臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

ワシントン大学の移植外科教授にお越しいただきました!!

2019.10.08
カテゴリー: 初期研修

先日のことですが、ワシントン大学の

移植外科教授のSurendra Shenoy先生が

当院にお越しになり、研修医向けの

レクチャーをしていただきました。

 

ワシントン大学といえば、

あのワシントンマニュアルを

作ったところです。

Surendra Shenoy先生は当院の

腎臓内科とご縁があるのですが、

今回は学会に招聘され、来日したことを

きっかけに、わざわざ水戸まで

足を運んでくださいました。

 

レクチャーは腎移植に関する内容で、

日本と大きく異なり、腎代替療法の

第一選択として移植を選ぶ、

移植大国のアメリカの話は、とても

エキサイティングでした。

 

また来日する機会があれば、

当院にお越しいただくことを

約束していただきました。

(編集長)

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第4回

水戸医学生“小児科”セミナー 

小児救急はこわくない

~こども達の未来を救おう~

 

2019年12月7日(土)

当院で開催します!

詳細はこちらから!

 

特典期間は10月11日(金)24時まで!

 

すでに6名の申し込みがありました!

定員が12名と少ないので、

今すぐにお申し込みください!

 

◆当院へ病院見学に来ませんか?

 

当院の研修医が

どんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学に興味のある方、

参加してみたい方は

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

 

◆感想やコメントはFacebookページからお願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

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【本日から募集開始】第4回水戸医学生‘小児科’セミナー

2019.10.07

ご案内してきた

第4回水戸医学生‘小児科’セミナー

参加受付を本日から開始します。

 

お申し込みはこちらから!

 

4回目となる水戸医学生‘小児科’セミナーの

内容は・・・・、

 

小児救急の基本となるPALSのエッセンスと

小児科領域でのClinical pearl満載の症例

検討、そして最先端のトピックも登場します。

 

もし、あなたが小児医療に興味のあるなら、

間違いなく充実した1日になることをお約束します。

 

【開催概要】

日時:2019年12月7日(土)

 8:30開始予定

場所:水戸済生会総合病院、

 茨城県立こども病院

対象:小児医療に関心のある

 全国の医学生・12名

 学年は問いません

 定員になり次第締め切ります

費用:無料

 昼食も準備いたします。

 当院までの交通費はご負担ください

 

さらに、10月11日24時まで

お申し込みいただいた方には

早期申し込み特典として

あなたのネームを刺繍した

当院オリジナルスクラブを

プレゼントします。

 

なお、定員が12名と少人数ですので、

早々に定員に達してしまう可能性が

あります。(実際、第1回と第2回の

セミナーでは、満員になりました!)

 

どうぞお急ぎお申し込みください!

 

お申し込み方法は、

下記のURLにアクセスし、

イベント申し込みフォームから

お願いします。

申し込みサイトへ

 (編集長)

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【明日から募集開始】第4回水戸医学生“小児科”セミナー 

2019.10.06

ご案内してきた

第4回水戸医学生“小児科”セミナー

参加受付を明日から開始します!

 

水戸済生会総合病院は県立こども病院と

隣接し、総合母子周産期医療センターを

有する恵まれた環境を生かして、3年前から

小児医療に関心のある医学生に限定した

参加型セミナーを開催してきました

 

4回目となる水戸医学生‘小児科’セミナーの

内容は・・・・、

 

小児救急の基本となるPALSのエッセンスと

小児科領域でのClinical pearl満載の症例

検討、そして最先端のトピックも登場します。

 

過去の参加者の感想は・・・・

・小児救急について学ぶ機会がなかった

 のでとても満足です。

・よくある疾患についてレクチャーもあり、

 分かりやすかった。

・今まで受講した成人のものとは違い、

 大変勉強になりました。

・初めてこのようなものに参加しました。

 また参加したいです。

 

もし、あなたが小児医療に興味のあるなら、

間違いなく充実した1日になることをお約束します。

 

【開催概要】

日時:2019年12月7日(土)

   8:30開始予定

場所:水戸済生会総合病院、

   茨城県立こども病院

対象:小児医療に関心のある

   全国の医学生・学年は問いません

   12名 定員になり次第締め切ります

費用:無料

   昼食も準備いたします。

   当院までの交通費はご負担ください

 

さらに、10月11日24時までに

お申し込みいただいた方には

早期申し込み特典として

あなたのネームを刺繍した

当院オリジナルスクラブを

プレゼントします。

 

なお、定員が12名と少人数ですので、

早々に定員に達してしまう可能性が

あります。

 

どうぞ、明日のブログにご注目ください。

 

(編集長)

第1回セミナーより

先天性心疾患を考えてみよう!

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こどもの急性硬膜下血腫?!

2019.10.05

あなたが当直中のERに、生後4カ月の

男児が搬送されてきました。

 

主訴は大量の嘔吐。

正常分娩で周産期には問題なし。

 

寝かせようとしたら、大量のミルクを

嘔吐し、その後に様子が変で、視線も

合わなくなったので救急要請。

下痢は無し。

 

ABCDの評価を行い、その後に頭部CTを

施行したところ、急性硬膜下血腫と診断

されました。

 

いったい何があったのでしょう?

そして、あなたはどう行動すべきですか?

これは水戸医学生‘小児科’セミナー

過去に取り上げられた内容の一部です。

 

PALSだけでなく、臨床で遭遇する問題も

取り上げており、ER当直をするあなたにも

役立つ内容が盛りだくさんです。

 

3年前から隣接する茨城県立こども病院

との共催で始まったこのセミナーは

大変好評で、下記日程で今年も開催する

ことが決まりました!

