臨床研修ブログ
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今年度も始まりました!・・・感染症 松永先生のZoomレクチャー
4月22日に本年度1回目の松永先生のZoomレクチャーを開催しました。新型コロナの影響で、昨年度同様にZoom開催となりました。
松永先生の感染症レクチャーのことはこのブログでは何度も紹介していますが、今年で13年目となる、当院のコアなレクチャーの一つです。
松永先生は帝京大学医学部付属病院の感染制御部の准教授です。東大医学部を卒業後に在沖縄米国海軍病院インターン、東大医学部附属病院内科研修医、そして茨城県立中央病院内科研修医を経て、2002年から米国コロンビア大学関連病院St.Luke’s-Roosevelt Hospital Center内科レジデント、2005年からUCLA関連フェローシッププログラム感染症科臨床フェローを修了されています。帰国後は東京医科大学病院感染制御部を経て、2010年から現職を務めています。当院には平成21年から感染症カンファや院内講演会などでお越しいただいており、現在は年5回の研修医向けの感染症レクチャーをお願いしています。
年度初めのテーマは、例年通り「感染症診療の基本」ですが、さらに「新型コロナウイルス感染症」についても話していただきました。
感染症診療の基本は非常に重要な内容なので、このブログのオープン当初からネタとして何度も紹介してきましたが、今後も復習もかねて紹介していきます。
新型コロナについては、現在の流行状況や予防策、症状、治療など全体をレビューしていただき、研修医たちの断片的だった知識がすっきり整理されたようです。
今回のZoomには外部の医学生や当院で実習中の医学生も参加してくれました。感想を聞くと、初期研修の雰囲気を少し味わえたようです。
さて、松永先生の新型コロナの話の中から一つ紹介しましょう。松永先生が一番有効な感染対策として強調していたのは、例年なら「手指衛生」ですが、新型コロナに関していえば、「体調不良のときは休む」。この点を何度も強調していました。
医療関係者に限らず、日本の文化(?)で解熱剤を服用しながら出勤する人がいますが、新型コロナに関しては完全にNGです。これは新型コロナウイルスが発症の2日前から感染力を有しており、新型コロナであれば何らかの症状がある時には、既にばらまいていることになるからです。
休むと迷惑がかかると思いがちですが、もし体調不良を隠してまで出勤してコロナを拡大させてしまっては何十倍、何百倍も迷惑をかけることになるので、あたなはやらないで下さいね。
松永先生のレクチャーは、次回は6月に予定しています。ご都合のつく方は、ぜひご参加ください!
(編集長)
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