臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
メディカルラリーのことはじめ
前回はメディカルラリーで
頭が真っ白になった話を紹介しました。
臨調感あふれるラリーは、
うまくいけば達成感がハンパないですし、
うまくいかない時は、悔しくてリベンジを
誓うことになります(笑)。
そんなメディカルラリーですが、
そもそもの由来をご存知でしょうか?
じつは、日本のメディカルラリーは
2002年に開催された大阪の
千里メディカルラリーが国内最初です。
なぜ国内でラリーが開催される
ことになったのか?
これには当院の前救命救急センター長
である須田先生が深く絡んでいます。
須田先生は、とっくに還暦を過ぎて
救命救急センター長を、現在の
村岡先生に譲られました。
ところが今でもふらっと現れて、
ドクターカーやドクターヘリに
乗っている、筋金入りの救急医です。
何度かテレビでも紹介されたことが
あるので、もしかしたらご覧に
なった方もいるかもしれません。
その須田先生が、海外で
メディカルラリーというものが
開催されていると聞いて、2001年に
友人の2人のドクターと共に参加
しました。
そのラリーは今から20年以上前の
1997年からチェコで開催されている
「Rallye Rejviz(ラリー・レビー)」で、
メディカルラリーの元祖と呼ばれる
ものです。
須田先生らはこの大会に日本から
初めて参加した訳ですが、
結果は散々なものだったそうです。
車で指定された場所に行き、建物の
中に入った途端に銃で撃たれて
すぐにゲームオーバーになったり、
診断を付けることに気を取られ
過ぎて時間切れになったりと、
大会スタッフには
「何しに日本から来たんだ?」
と言われたそうです。
安全確認をしないで救急活動を
始めてはダメという基本が頭に
無かったり、院内の救急室と
同じ感覚で野外での活動を
したことが敗因ですが、須田先生
らはかなりショックを受けたそうです。
でも、町中がラリーのステージに
なっていて、実際の車がひっくり
返してあったり、臨調感たっぷりで
非常に楽しかったそうです。
それから日本に帰ってきて、
一緒に参加した先生方と国内で
ラリーをやろうということになり
翌年の千里メディカルラリー開催に
至ったという話です。
水戸医学生セミナーのメディカル
ラリーは、今でこそ救急科のスタッフや
研修医がシナリオを作っていますが、
当初は須田先生がシナリオを作って
くれていました。
そう言った意味で、日本初のメディカル
ラリーの流れをくむ由緒正しい(?)
ラリーと言えるかもしれません。
そして国内唯一の医学生限定の
メディカルラリーでもあります。
ぜひ、あなたもメディカルラリーに
挑戦してください!
開催要項
【日程】
令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日
【場所】
水戸済生会総合病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の医学部4年生、5年生、6年生
計12名
【内容】
1日目午前
水戸済生会総合病院でのICLS
およびJATEC、MCLSの講習
1日目午後
水戸協同病院での内科ラウンド、
症例検討会
2日目午前
水戸済生会総合病院での
ミニメディカルラリー
2日目午後
セミナーのまとめ
【費用】
宿泊費およびセミナー中のお弁当は
当方で負担しますが、当院までの
往復の交通費はご負担ください。
第20回水戸医学生セミナーの申込みは
水戸済生会総合病院のリクルートサイト
https://recruit-mito-saisei.jp/
にアクセスして、
イベント申し込みフォームより、
必要事項を明記のうえ
お申し込みください!
(編集長)
—–
丸投げはNG
脳梗塞の既往があり、肺炎で入院
してきた患者さんを担当することに
なりました。
自宅では食事は自立していたよう
ですが、むせ込みもあって、食事が
とれるか、かなり怪しい・・・。
こんな時、あなたはどうしていますか?