 

近日中に募集を開始しますので、

このブログを見逃さないように

ご注目ください!

 

【開催概要】

日時:2019年12月7日(土)

   8:30開始予定

場所:水戸済生会総合病院、

   茨城県立こども病院

対象:小児医療に関心のある

   全国の医学生・学年は問いません

   12名 定員になり次第締め切ります

費用:無料

   昼食も準備いたします。

   当院までの交通費はご負担ください

 

ちなみに、冒頭の症例では

真っ先に虐待を疑います。

 

基本的に、家庭内の転倒や転落では

重症頭部外傷は起こり得ないとされ、

乳幼児の急性硬膜下血種の95%は

虐待によるものと言われています。

 

そして虐待を疑ったら、警察と

児童相談所に連絡します。

(編集長)

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えっ、子どももいるの?

2019.10.03

想像してみてください。

 

あなたはもう、JATECで外傷患者の

初期評価が出来ます。たとえ複数の

傷病者がいても、トリアージが出来ます。

 

そんなあなたがER当直をしている時に

交通外傷の患者が搬送されてきました。

でも、その中に子どもがいたら・・・・。

 

幸い、事故は大したことがなく、

子どもも、見た目には大丈夫そうです。

普通なら、落ち着いて対応できるはず。

 

でも、それが2歳の子どもだったら?

もし、生後8か月の子どもだったら?

 

夜間のERで、小児科医がいない状況なら、

あなたはどう対処しますか?

 

そんな時に役立つのが、PALS

(Periatric Advanced Life Support)です。

小児版ACLSと言えるPALSは、

小児救急の基本となるものです。

 

これを身に付けることで

例えERに重症の子どもが現れても

慌てず対応できるようになります。

ER当直をするあなたなら、是非とも

身につけておきたいスキルの一つです。

 

そのPALSのエッセンスを学べるコースが

水戸医学生‘小児科’セミナーです。

 

さらにPALSだけでなく、Clinical pearl

満載の症例検討や、メディカルラリーなど、

小児医療に関心のあるあなたにとって

間違いなく充実した1日となります。

 

3年前から隣接する茨城県立こども病院

との共催で始まったこのセミナーは

大変好評で、昨年に引き続き、今年も

開催することが決まりました。

 

詳細は近日中にご案内しますので、

このブログを見逃さないように

ご注意ください!

 (編集長)

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◆水戸済生会総合病院の

 内科専門研修について

 

0月15日から専攻医登録が始まります!

日本専門医機構のページはこちら

 

当院の内科基幹型研修プログラムは

循環器内科、腎臓内科、消化器内科を

志望し、サブスペ専門医資格取得を

最短で目指すプログラムです。

 

ご質問・お問い合わせは下記の

アドレスからお願い致します。

内科専門研修に関するお問い合わせはこちら

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

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攻めの問診

2019.10.01
カテゴリー: 初期研修

もともとADLの自立した高齢男性が、

起床時から腹痛、嘔吐を主訴に

外来を受診しました。

 

診察では心窩部痛を訴えており、

下痢もあるらしく、胃腸炎の診断で

整腸剤を処方して帰宅となりました。

 

ところが、その後も食事がとれず、

寝たきりのようになったということで、

2日後に再び受診しました。

 

採血してみたらCPK700、トロポニンが

強陽性と判明したので、循環器内科に

連絡がありました。

 

心電図を見てみると、ST上昇や

異常Q波は認めませんでしたが、

なんとも言えないST低下が

ありました。

 

いったい、何があったのでしょう?

診断は、非ST上昇型心筋梗塞

(NSTEMI)です。おそらく発症は

腹痛を自覚した時です。幸い、

ダメージを受けた範囲が小さく、

心不全などにならずに済んだのですが、

高齢者だったので、食欲が落ちて

寝たきり同様になってしまったのだと

考えられます。

 

実は、冬場などノロウイルスの流行

時期に、心筋梗塞が見落とされて

あとで判明したということを、編集長も

何度か経験しています。

このケースの場合、おそらく「下痢」

引っ張られたのだと思います。

 

心筋梗塞なら心窩部痛はあっても、

下痢は来ないはずですからね。

 

では、どうすればよかったのでしょう?

 

おそらく、下痢に関して、もっと踏み込んだ

攻めの問診をしていれば、何かおかしいと

気づけたかもしれません。

 

以前にも紹介しましたが、問診の際は

OPQRST-LAが大事です。

以前の記事はこちら

 

その中で、Pでは増悪/完解因子

つまり、どうすると症状が悪化したり、

改善したりするか、の確認をします。

 

このケースに戻ると、普通の胃腸炎

であれば、排便すれば一時的にでも

腹痛は軽減します。

 

でも、後から患者さんに確認してみると

下痢で排便した後も、心窩部痛は軽減

しなかったそうです。

 

つまり、下痢に関して一歩踏み込んだ

問診をして、下痢と腹痛が実は関係

なさそうだと気づければ、心筋梗塞を

鑑別疾患を挙げられたかもしれません。

 

あなたも問診の際には、

もう一歩踏み込んだ、攻めの問診

やってみてください。

(編集長)

追記1

攻めの問診は、当院にもお越しいただいて

いる山中克郎先生の大事な教えです。

 

追記2

このケースはNSTEMIなので、

診断は難しかったかもしれませんが、

「へそから上の症状では心電図を確認」

しておきましょう。

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◆水戸済生会総合病院の

 内科専門研修について

 

0月15日から専攻医登録が始まります!

日本専門医機構のページはこちら

 

当院の内科基幹型研修プログラムは

循環器内科、腎臓内科、消化器内科を

志望し、サブスペ専門医資格取得を

最短で目指すプログラムです。

 

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