 

「次回も挑戦したいです!」といったうれしい感想も多くいただきましたので、来春の開催を計画します。ご期待ください!!

(編集長)

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【本日より受付開始】第24回水戸医学生セミナー

2025.06.10
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お待たせしました!

先週からご案内していた第24回水戸医学生セミナーの募集を本日から開始します。

 

水戸医学生セミナーとは水戸済生会総合病院とお隣の水戸協同病院との共催で、2010年から新型コロナ流行前の2020年までの10年間に計20回を開催した医学生向けのイベントです。全国から医学生がのべ160名以上参加してくれ、セミナーに参加した医学生が当院や水戸協同病院の初期研修医となってくれた人も多くいました。

 

この水戸医学生セミナーを今年3月に水戸済生会の単独開催で復活したのですが、我々の心配をよそに、応募開始から1週間もたたずに定員に達してしまいました。

 

セミナー終了後のアンケートでは、参加者から

・学校の授業だけでは得られなかった生きた知識を知ることができました。講義+趣味レーションのサイクルは学んだことを刻み込みやすく、翌日のメディカルラリーでも生かすことができました。

 

・実際の救急現場を想定した雰囲気を感じられたとともに、アウトプットを重ねないとなかなか主導して動けないという経験ができたこと自体がとても良かったです。

 

・次回も挑戦します!

 

など嬉しいコメントをいただき、復活の手ごたえを感じて、今回は下記の日程で水戸済生会と水戸協同の共催で行うことにしました。

 

今回の水戸医学生セミナーでは「内科と救急のエッセンスを体験しよう」をテーマに水戸済生会ではJATECなどの外傷対応を含めたメディカルラリーを、水戸協同では鑑別診断とベッドサイドでのフィジカルアセスメントを扱います。

 

大学では扱わない内容ですので、ぜひ挑戦してみてください!あなたの参加をお待ちしています!

 

 

【開催概要】

日時: 2025年7月12日(土)~13日(日) 1泊2日

    *2日目は14時頃に終了予定です。

場所:水戸済生会総合病院、水戸協同病院 (宿泊は当方で準備します)

対象:全国の 医学部 4、5、6年生 計12名

費用:参加費、宿泊費は無料ですが、病院までの交通費はご負担ください。

主催:水戸済生会総合病院、水戸協同病院

  

お申込みは、下記の申し込みフォームに必要事項を入力のうえ送信してください。

定員になり次第締め切りとさせていただきますので、今すぐお申込みください!

受付は終了しました

 

<申込時の注意点>

・上記フォームに必要事項をご記入いただき、内容をご確認のうえ、「送信する」ボタンを押してください。送信いただくと、入力したメールアドレスに自動返信メールが届きます。追って、担当者よりご連絡差し上げます。

・上記フォームよりお申込みいただくと、専用のマイページが作成されます。今後のご連絡ややり取りはマイページにて行います。以前にフォームを送信済みの方はマイページからご連絡ください。

・自動返信メールにはログインに必要なIDとパスワードが記載されておりますので、必ずマイページへログインが出来るかご確認をお願いします。

(編集長)

 

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頭が真っ白になりました・・・

2025.06.07
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

「冷静に考えればそんなに難しいことじゃないのに、あの場でいろいろ言われると頭が真っ白になる・・・・。できなかったことは悔しいけど学生のうちに「知っているのとできるのは違う」ってことに気が付けたのは大きな収穫でした。」

 

これは以前に開催した水戸医学生セミナーでのメディカルラリーを終えた直後の参加者の言葉です。ラリー中に、この医学生が何をしていいのか分からず立ち尽くしていたので、終了後にスタッフが「どうでした?」と尋ねたらこの言葉が返ってきたそうです。

 

水戸医学生セミナーでのメディカルラリーは、医学生と研修医の4,5名が1チームとなって、約20分間のステージ中にスタッフが演じる患者のトリアージ、診断、処置を行い、その点数を競うものです。スタッフは臨調感あふれる演技で、参加者を戸惑わせます。冒頭の医学生は、外傷患者を評価して、それに続けて現場での処置をしようとしていたのですが、別の傷病者役のスタッフから「はやく何とかしてくれ!」と大声で言われてしまったことで頭が真っ白になったのです。

 

あなたが知識としては知っている、理解していることでも、実際にやってみると出来ないことは多くあります。「そんなに難しいことじゃないのに・・・、」と、「できない自分」と今のうちに対峙しておくことは、これからの臨床の現場に出ていくあなたにとって間違いなく貴重な経験になります。

 

そんなメディカルラリーを体験できる水戸医学生セミナーを7月に開催します。現在申し込みの準備中で、もう少しでご案内できます。来週のこのブログのチェックをお願いします!

(編集長)

 

第23回水戸医学生セミナーでの一コマ

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