
臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
【御礼】満9歳になりました!
いつも当ブログをご覧いただき有難うございます。このブログの誕生日は2016年5月9日で、昨日が誕生日でした。つまり、昨日で満9歳になりました。
9歳と言っても、身長が伸びたわけでもないのであまり実感はなく、最近では記事数も数えなくなってしまいました(笑)。でも、長いこと続けてこれたのも、あなたがこうして読んでくれているからです。改めて御礼申し上げます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
このブログは水戸済生会の研修を知ってもらうために始めたものですが、疾患のことや病棟で遭遇した問題、迷ったことなどを、編集長だけでなく研修医やいろいろな先生が記事にしてきました。なので、最近では病棟で困った時にこのブログを検索すると何かの答えやヒントが出てくると言って使ってくれている人がいました。編集長としては大変うれしいことです♪
そしてこのブログでは、学会発表するほどではないけど印象に残った症例や、今後も使える知識などを、自分の後輩や一緒に仕事する看護師さんたちに説明するような感じで研修医に書いてもらっています。研修医がブログという形でアウトプットすることは、結局のところ自分のインプットになるので、そこを狙っています。
でも、それ以外に思いもよらぬ効果もありました。それは少し前のことですが、研修医が書いた疾患の解説記事を読んだ一般の方から、わざわざ連絡をいただいことがありました。その疾患をお持ちの遠方にお住まいの方でしたが、記事に温かみが感じられたので当院を受診したいという趣旨の連絡でした。
確かにその記事は疾患について分かりやすく書いてありましたが、特別なことは書いていません。でも、その研修医が担当した患者さんのことを思い浮かべながら記事を書いていたので温かみが感じられたのかもしれません。こんな形でご連絡をいただき、編集長的にはとても感激したエピソードでした。
そんなわけで、これからも当院の研修をもっと知ってもらい、なおかつ、あなたに役立つ内容をお伝えできるように、このブログを続けていますので引き続きご愛読をお願いいたします。
(編集長)
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
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1か月が経ちました
J1のあなたが病棟にデビューして1か月が経ちますね。恐らく、あっという間だったと思います。学生時代と大きく環境が変わって、目の前のことを覚えるのが精いっぱいで、ろくに昼食もとれない。当直でも何をしてよいのか分からない。でも救急車のサイレンの音だけは耳に残って、つい気になってしまう・・・。でも1か月経って、ようやく昼食を食べるタイミングとか、それこそトイレに行くタイミングが分かってきたのではないでしょうか?
働き方改革のおかげで労働環境が整ってきたとはいえ、あなたにとっては非常にストレスフルな環境であることに間違いありません。そんな状況の時だからこそ、体調管理に気を付けていきましょう。
月並みですが、以下の3つのポイントを確認してみてください。実際にやれていないことが多いのではないでしょうか?
・朝食をしっかり食べる
たとえ当直明けでも、何か食べないと力も出ないし、頭も回りません。タイミングによっては昼食が摂れるとは限りません。しっかり食べましょう。
・睡眠時間をしっかりとる
医学部を卒業したあなたにとって、睡眠時間を削って勉強することはそれほど苦痛ではないかもしれません。人より多く勉強するにはそれくらいのことは当然と思っているかもしれません。
でも、いくら若いあなたでも睡眠不足だと間違いなくパフォーマンスが落ちます。ミスにつながり、患者さんや看護師さんに迷惑がかかる事態になります。当直の時はやむを得ませんが、それ以外の日は睡眠時間をしっかり確保しましょう。
・体を動かす
まだまだペースがつかめないということは、常に緊張して張り詰めたままということです。ほんの15分でも20分でもいいので、体を動かす時間を週に何度か確保しましょう。運動することで仕事の緊張がほぐれます。時間の使い方もうまくなります。決して食べることでストレスを解消する癖をつけないように!