病棟のベテランの看護師さんが
上手に食事介助をしてくれるかも
しれません。もしくは、看護師さんに
「食事は無理!」と、言われて
しまうかもしれません。
幸い、当院には言語聴覚士
(ST:Speech therapist)が複数いる
ので、嚥下の評価を行ってくれます。
それはとても有難いことなのですが、
回診で「食事はどうなの?」と質問
すると、「STさんにお願いしています」
と答えが返ってくることがあります。
ご承知の通り、STさんがすべての
病院にいる訳ではありません。
あなたも将来、STさんのいない病院で
働くこともあるはずです。
そんな時、どうしていいのか困らない
ようにしておきたいところです。
STさんがどうやって嚥下の評価を
しているのか、是非ともSTさんと
一緒に患者さんのところに行って
みましょう。
正確でなくとも構いません。
「大丈夫そう」、「危なそう」という
レベルでいいので、初期評価が
できるようになりましょう。
研修医の今から、なんでも丸投げは
NGです。まずはやってみてください!
(編集長)
点滴ラインの作り方を勉強中!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
令和元年8月2日(金) 3日(土)
の2日間で開催します。
多発外傷患者が搬送されて来た時、
初めに何をしますか?
もし多数傷病者が発生する多重事故や
災害が発生した時、あなたが最初に
するべきことは何ですか?
大学では教えてくれない現場での対応を、
こ
の「究極の体験型セミナー」で
身に付けてください!
現在、参加申し込みを
者受付中です!
定員まで、残り少なくなりました。
お急ぎお申し込みください!!
↓
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
—–
【御礼】ブースを訪問いただき有難うございました!
6月23日にレジナビフェア2019東京が
幕張メッセで開催されました。
全国の600以上の研修病院が出展し、
医学生が毎回3000名以上参加する
という大規模な就活フェアです。
当院は、今回は初めて単独ブースで
参加しましたが、約70名の方にブースを
訪問していただきました。
どうも有難うございました!
じつは、今までのブース訪問者は30名を
少し超える程度でしたが、今回は予想を
大幅に超える方にブースを訪問して
いただきました。
このため、終盤にお越しいただいた方々
には、病院パンフレットがなくなってしまい、
お渡しすることができず、大変失礼
いたしました。この場を借りてお詫び
申し上げます。
さて、そのレジナビですが、例年だと
夏のレジナビは5・6年生が中心ですが、
今回は4年生で、これから病院見学を
始めようという方も多くいたように思います。
ブースでは5名の研修医が、医学生に
説明をしてくれましたが、つい1年前に
同じように悩んでいて、そして実際に
当院で研修を開始している者からの
話は、実感がこもっていて、医学生に
伝わったように思います。
4年生や5年生は、まだ時間があるので
候補に考えている病院には、必ず
見学に行ってください。実際に足を
踏み入れないと雰囲気や空気感が
分かりません。もちろん、当院にも
ぜひお越しください!
ちなみに、今の当院の研修医たちも、
病院見学に来て、研修医や病院
スタッフの雰囲気が良かったという理由で
決めてくれた人が多くいます。
ぜひあなたも、当院への病院見学、
そして医学生セミナーなどのイベントに
お越しください!!
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
令和元年8月2日(金) 3日(土)
の2日間で開催します。
多発外傷患者が搬送されて来た時、
初めに何をしますか?
もし多数傷病者が発生する多重事故や
災害が発生した時、あなたが最初に
するべきことは何ですか?
大学では教えてくれない現場での対応を、
この「究極の体験型セミナー」で
身に付けてください!
現在、参加申し込みを
者受付中です!
定員まで、残り少なくなりました。
お急ぎお申し込みください!!
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◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
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明日は幕張でお会いしましょう!
明日、6月23日に
レジナビフェア2019東京が
幕張メッセで開催されます。
全国の600以上の研修病院が
出展し、医学生が毎回2000名ほど
参加するという大規模な就活フェア
です。
当院は今まで、茨城県合同ブースで
参加していましたが、今回はじめて
単独ブースでの出展することに
なりました!
