臨床研修ブログ

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デバイスの再植え込み時期は?  松永先生の感染症カンファより

2018.03.24

松永先生の感染症カンファから

「人工物・デバイス感染」の内容を

紹介しています。

 

今回は、デバイスの再留置についてです。

 

人工物・デバイス感染では抜去が原則です。

しかし抜去したけど、次の再留置は

どうしたら良いのでしょう?

 

まず考えるべきはホントに必要か?

をもう一度考えてみること

特に短期留置型デバイスでは不要な

状況も多くあり得ます。

 

またペースメーカーなどの心臓植え込み型

電子デバイス(CIED:Cardiac Implantable

electronic device)でも1/3は少なくとも

同じ入院中は再留置不要であったとの

報告もあります。

J Am Coll Cardiol 2007; 49: 1851-1859

Heart Rhythm 2010; 7: 1043-1047

 

再留置は原則として感染症の治療が

終了してからです。

 

具体的な時期は

・透析用血管内留置カテーテル

 血液培養陰性確認後

・CIED

 72時間以上血液培養陰性

CID 2009; 49: 1-45

  弁病変があるなら14日以上あける

Circulation 2010; 121: 458-477

 

臨床ではこんな悩みに多く遭遇します。

非常に役に立つ松永先生のカンファレンス

でした。

(編集長)

 

CVカテ挿入の準備

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