臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

水戸済生会の院外講師(1)

2025.06.24
カテゴリー: 初期研修

水戸済生会総合病院は3次救急を担っているため脳外科や心臓血管外科、そしていくつもの診療科が関わる多発外傷など幅広い症例が搬送されてきます。また、産科の3次救急ともいえる総合周産期母子医療センターもあるので、多彩な症例をたくさん経験できます。

 

しかし、大学病院とは異なる地方の市中病院ですので、すべての診療科がそろっている訳ではありません。また、忙しい臨床の中で初期研修医や専攻医の指導をしていますが、必ずしも充分な時間が取れているわけでもありません。指導医によって症例の偏りがでることもあります。

 

そこで、当院の手薄なところをカバーするために、院外講師を招聘して初期研修医に勉強する機会を確保しています。今回はそんな院外講師の先生らを紹介します。

 

徳田安春先生(総合内科)

総合内科で有名な徳田先生は、NHKのドクターGに出演していたり、多くの著書や講師としてご存知の方も多いと思います。徳田先生がお隣の水戸協同病院に赴任された2009年からのお付き合いです。新型コロナの影響で中断していましたが、今年から再開した水戸医学生セミナーも徳田先生と一緒に企画したのもです。

 

現在は群星沖縄臨床研修センターのセンター長として、沖縄を中心に全国で活躍されています。今でも茨城県の企画で年に2回は当院にもお越しいただいています。

 

徳田先生のカンファから

(2025年5月)

 

松永直久先生(感染症)

感染症のレクチャーを始めて今年で17年目になります。現在は帝京大学医学部付属病院の感染制御部で病院教授としてご活躍中です。非常にわかりやすく、臨床に即した話はとても好評で、どの診療科に進んだとしても絶対に役立つことばかりで、臨床での経験が長くなるほどありがたみの分かるレクチャーだと思います。実際のところ毎年J2からは「いろいろ経験したり、悩んだので、先生のレクチャーが昨年よりもよく理解できました」といったコメントがあります。

 

松永先生の「感染症診療の基本」を学んでから、水戸済生会の総合内科で学んだことを実践するので、あなたも基本をしっかり身につけることができるはずです。

 

松永先生の定番講義

(編集長)

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆レジナビフェア2025東京でお会いしましょう!

 

 

今週末6月29日(日)に開催されるレジナビ東京に出展します。

 

当日は初期研修プログラムと内科専門研修プログラムについて、

当院の研修医と専攻医があなたの質問に直接お答えします!

研修医がどん毎日を送っているのか? あなたの目で確かめてみてください!

レジナビフェア2025東京のサイトはこちら

 

 

 

 

【本日から申し込み開始】令和8年度採用初期研修医の採用について

2025.06.17
カテゴリー: 初期研修

5月下旬に来春採用の募集要項を採用サイトにアップしましたが、本日より応募フォームからの受付を開始します。

募集要項のページはこちら

昨年同様に面接とエッセイで選考を行いますが、面接は直接面接とWeb面接を併用して行います。直接面接は2回開催しますが、それぞれ8名までとし、直接面接が定員に達した場合はWeb面接になりますのでご了承ください。

また、Web面接では日程調整が必要となりますので、できるだけ早めにお申し込みください。もちろん、いずれの方法を選択しても選考基準に違いはありません。

水戸済生会ではWebのみで申し込みが完結するので、印刷や郵送が不要です。ただし、申し込みの際にエッセイを提出いただきますので、準備をお願いします。

エッセイにした意図としては小論文のような形式にあまりとらわれずに、ご自分の経験や考えなどをまとめてください。また、昨年と比べて締め切りを若干前倒ししていますのでご注意ください。

あなたの応募をお待ちしています!

募集要項のページはこちら

(編集長)

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

 

 

 

【開催報告】第38回茨城県央レジデントセミナー

2025.06.14
カテゴリー: 初期研修

6月12日に38回目となる県央レジデントセミナーを当院で開催しました。

 

このセミナーは水戸地区の4つの研修病院(水戸済生会総合病院、水戸協同病院、ひたちなか総合

病院、水戸医療センター)の研修医が集まって、研修医同士の勉強や交流を目的に年に2回のペースで

開催しているものです。今回は水戸済生会総合病院を会場にハイブリッド開催としましたが、4つの病院から、なんと総勢56名の方が会場に足を運んでくれました

 

鑑別疾患を必死に考え中

 