明日は当院の研修医5名と編集長が、
当院のブースでお待ちしています。
ブースの場所は「C9」で
会場に入って右手の奥に進み、
ミスタードーナッツのドリンクコーナーの
手前付近にあります。
このブログでは紹介しきれない
生の研修医の話を、是非とも
聞きに来てください!
前回のレジナビでの一コマ
追記
「ブログ見てきました!」とお声かけ
下さい。粗品をプレゼントします!
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
令和元年8月2日(金) 3日(土)
の2日間で開催します。
五感をフルに使って真剣に身体診察に取り組み、
身体診察後の詳細なフィードバックを受ける。
すると、あなたはもう一度ベッドサイドに
行ってみたくなるはずです。
あなたは身体診察のみで、どこまで診断に
迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい!
水戸医学生セミナーは、大学の授業で
体験できない、内科と救急のエッセンスを
盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!
現在参加者受付中です。
定員まで あと6名 となりました!
お急ぎください!!
↓
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
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おへそから膿がでた
ERでも、病棟でも、たくさんの症状を
訴えて、何に困っているのか分から
ない患者さん、症状が漠然としている
患者さんにお会いする機会も多いと
思います。忙しい中、どこまで
お話を聞くべきなのか・・・・。
そんな時は、小さな娘さんがいる
お母さんだったり、翌日に会社がある
おじさんだったり、二次疾病利得が
ない人については特に、本当に診断を
つけてあげないと困る人が多いと
教わったことがあります。
ある日の午前3時のERのことです。
毎月数回ある、少し経つと自然に
良くなる腹痛症状の若い女性が
来院されました。複数回の来院歴が
ありましたが、来院時は症状は消失
していて緊急性はないものでした。
最初はエピソードから過敏性腸症候群
など、ストレスが原因かなと思った
のですが、気を取直して現病歴から
丁寧に問診しました。
何故かというと、本当に困っていそう
だなと思ったからです。
その場で診断は分からなかったけれど、
「おへそから膿がでた」という情報を
ゲットしていたことで、後日診断に
結びつきました。
おへその情報は、恥ずかしいし
要らない情報だと思い、今まで
医師には伝えなかったそうです。
その患者さんの診断は
尿膜管遺残でした。
スナップ診断で分からない患者さんを
研修医だけで診断をつける機会は
あまりないと思いますが、自分が
丁寧にお話を聞いたことで、患者さんの
助けになれば嬉しいですよね。
(おもち)
ERで、エコーの実践!
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◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
令和元年8月2日(金) 3日(土)
の2日間で開催します。
五感をフルに使って真剣に身体診察に取り組み、
身体診察後の詳細なフィードバックを受ける。
すると、あなたはもう一度ベッドサイドに
行ってみたくなるはずです。
あなたは身体診察のみで、どこまで診断に
迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい!
水戸医学生セミナーは、大学の授業で
体験できない、内科と救急のエッセンスを
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現在参加者受付中です。
定員まで あと6名 となりました!
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◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
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緊急度ゼロ!!
こんにちは。チームさんばです。
新年度になって少し落ち着いてきた
ところで、当周産期センターにて
緊急度0カイザーのシミュレーションを
行いました。
緊急度0?何のこと?と思うでしょうけど、
当院では帝王切開をスタッフ、手術部、
こども病院に連絡するときに
緊急度0,1,2,3、4で伝えます。
決まり事はこんな感じ
というわけで、緊急度0は大慌てなので、
訓練しておかないといけないのです。
手術室のスタッフや麻酔科の先生にも
協力していただいて行いました。
「先生!心音落ちてます。」
「回復しないね。これは早剥だ!
緊急度0でカイザーお願いします。」
という設定でした。
1.麻酔科医に連絡、当直課長に連絡、
こども病院に連絡(今回は省略)
2.手術室の準備、患者さんの移動、
家族への連絡(周産期スタッフは
すべてやります!)
