臨床研修ブログ

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期外収縮 その3

2020.02.08
カテゴリー: カンファレンス循環器

期外収縮の続きです。

 

期外収縮は、臨床で一番

遭遇する頻度の高い

不整脈です。

 

具体的には、健診で指摘されて

内科外来を受診したり、

入院中なら、看護師さんから

「先生!モニターで期外収縮が

頻発してます。」といったコールが

来ます。

 

では、期外収縮に遭遇したら

どのように対応したら良いでしょう?

 ↓

一言で言ってしまえば、

心室期外収縮(PVC)であっても

上室期外収縮(SVPC)であっても

経過観察(つまり何もしない)のが

基本方針です。

 

入院中の患者さんの場合、

いくら看護師さんから報告されても

知ったふりして抗不整脈薬を処方

するのは、アブナイのでやめましょう。

 

でも、何もしないからといって、

あなたは、その場から立ち去っては

いけません。

 

患者さんに対して、何もしなくとも、

あなたにはするべきことがあります。

それは、入院病名や状態の把握、

そして、心臓の基礎疾患の有無、

内服薬や点滴などの薬剤の確認

腎機能や電解質異常の有無を

カルテや看護師さんから確認

しましょう。

 

もし、心筋梗塞の既往があって、

EF30%と心機能が悪い患者さん

であれば、対応が変わってくるかも

しれません。

 

一方で、ERに期外収縮の症状で

受診した患者さんなら、

上記の確認はもちろんですが、

期外収縮が増える誘因を問診で

探りましょう。

 

具体的には

・アルコール

・カフェイン(コーヒーやスタミナドリンク)

・睡眠不足

・喫煙

・喘息治療薬(β刺激吸入薬・貼付薬、

 テオフィリンなど)

 

患者さんが誘因に気づくだけでも

症状が軽減することがあります。

どうしても症状が強い場合は

少量のβ遮断薬を処方して

近日中に循環器内科外来を受診

させてください。

 (編集長)

ERで診察中

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『総合診断能力を有するスペシャリスト』

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