あなたのような真面目な研修医は、あれもこれもやらないと!と思いがちですが、それと同じくらい体調管理に気を配る必要があります。まだ始まったばかりですから焦らずにいきましょう。
(編集長)
総合内科の朝カンファ
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病棟での問診のコツ(2)
病棟で問診する際のコツの続きです。
3.場所に配慮する
個室に入院している場合は問題ないかもしれませんが、大部屋の場合は周囲の患者さんに全部話を聞かれてしまいます。病気のことは誰でも聞かれたくないものですから、動ける患者さんの場合は、病棟内のICするスペースなどに場所を変えて話を聞くと良いでしょう。
また、場所を代えるということは患者さんが「ちゃんと先生と話が出来た」と認識してくれるきっかけになります。特に女性の研修医は看護師さんと勘違いされていて、十分話をしたはずなのに、「まだ先生が来てくれていません」なんて言われることが残念ながら時々あります。こんな時は場所を代えて、改めて自己紹介して話をすると上手くいきます。
ただし、患者さんと完全に二人きりになる環境は可能な限り避けた方が良いでしょう。たとえ相手が若い女性やこどもでなくとも、昨今のニュースにもあるように、患者さんと二人きりになると身の潔白を証明できないこともありえることは覚えておく必要があります。
4.雰囲気や態度で共感的理解を示す
入院してくる患者さんは、いろいろ不安を抱えています。不安に思っていることを全部話せて、しっかりと話を聞いてもらった(=共感的理解)という安心感はとても大事です。
ここで重要なのは、共感的理解というのは、言葉よりも、むしろ言葉以外の態度が大きく影響する、ということです。具体的に言えば、患者さんから話を聞くときは、患者さんと視線を合わせて、少し前かがみの姿勢で話を聞く、ベッドサイドなら、サッとしゃがんで患者さんと目線の高さを合わせて話をする、などです。
こういった態度が自然にできると患者さんにも家族にも、そして看護師さんなどのスタッフにも好印象を持ってもらえます。ぜひやってみて下さい。
(編集長)
回診後の指示出し中
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病棟での問診のコツ(1)
4月も後半になりましたが、病棟では患者さんを担当して、問診やオーダー、カルテ記載など、毎日の仕事が忙しいと思います。だいぶ慣れてきたとは言え患者さんのことを全然把握できていない・・・・、そう思っているあなたは心配いりません。最初からできる人はいませんから、焦らずにやっていきましょう。
新たに入院患者さんが入ったら、担当患者さんのところに行って話を聞きくのが最初にすることです。もちろん指導医が外来などで記載しているカルテの内容を確認してから話を聞きにいくのですが、指導医の言うことやカルテに書いてあることを鵜呑みにせず直接患者さんから話を聞いて、確認することが大事です。
そうは言っても、まだまだ患者さんと何となく話しにくい、うまく聞き出せないのが実情だと思います。患者さんのご家族だとなおさらかもしれません。では、患者さんや家族から話を聞きだすには、どんなことに注意したら良いでしょう?
毎年この時期のネタにしているのですが、今回と次回の2回に分けて病棟での問診のコツを紹介します。
1.挨拶と自己紹介
病棟に入院してきた患者さんのところへ行ったら、まずは挨拶です。「こんにちは。入院中に□□先生と一緒に担当します研修医の○○です。」
この時に患者さんの名前を確認を忘れないように。編集長も話していたら、じつは全然別の患者さんだった、という経験があります。特に慣れていない時ほど注意です。
また、もし家族がいれば家族にも挨拶すると同時に、患者さんとの関係を聞いておきます。「失礼ですが、ご関係は?」と言えばOKです。
これも編集長の経験談ですが、明らかに奥さんと思われる女性が入院に付き添ってきたので、「奥さまですね。今回の入院では・・・」などと話し始めたら、、奥さんは亡くなっていて、年の近い妹さんが一緒に来ていたなんてこともあります。
家族のことは後になるほど聞き出しにくくなるので、最初の時点で聞き出しておくのがコツです。家族がいない時は、誰に電話など連絡をとるのが良いのか患者さん自身に確認しておきましょう
2.患者さんの状態を尋ねる
病棟には、基本的に具合の悪い患者さんが入院してきます。そこで、いろいろ問診を始める前に「今のお加減はいかがですか?」「少し話を伺ってもいいですか?」と患者さんを労わる一言から始めましょう。
もちろん検査入院などでは体調も悪くない場合もありますが、外来受診から入院までの間に状態の変化がないかを、最初に聞きましょう。その後で「今日はどうしましたか?」など、患者さんが自由に話せるいわゆるOpen Questionから始めて、最初の数分間だけでも、こちらから言葉を挟まずに聞くことに徹すると、患者さんや家族のあなたに対する印象がすごく良くなります。
(編集長)
いつでも仕事の確認♪
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レジナビをご覧いただき有難うございました!
昨日のことですが”レジナビFairオンライン2025 6年生Week”に水戸済生会も参加しました。なんと60名以上の医学生にご覧いただき有難うございました!