3.手術室スタッフ到着までは手術の
器械を広げ、麻酔科医の介助もする
みんなで物の場所を確認、清潔操作の
確認、麻酔介助の確認を行いました。
少なくとも年に1度は、このシミュレーションを
行っているのですが、いつも患者さん役に
なってくれるのはH先生です。感謝(^^)
実は最近も、飛び込ませてもらった帝王切開
があり、訓練のたまもので、スムーズに
手術に向かえて赤ちゃん元気でした。
いつも有能なスタッフに感謝です。
(チームさんば)
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◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
令和元年8月2日(金) 3日(土)
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水戸医学生セミナーは、大学の授業で
体験できない、内科と救急のエッセンスを
盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!
現在参加者受付中です。
定員まで 残り6名 となりました!
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◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
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頭が真っ白になりました・・・。
「冷静に考えれば、そんなに難しいこと
じゃないのに、あの場でいろいろ
言われると頭が真っ白になる・・・・。
できなかったことは悔しいけど、
学生のうちに『知っているのとできる
のは違う』ってことに気が付けたのは
大きな収穫でした。」
これは水戸医学生セミナーでの
メディカルラリーを終えた直後の参加者の
言葉です。
ラリー中に、この医学生が何をして
いいのか分からず、立ち尽くしていたので、
スタッフが「どうでした?」と尋ねたら
この言葉が返ってきたそうです。
水戸医学生セミナーでのメディカル
ラリーは医学生と研修医の4,5名が
1チームとなって、約20分間のラリー中に
スタッフが演じる患者のトリアージ、
診断、処置を行い、その点数を競う
ものです。
スタッフは臨調感あふれる演技で、
参加者を戸惑わせます。
冒頭の医学生は、外傷患者を評価して、
それを踏まえて現場で処置をしようと
していたのですが、別の傷病者役の
スタッフから「はやく何とかしてくれ!」
と大声で言われてしまったことで
頭が真っ白になったのです。
あなたが知識としては知っている、
理解していることでも、実際にやって
みると出来ないことは多くあります。
「そんなに難しいことじゃないのに」と
「できない自分」と、今のうちに
対峙しておくことは、これからの
臨床の現場に出ていくあなたにとって
間違いなく貴重な経験になります。
ぜひあなたも、水戸医学生セミナーの
メディカルラリーに挑戦してください!
参加者のラリーの感想は
↓
・頭でわかっていても、いざ行動して
みると思うようにできないことに
気づかされました。
・リアリティーを追及しており、とても
楽しむことが出来た。
・大学の実習ではできない経験を
たくさん得ることができた
・何もできなくて情けなく思ったが、
本当に貴重な経験になった
第20回水戸医学生セミナーの
参加者を募集中です。
↓
そして、期間限定の特典は
本日6月17日の24時まで!
あなたの参加をお待ちしています。
お急ぎお申し込みください!!
第20回水戸医学生セミナーの申込みは
水戸済生会総合病院のリクルートサイト
からお願いします!
https://recruit-mito-saisei.jp/
—–
【期間限定の特典は6月17日24時まで】 第20回水戸医学生セミナー
第20回水戸医学生セミナーの
参加者を募集中です。
この水戸医学生セミナーは、
水戸済生会総合病院と水戸協同病院
との共催で、10年前から年2回の
ペースで開催しており、大学の授業では
体験できない、内科と救急のエッセンスを
盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!
全国の大学からのべ170名以上の
医学生に参加いただいており、
リピーター参加者もいるなど、
あなたにも満足してもらえること
間違いなしです!
内容は内科における鑑別疾患を
ベッドサイドでじっくり考えてもらうことと、
救急における迅速な初期対応の重要性を
理解してもらうメディカルラリーで構成され、
あなたが初期研修で現場に出た時の
臨調感をそのままに体験できる、
まさに「究極の体験型セミナー」と
言えるものです。
内科は水戸協同病院総合診療科スタッフが、
救急は水戸済生会病院救急科スタッフが
中心となって両病院の研修医とともに
皆さんをサポートします!