前半の「鑑別診断道場」のパートでは、水戸医療センターとひたちなか総合病院からの症例提示があり、後半のレジデントセミナーのパートでは、水戸済生会総合病院のリウマチ膠原病内科の村田先生から「研修医が知っておきたいリウマチ関連薬」というタイトルで講演していただきました。

 

講演中の村田先生

 

ちなみに、水戸医療センターの症例からは肝障害を見た時の鑑別の進め方を、ひたちなか総合病院の症例からは浮腫の鑑別の進め方と忘れてはならないTipsを教えてもらいました。村田先生からは、リウマチの症例に即しながら、休薬するのか?継続が良いのか?といった内容を分かりやすく教えてもらい、今までスルーしていたリウマチ薬の扱いをみなおすことができそうです。

 

研修医目線で、普段の診療のレベルアップを目指す県央レジデントセミナーは今後も続きます。次回は今年12月にひたちなか総合病院を会場に開催予定ですので、興味のある方はご連絡ください♪

(編集長)

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◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

 

 

 

【御礼】レジナビにご参加有難うございました!

2025.06.12
カテゴリー: 初期研修

先週になりますが”レジナビFairオンライン2025 西日本Week”に水戸済生会も参加しました。

 

昨年もこの西日本Weekに参加したのですが、昨年のなんと約2倍となる49名の医学生にご覧いただきました。どうも有難うございました!

 

いつも通り前半は編集長が病院説明、後半はJ2の太田先生とJ1の小沼先生が加わっての質疑応答でした。二人とも参加者からの質問に率直に回答していて、ご覧になった方には当院の雰囲気がよく伝わったのではないかと思います。すでにレジナビのサイトに動画がアップされていますので、ぜひご覧ください!

レジナビの動画はこちら

 

さらに、6月29日に東京ビックサイトで開催予定のレジナビに今年も出展します。初期研修プログラムに加えて専門研修プログラムの情報もご提供できます。あなたの突っ込んだ質問にもお答えしますので、ぜひ水戸済生会のブースにお越しください♪

レジナビフェア2025東京のサイトはこちら

 

話題は変わりますが、第24回水戸医学生セミナーの募集を開始しています。募集開始からまだ日が浅いのですが、多くの方にお申込みいただいています。残り少なくなってきましたので、参加を検討中のあなたは、すぐにお申し込みください!

水戸医学生セミナーの詳細を今すぐ確認する

(編集長)

 

今回はこの二人♪

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当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?

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あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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徳田先生の教育回診2025

2025.05.31
カテゴリー: 初期研修

昨日のことですが、徳田安春先生にお越しいただき教育回診を開催しました。

 

この企画は茨城県が主催して毎年恒例となっているもので、徳田先生が県内の各臨床研修病院をまわって症例検討会などを行うものです。5月ごろと11月ごろの年2回開催されています。

 

あなたも知っていると思いますが、徳田先生はNHKのドクターGに出演していたり、著書も多数あって有名です。そして当院とは徳田先生が水戸協同病院に赴任した18年前からのお付き合いになります。

 

今回は症例提示を1例とベッドサイドでの身体診察を1例で、かなり濃密な教育回診となりました。症例提示はJ1の樋口先生と田中先生が、ベッドサイドの症例はJ1の小沼先生が担当してくれました。

 

症例提示では徳田先生が病歴や検査データ、経過から鑑別診断を挙げてTAFRO症候群という診断に見事にたどり着いていました。ベッドサイドの症例は、間質性肺炎と心不全の患者さんでしたが、Ⅲ音や肺音の聴診のやり方などを教えてもらいました。

 

研修医からも「実際に診療している感じで考えられたので、どのデータが大事で残すべきなのかが分かって勉強になった」「身体診察をちゃんとやろうと思いました」といった感想がありました。

 

ちなみにTAFRO症候群については、後日このブログでも紹介する予定です。徳田先生、どうも有難うございました!

(編集長)

ベッドサイドでの身体診察

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どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

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なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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あなたなら何と説明する?・・・リスクの伝え方

2025.05.29
カテゴリー: 初期研修

あなたは手術の説明をして同意書にサインをもらったことはありますか?

 

まだやったことがない人が多いかもしれませんが、CVやPICCの同意書だったら、自分で説明したことがあるかもしれませんね。CVやPICCとは異なりますが、手術のリスクをどう伝えるのか? あなたは考えたことはあるでしょうか?