いつも通り前半は編集長が病院説明、後半はJ2の榊先生とJ1の田中先生が加わっての質疑応答でした。今回は予想以上の方に参加いただき、質問もたくさんいただきました。最近の傾向として、面接に関する質問が多くなっているような印象です。
ご承知の通り、研修病院探しではレジナビは完全に定番となっています。20分という短い時間ですが、毎回司会の方が上手に進行してくれるので、沈黙の時間がなくて我々としても非常にやりやすいですね。
ちなみに今回一緒に質疑応答に参加してくれたJ1の田中先生は、レジナビに出演者として参加するのが夢だったそうです(!) 今回はその夢がかなったことになりますが、もちろんこれから何度でも出演してもらいますよ(笑)
なお、6月に東京で開催予定のレジナビに今年も出展する予定です。ブースで突っ込んだ質問にもお答えしますので、ぜひお越しください♪
(編集長)
今回はこの二人♪
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茨城県臨床研修医合同懇話会
先日、筑波大学病院の桐の葉モールを会場に茨城県臨床研修医合同懇話会が開催され、当院からJ1らが参加しました。
この懇話会は茨城県医師会が主催しているもので、県内の研修医らが集まって初期研修後のキャリアなどを先輩から聞く機会になっています。今回は3名の先輩医師からの講演があったのですが、当院で内科専門研修中で腎臓内科医を目指している本多先生も登壇してくれました。
本多先生からは水戸済生会のような市中病院での専門医取得に関しての話でした。各診療科を回ってみて腎臓内科に求められていることが分かったと言っていましたし、他にも感じたこと、考えたことを率直に話してくれていました。
大学での専門研修の良さはもちろんありますが、市中病院での研修も良さがあります。特に長い期間患者さんをフォローできるのは非常に良い点だと思います。
また、茨城県は地域枠や就学生へだけでなく、県内で研修をしている医師に対して手厚いサポートをしてくれている県です。自分のキャリアをいろいろと考えるには良い環境だと思いますよ。
(編集長)
講演での本多先生
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言ってはいけないNGワード
今回も新J1のオリエンテーションで話しそびれたネタです。
編集長の長年(?)の経験から導き出されたNGワードがあります。編集長だけでなく、他の先生の失敗も踏まえたものなので、間違いなくあなたにも役に立つものです。
そのNGワードは次の3つ
「なんでもっと早く(病院に)来なかったの?」
「なんでこんなことで(病院に)来たの?」
「まあいいか」
患者さんには、いろいろな人がいますが、大多数の人は受診するのをためらっています。「こんなことで受診していいのか?」「医者に何を言われるんだろう?」と思いながらも、「でも、やっぱり心配」と思って病院に来ているわけです。
そして我々は詳細に問診をして、検査をしたうえで診断をつけるわけですが、医学的知識がない人に「なんでもっと早く・・・」と言ってもどうしようもありません。むしろ、こんなことを言われたら患者さんは自分自身を責めて、不安に拍車をかけるだけです。
同様に、「なんでこんなことで・・・」と言われても、やっぱり不安だったから受診したわけですから、その気持ちにもっと寄り添う言葉が必要です。
そして、「まあいいか」は手を抜いたり、まじめに取り組んでいないと取られることがあります。
これらのNGワードは、つい口に出てしまうのもかもしれませんが、思わぬトラブルのもとになり得ます。たとえトラブルにならなくとも、患者さんを傷つけてしまいます。
あなたが考えているよりも患者さんにとっては病院を受診するハードルはずっと高く、そして我々の何気ない一言も聞き洩らさないでいることを理解しておく必要があります。
(編集長)
さっそくPICC
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研修は双方向のコミュニケーション・・・なべおたま
前回のこのブログでは、初期研修中の必修ローテーションの意義について書きました。とは言っても、あまり気乗りしない診療科もあるのが正直なところだと思います。
でも、ここで考えてみて欲しいのですが、あまり乗り気じゃない研修医を指導する側は、どんな気持ちでやっているでしょうか?
教えられる側がつまらなそうな雰囲気をだしていたら、教える側は当然テンションが下がります。逆に、研修医が積極的で一生懸命なら、指導医がたとえ当直明けで疲れていても、ちゃんと教えようとか、やらせてみようという気になります。
であれば、イイ感じで指導医からいろいろと教えてもらった方が良いと思いませんか?