開催要項
【日程】
令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日
【場所】
水戸済生会総合病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の医学部4年生、5年生、6年生
計12名
【内容】
1日目午前
水戸済生会総合病院でのICLS
およびJATEC、MCLSの講習
1日目午後
水戸協同病院での内科ラウンド、
症例検討会
2日目午前
水戸済生会総合病院での
ミニメディカルラリー
2日目午後
セミナーのまとめ
【費用】
宿泊費およびセミナー中のお弁当は
当方で負担しますが、当院までの
往復の交通費はご負担ください。
今回も参加者特典を準備しました!
水戸済生会のオリジナルスクラブを
プレゼントします!!
さらに6月17日(月)の24時までに
お申し込みいただいた方には、
特別にスクラブにあなたの名前を
刺繡でお入れします!
第20回水戸医学生セミナーの申込みは
水戸済生会総合病院のリクルートサイト
https://recruit-mito-saisei.jp/
にアクセスして、
イベント申し込みフォームより、
必要事項を明記のうえ
お申し込みください!
参加した医学生の感想は・・・・
・1日目の講習で勉強したことを、
メディカルラリーで実際に体を使って
体験する形式は、とても頭に入り
やすかったです。
・普段の実習ではやらないような
身体所見をじっくりと鑑別を考える
という機会で、とても楽しく勉強に
なりました。先生方からのFeedbackが
すばらしかったです。
・(水戸協同病院でのPhysical examination
roundで)自分が如何に病態~症状~
検査・所見の結びつかない勉強をして
いるか痛感しました。
・実際に動きながら考えることの難しさを
感じました。頭も体も同時に動かせる
ようシミュレーションをすることの重要性を
感じることができました。
・現場に出たときに自分がどのような問題に
直面するのかを知るための良い機会だった。
期間限定の特典は
6月17日24時までです!
あなたの参加をお待ちしています。
お急ぎお申し込みください!!
第20回水戸医学生セミナーの申込みは
水戸済生会総合病院のリクルートサイト
からお願いします!
https://recruit-mito-saisei.jp/
第19回水戸医学生セミナーの一コマ
—–
抗菌薬では三角形を考える 松永先生の感染症カンファ
少し間が空いてしまいましたが、
松永先生の感染症カンファからです。
「感染症診療の流れ」のうち、前回まで
①感染症? 感染症以外?
②診断の2つの軸
③治療の2つの軸
を紹介しました。
今回は④抗菌薬についてです。
個々の抗菌薬については、6月下旬に
予定されている次回のカンファで
取り上げられるはずですが、
ここでは抗菌薬を使うときの考え方を
まとめています。
キーワードは
「三角形を考える」
そして、
「抗菌薬は二度選ぶ」
です。
「三角形を考える」とは
図のように感染部位、微生物、抗菌薬の
関係を考えることです。
大腸菌による膀胱炎を例にしてみましょう。
「感染部位」は膀胱、
「微生物」は大腸菌。
「抗菌剤」は・・・、
よく処方されているのがキノロンです。
しかし、キノロン耐性の大腸菌が多いため、
キノロンは第1選択にはなりません。
当院のアンチバイオグラムでも、
約40%の大腸菌がキノロン耐性です。
これではいくら膀胱炎であっても、
第一選択にはなりません。
このように、抗菌薬を選択するときに
感受性を意識することは重要です。
しかし感受性だけで判断するのは間違いです。
もう一つ、病変部への移行性も考慮します。
例えば、髄膜炎を例にしてみましょう。
感染部位は髄膜(中枢神経系)、
微生物は肺炎球菌とします。
抗菌剤は、いくら肺炎球菌をカバー
しているといっても、第2世代セフェム
であるセフォチアムは髄液移行性が
悪いので使いません。
セフトリアキソン(CTRX)などの
第3世代セフェムを選択します。
感染部位に抗菌剤が到達するために
投与経路(静注、経口)や用量は
どうしたら良いのか?