 

例えば、高齢で腎機能も悪い患者さんで周術期死亡率が5%と予想される手術の説明をするとしましょう。一通り説明したのですが、患者さんは「先生にお任せします」としか言ってくれません。

 

通常の冠動脈バイパス手術(CABG)の周術期死亡率が1~2%ですから、これと比べると死亡率5%の手術はかなりリスクの高い手術ということになります。なので、あなたはもっと深刻に捉えて欲しいと思っています。

 

ちなみに、編集長は研修医らに「通常の冠動脈バイパス手術(CABG)の死亡率が1~2%」という数字を覚えるようにお勧めしています。高齢の患者さんほど上皇さまがCABGを受けたことは知っていますから、患者さんにも響きやすい数字だからです。

 

こんな時、あなたは

① この手術は死亡率は5%の手術です。

② この手術では20人に1人が死亡する可能性のある手術です。

どちらで説明しますか?ちょっと考えてみてください。

リスクを自分のこととして捉えてもらいたい時は、②の説明の方が伝わりやすと言われています。

 

「5%」も「20人に1人」も、どちらも同じことを言っているのですが、「20人に1人」と言われた方が人は、より「もしかしたら自分の身に起こるかもしれない」と考えるそうです。

 

他の具体的な例を考えてみると、似たようなことがコロナワクチンでもありました。

 

1回目のワクチン接種が始まったころに、「ワクチン接種後に〇〇人死亡した」という報道が良くありました。でも、ワクチンの接種回数がその時点ですでに何万回という状況だったので死亡率は非常に低い頻度だったはずです。さらにワクチンと死亡には前後関係はあるかもしれませんが、ホントにワクチンの影響なのかという因果関係は分からない状況だったのに、患者さんの中には非常に不安に受け止めていた人が多くいました。「〇〇人死亡」という実数でリスクを自分のことと受け止めやすくなったのだと思います。

 

リスクを伝えるとき、同じことを言っているのに相手にどのように受け取られるかについては、私たちはもっと注意を払う必要がありそうです。

(編集長)

回診中の一コマ

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下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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インタビューページをご覧になりましたか?

2025.05.27
カテゴリー: 初期研修

水戸済生会の採用サイトのなかで最も閲覧数が多いのが、「研修医の声・インタビュー」のページです。

水戸済生会の初期研修医ページはこちら

 

 

当院のほとんどの研修医の記事が掲載されていて、毎月のように更新されています。もちろん編集長からの指示も、検閲もなしですので、だいぶリアルな内容になっています(笑)。

 

あなたにとって参考になる記事なのは間違いありませんが、さらにそれぞれの研修医の記事が掲載される時期、つまり研修期間によって研修医の感じ方や悩みなどの内容が異なっているので、そのあたりを考慮しながら読んでみると、より面白いかもしれません。

 

そして昨年から専攻医のページにも「当院で初期研修を終えた先生たち OB・OGインタビュー」というページを加えました。

水戸済生会の専攻医ページはこちら

 

 

水戸済生会で初期研修を行った先生たちも150名近くになり、県内はもとより各地で活躍しています。同時に、他施設でトレーニングを積んでから再び水戸済生会で仕事をする先生も増えてきました。

 

水戸済生会を離れたことで逆に水戸済生会の良い点も悪い点も分かるので、OB・OGの先生たちにそのあたりをインタビューしています。すでに4名のOB・OGが快く引き受けてくれて記事を掲載していますので、ぜひご覧ください。

(編集長)

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【お知らせ】令和8年度初期研修医の採用について

2025.05.20
カテゴリー: 初期研修

来春採用予定の初期研修医募集要項を当院のサイトにアップしました。

募集要項のページはこちら

昨年同様に面接とエッセイで選考を行いますが、面接は直接面接とWeb面接を併用して行います。直接面接は2回開催しますが、それぞれ8名までとし、直接面接が定員に達した場合はWeb面接になりますのでご了承ください。また、Web面接では日程調整が必要となりますので、できるだけ早めにお申し込みください。もちろん、いずれの方法を選択しても選考基準に違いはありません。

また水戸済生会ではWebのみで申し込みが完結するので、印刷や郵送が不要です。ただし、申し込みの際にエッセイを提出いただきますので、準備をお願いします。

「小論文ではなくて、エッセイ?」との質問をよく受けるのですが、意図としては小論文のような形式にあまりとらわれずに、ご自分の経験や考えなどを「エッセイ」としてまとめていただきたいと考えています。

 

昨年と異なるのは、締め切りを若干前倒しした点のみです。今のところ応募フォームは6月17日(火)から運用開始を予定していますが、改めてこのブログや病院サイトでお知らせいたします。あなたの応募をお待ちしています!

募集要項のページはこちら

(編集長)

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どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

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下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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仕事のコツは・・・完璧を目指さない!