良い研修をするためには、あなたと指導医との双方向のコミュニケーションが必要だと認識することが重要です。
そんな時に、指導医のテンションをあげるためのワードがなべおたまです。
な:「なるほど」
べ:「勉強になります」
お:「おっしゃる通りです」
た:「確かに」
ま:「またご指導よろしくお願いします」
この「なべおたま」はスーパー指導医として有名な福井大学の林寛之先生が言っていたことです。だいぶ前にネット記事に書いてあったのを読んで、すごく腑に落ちる内容だったので、だいぶ前から初期研修医のオリエンテーションで紹介してきました(実は今年のオリエンテーションでは時間の関係で紹介できなかったのですが、あなたにはぜひ覚えておいてもらいたいです)。
林先生は「あいづち上手は、教えられ上手」とも言っています。研修医の側から指導医をうまくをのせれば、いろいろやらせてもらえるはずです。ぜひ、双方向のコミュニケーションを意識してみてください!
(編集長)
J2がカルテの使い方を指導中
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初期研修で、なぜローテーションするのか?
新J1は今週一杯は各部署からのオリエンテーションとJ2とのOJTで、来週から病棟デビューになります。不安と期待が入り混じっていることと思いますが、初期研修を始める今の時期だからこそ考えてほしいことがあります。
それは「初期研修の2年間で何を得るか?」
あなたもちょっと考えてみてください。
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水戸済生会の初期研修プログラムだけでなく、各研修病院のプログラム冊子を見てみると、「理念」とか「目標」が書いてあり、その中には医師の「プロフェッショナリズム」とか「人格の涵養」といったワードが書かれています。要は「立派なお医者さんを目指しましょう」ということなのですが、ちょっとピンときません(笑)。
そこで、もう少しとらえやすくするために、編集長は普段から初期研修の大事なテーマは「プライマリケア」だと言い続けています。
「プライマリケア」と言っても奥が深いですし、どこまでをプライマリケアと定義するかはここでは取り上げませんが、例えば「息が苦しい」と訴える人に「呼吸器内科を受診して下さい」と言うのではなく、まず喘息?COPD?心不全?それとも貧血?などと鑑別を考えながら話を聞いてみる、そのうえで適切な診療科にお願いすることが「プライマリケア」の第一歩だと思います。
この「患者さんの話を聞いて、適切な診療科につなげる」ことは、まさにプロフェッショナルな行動そのものだと思いますし、この「プライマリケア」がテーマになっているので、内科、救急、外科、小児科、産婦人科、精神科、地域といった多くの診療科が必修ローテになっている訳です。
これらの必修ローテは編集長的にはとても良いことだと思うのですが、好きではない診療科のローテはあまり研修に気合が入らないと思いますし、タイパ重視の風潮があるご時世で希望の診療科が決まっている人にとっては、余計なローテは回りたくないと考えるのも良く理解できます。
ただ、医学生の時と初期研修で大きく異なるのは、患者さんに対して実際の医療行為を自分で行うことで、講義や実習では分からなかった、自分の興味や向き・不向き、診療科のリズム感が理解できるようになります。そこで新たに興味や関心がわいて、当初志望していた診療科とは別の診療科に進んだ先輩たちを何人も見てきました。
たとえローテした診療科に興味や関心を持てなかったとしても、そこで出会った指導医やスタッフをきっかけに後々のキャリア形成に思わぬ効果があったりもします。自分のやりたい診療科だけをローテーションすれば合理的に思えるかもしれませんが、必修ローテは「自身の合理性を越えた機会提供の場」と捉えてみると初期研修で得るものが大きく変わるかもしれません。
(編集長)
辞令交付式の一コマ
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今日から新年度スタート!
今日から新年度がスタートしました。
当院でも本日は入職式や合同オリエンテーションで、新J1の9名がそろって参加してくれました。そして今週は初期研修向けのオリエンテーションとOJTが続いて、病棟デビューは週明けの月曜日からの予定です。
ちなみにOJTでは、J2の先輩たちから電子カルテの使い方や採血、ルート確保などの指導を受ける予定です。新しい環境でいろいろストレスもあるはずですが、真面目に一つ一つ取り組んでいくのが大事です。
さて、最初に大きく立ちはだかる壁は、採血や点滴ルート確保などの医療行為と看護師さんとのコミュニケーションの2つになると思います。採血などは手技の習得はもちろんですが、その前の検体のオーダーや採血する際の準備、採血後の検体の流れなど、全体像も把握しておきましょう。看護師さんは初めのうちは怖いかもしれませんが(笑)、決してそんなことはありません。大事なパートナーですのでRespectの心をもって話しかけるのがコツだと思います♪
(編集長)
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