その他に、ドレナージなど
物理的治療は必要ないか?
人工物を除去する必要はないか?
このように三角形の関係性を常に
意識しましょう。
といっても、臨床では原因微生物が
判明しないうちに抗菌剤の投与を
決めなくてはいけませんよね。
ここは経験的(empirical)に感染部位から
よくある原因微生物を考えて抗菌薬を
選択します。
しかし、その後に原因微生物が判明
したら、それにあわせて標的治療
(definitive therapy)に切り替えます。
これがde-escalation(デ・エスカレーション)で
「抗菌剤は二度選ぶ」ということです。
この2度目の抗菌薬の選択は、
十分な抗菌力があること、なるべく
カバーする範囲が狭いもの、を基準に
選択します。
経験的治療で上手くいっている治療を、
あえて抗菌薬を変える訳ですから
なんとなく抵抗がありますが、
「de-escalationは未来の患者さんため」
と、松永先生は強調しています。
AMR対策が国を挙げて進められている
今こそ、肝に銘じるべき言葉ですね。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆第20回水戸医学生セミナー
~内科と救急のエッセンスを体験しよう~
< /p>
令和元年8月2日(金) 3日(土)
の2日間で開催します。
五感をフルに使って真剣に身体診察に取り組み、
身体診察後の詳細なフィードバックを受ける。
すると、あなたはもう一度ベッドサイドに
行ってみたくなるはずです。
あなたは身体診察のみで、どこまで診断に
迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい!
水戸医学生セミナーは、大学の授業で
体験できない、内科と救急のエッセンスを
盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!
現在参加者受付中です。
定員まで 残り6名 となりました!
↓
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
—–
Ⅲ音を聴きとれますか?
令和元年8月2日(金)、3日(土)の日程で
第20回水戸医学生セミナーを開催します。
現在の参加者を募集中です。
↓
水戸医学生セミナーは今回で20回目、
なんと10年になります。
きっかけは、水戸協同病院総合診療部の
前教授である徳田安春先生が水戸に
赴任された時に、医学生向けのイベントを
開催できないかと相談したことから
始まりました。
徳田先生は現在、沖縄に戻られて
ますます活躍されています。
後任の小林裕幸先生とは、
水戸医学生セミナーを継続していこう
という話になり、現在に至っています。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、
徳田先生も小林先生も身体診察を
重視されています。
検査に頼らず、病歴と身体診察で
鑑別診断をかなり絞り込めますし、
検査のノイズに振り回されることなく、
最短で診断に到達できる必須の
スキルです。
この強みを生かして、水戸協同病院では
Physical examination roundが
開催されるようになりました。
ベッドサイドでの身体診察はもちろん
ですが、毎回のように聴診の問題が
出されます。
具体的にはリットマンの電子聴診器に
録音した、実際の患者さんの心音を
聞くのですが、最初のうち参加者は
かなり戸惑います。
心臓の聴診で重要なことは、
まずⅠ音、Ⅱ音を同定することですが、
みんな分かりません。
でも、小林先生の解説を聞きながら
何度も繰り返し聞いていると、
Ⅰ音、Ⅱ音がわかり、
Ⅱ音の分裂や、Ⅲ音も
聞き分けられるようになります。
いったんⅠ音とⅡ音が分かるように
なると、その後の理解は比較的
スムーズです。
Ⅲ音は心不全の際の重要な所見
ですから、聴きとれるようになれば
あなたも間違いなく自信がつきます。
ぜひPhysical examination roundに
挑戦してみて下さい。
水戸医学生セミナーは外傷を含めた
救急医療のことや身体診察を通した
内科診断学、言うなれば臨床における
「動」と「静」を体験できる貴重な
機会です。みなさんの臨床に対する
モチベーションをぐいぐいと上げて
くれる「体験型セミナー」です。
今なら参加特典も用意しています!
お急ぎお申し込みください!!
(編集長)
真剣そのもの
—–