臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

済生会学会 in 福岡

2018.02.20
カテゴリー: 初期研修

済生会は全国に病院や福祉施設が

ありますが、研修病院だけでも37病院

あります。そんな済生会では年に1回、

済生会学会というものが開催されます。

済生会の総裁である秋篠宮殿下も

御臨席されるのですが、今年は福岡で

開催されました。

 

この済生会学会にあわせ、初期研修医

1年目を対象とした合同セミナーが毎年

開催されています。済生会グループ全体で

200名を超える初期研修医が参加する

合同セミナーですが、今年は「医師の

偏在とワークライフバランスを考える」

というテーマで開催され、当院の1年目

研修医3名も参加しました。

 

基調講演は2つありました。

 

「医師偏在はこうすれば解決する!」

北海道美幌町立国民健康保険病院 

呼吸器内科部長 安井 浩樹先生

 

「ワークライフバランスって重要?」

京都大学大学院医学研究科

医学教育推進センター長 

小西 靖彦先生

 

安井先生は三重大学や名古屋大学で

医学教育に携わっていましたが、

ご自身が1年前から北海道の美幌町に

移って臨床を始めた経緯を説明しながら、

僻地などでの診療を医師がためらう

理由を整理してくれました。

 

印象に残ったのは

「やりたい医療とやれる医療、そして

求められている医療をバランスよく

行っていくことではないか」

と話していたこと。編集長は臨床の現場で、

この問題と毎日戦っている気がしています。

 

小西先生からは、現在大学で教鞭をとって

いるものの、以前は外科医として病院に

泊まり込むのが当たり前の生活をしていた、

むしろそれを誇りに思っていたと告白した

うえで、最近の働き方改革などに絡めて

問題点を整理してくれました。

 

それぞれの基調講演の後に、テーブルごとに

ディスカッションをしました。なにか結論を

まとめるといったものではないので、

自由にディスカッションをして各病院の

特色など情報交換をしつつ、各テーマに

関する各自の考えをまとめていました。

 

ディスカッション後の発表

 

こういった話は日常ではなかなかできない

ものですが、貴重な時間になったと思います。

(編集長)

J1の3人で記念写真

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◆松永先生の感染症カンファ

 

今年度最後となる松永先生の

感染症カンファを開催します。

院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年2月22日(木)13時より

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

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