2025.05.15
カテゴリー: 初期研修

研修医になって、もう2か月目も半ばとなりました。

 

あなたも、ようやく電カルの操作になれて、病棟の看護師さんのことも少しわかってきた時期かと思います。でも、当直のことはまだまだ分からないし、カルテの記載も不十分。そう、どれもこれも中途半端になっていると気になっていませんか?

 

実際のところ、ドクターの仕事は非常に幅広いし、いつ呼ばれるか分からない、という特性があります。指導医から「これやっといて」と頼まれたことを済ませようと思っていたら、看護師さんから声がかかってしまい、結局仕事が全部中途半端になっている。患者さんの疾患について調べようと思っても、いつも後回しになって結局調べていない。

 

大丈夫、心配いりません。これはあなただけではありません。

 

でも、段取りよく仕事を進める工夫をしないと、いつまでたっても同じことの繰り返しです。そこで、仕事の進め方について3つのヒントを紹介しようと思います。

 

①ルーチンワークはさっさと終わらせる

病棟業務で入院患者さんの指示を出す、検査の点滴を出す、入退院の時の必要書類を準備するなど、ルーチンワークをさっさと片付けましょう。指導医に確認してからだと、結局は後回しにしてやらないままです。指導医に確認しなくても、部分的に出来るところを、ちょっとした空き時間に先回りしてやってしまいましょう。

 

②完璧を目指さない

今まで医学部で勉強してきたあなたは、サマリーや抄読会の文献、さらに発表のスライドなど、つい無意識に完璧なものを目指してしまっています。そのために、つい「後でやろう」と思ってしまいます。でも、後でやろうと思っても完璧に実行することは不可能です。「やってなかった・・・」と、自分を追い込むだけ。

 

そこで、完璧ではなくとも、ある程度できていればOKと考えると、すごく気が楽になります。最初から完璧を目指すと辛いのですが、途中まででもやっておけば、後で修正することは、それほど辛く感じません。この考え方はとても効果があります。

 

③締め切りを決める

人間は締め切りがあると、時間を上手に使えるようになります。例えば、試験があると勉強するのも、試験という締め切りがあるからです。なので、自分で締め切りを設定して、それを守るようにしてみましょう。

 

例えば、入院患者が多くても、調べものがあっても、「今日はどんなに遅くとも20時には帰宅する!」と決めて、1日の仕事に取り組んでみてください。

 

この3つのコツは、明日からすぐに出来るものです。効果抜群ですので実際にやってみてください。

(編集長)

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【御礼】満9歳になりました!

2025.05.10
カテゴリー: 初期研修

いつも当ブログをご覧いただき有難うございます。このブログの誕生日は2016年5月9日で、昨日が誕生日でした。つまり、昨日で満9歳になりました。

 

9歳と言っても、身長が伸びたわけでもないのであまり実感はなく、最近では記事数も数えなくなってしまいました(笑)。でも、長いこと続けてこれたのも、あなたがこうして読んでくれているからです。改めて御礼申し上げます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

このブログは水戸済生会の研修を知ってもらうために始めたものですが、疾患のことや病棟で遭遇した問題、迷ったことなどを、編集長だけでなく研修医やいろいろな先生が記事にしてきました。なので、最近では病棟で困った時にこのブログを検索すると何かの答えやヒントが出てくると言って使ってくれている人がいました。編集長としては大変うれしいことです♪

 

そしてこのブログでは、学会発表するほどではないけど印象に残った症例や、今後も使える知識などを、自分の後輩や一緒に仕事する看護師さんたちに説明するような感じで研修医に書いてもらっています。研修医がブログという形でアウトプットすることは、結局のところ自分のインプットになるので、そこを狙っています。

 

でも、それ以外に思いもよらぬ効果もありました。それは少し前のことですが、研修医が書いた疾患の解説記事を読んだ一般の方から、わざわざ連絡をいただいことがありました。その疾患をお持ちの遠方にお住まいの方でしたが、記事に温かみが感じられたので当院を受診したいという趣旨の連絡でした。

 

確かにその記事は疾患について分かりやすく書いてありましたが、特別なことは書いていません。でも、その研修医が担当した患者さんのことを思い浮かべながら記事を書いていたので温かみが感じられたのかもしれません。こんな形でご連絡をいただき、編集長的にはとても感激したエピソードでした。

 

そんなわけで、これからも当院の研修をもっと知ってもらい、なおかつ、あなたに役立つ内容をお伝えできるように、このブログを続けていますので引き続きご愛読をお願いいたします。

(編集長)

 

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