臨床研修ブログ
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髄膜炎②・・・松永先生の感染症カンファ
2019.09.26
カテゴリー: カンファレンス 感染症
前回は松永先生の感染症
カンファから髄膜炎について
シェアしました。
今回もその続きです。
髄膜炎は一刻も早く治療を開始
することが肝心です。培養結果を
待っているヒマはありません。
なので、年齢などを考慮して
原因微生物を想定し、Empiric therapyを
開始します(下表参照)。
そして、髄膜炎の治療では
抗菌薬の「髄膜炎用量」があるのを
知っていますか?
血液脳関門(BBB)を通過して、
十分な濃度に達する用量として
設定されています。
さらに、抗菌薬に加えてステロイド投与も
行われます。
具体的には、デキサメサゾン0.15㎎/㎏
(体重60~70㎏の人なら10㎎と
覚えておくと便利です)
もちろん髄液や血液培養の結果が判明
したら、適切な抗菌薬への変更も検討
しましょう。
(編集長)
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