臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

初期研修で、なぜローテーションするのか?

2025.04.03
カテゴリー: 初期研修

新J1は今週一杯は各部署からのオリエンテーションとJ2とのOJTで、来週から病棟デビューになります。不安と期待が入り混じっていることと思いますが、初期研修を始める今の時期だからこそ考えてほしいことがあります。

 

それは「初期研修の2年間で何を得るか?」

あなたもちょっと考えてみてください。

水戸済生会の初期研修プログラムだけでなく、各研修病院のプログラム冊子を見てみると、「理念」とか「目標」が書いてあり、その中には医師の「プロフェッショナリズム」とか「人格の涵養」といったワードが書かれています。要は「立派なお医者さんを目指しましょう」ということなのですが、ちょっとピンときません(笑)。

 

そこで、もう少しとらえやすくするために、編集長は普段から初期研修の大事なテーマは「プライマリケア」だと言い続けています。

 

「プライマリケア」と言っても奥が深いですし、どこまでをプライマリケアと定義するかはここでは取り上げませんが、例えば「息が苦しい」と訴える人に「呼吸器内科を受診して下さい」と言うのではなく、まず喘息?COPD?心不全?それとも貧血?などと鑑別を考えながら話を聞いてみる、そのうえで適切な診療科にお願いすることが「プライマリケア」の第一歩だと思います。

 

この「患者さんの話を聞いて、適切な診療科につなげる」ことは、まさにプロフェッショナルな行動そのものだと思いますし、この「プライマリケア」がテーマになっているので、内科、救急、外科、小児科、産婦人科、精神科、地域といった多くの診療科が必修ローテになっている訳です。

 

これらの必修ローテは編集長的にはとても良いことだと思うのですが、好きではない診療科のローテはあまり研修に気合が入らないと思いますし、タイパ重視の風潮があるご時世で希望の診療科が決まっている人にとっては、余計なローテは回りたくないと考えるのも良く理解できます。

 

ただ、医学生の時と初期研修で大きく異なるのは、患者さんに対して実際の医療行為を自分で行うことで、講義や実習では分からなかった、自分の興味や向き・不向き、診療科のリズム感が理解できるようになります。そこで新たに興味や関心がわいて、当初志望していた診療科とは別の診療科に進んだ先輩たちを何人も見てきました。

 

たとえローテした診療科に興味や関心を持てなかったとしても、そこで出会った指導医やスタッフをきっかけに後々のキャリア形成に思わぬ効果があったりもします。自分のやりたい診療科だけをローテーションすれば合理的に思えるかもしれませんが、必修ローテは「自身の合理性を越えた機会提供の場」と捉えてみると初期研修で得るものが大きく変わるかもしれません。

(編集長)

辞令交付式の一コマ

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