臨床研修ブログ

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肺炎患者の対応 その4

2019.08.24
カテゴリー: カンファレンス 内科

今回から院内肺炎(HAP)です。

 

HAPの定義は

入院48時間以上経過した患者に

新たに発症した肺炎、でした。

また、HAPには人工呼吸器関連

肺炎(VAP)も含まれます。

 

さて、HAPに遭遇した際に

まず行うことは何でしょう?

 

成人肺炎診療ガイドライン2017

によれば、まず「患者背景の

アセスメント」を提唱しています。

 

具体的には

・誤嚥のリスクが高いか?

・癌患者の終末期や老衰などの状況か?

 

などを評価して、状況によっては、

肺炎の治療を行わないという選択肢も

検討します。

 

さて、治療をするなら、次にすることは?

 

CAPと同様に、

①敗血症の有無の判断

②重症度の判断

 

これらを行ったうえで、さらに

③耐性菌リスクの判断

を行っていきます。

 

敗血症の有無については

CAPと同様で、qSOFASOFA

用います。

 

重症度の判断は、

CAPではA-DROPでしたが、

HAPでは使えません。

 

代わりにI-ROADと、

2つの重症度規定因子を用いて

評価を行います。

 

 

 

軽症群

I-ROADが2項目以下+重症度規定因子なし

中等症群

I-ROADが2項目以下+重症度規定因子あり

重症群

I-ROAD3項目以上

 

となっています。

 

ちなみにI-ROADに含まれている

FiO2>35%は、だいたいカヌラで4L以上の

酸素流量に相当します。

(編集長)

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◆病院見学はもうお済みですか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

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