臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
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その日のうちに確認を

2020.01.16
カテゴリー: 初期研修

編集長が研修医のころの話です。

個人的には忘れられないエピソードの

一つで、今も肝に銘じています。

 

Sensitiveな内容ですが、すでに20年

以上経っており時効ということにして、

ぜひ知ってほしいので紹介します。

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研修医が、担当患者さんの心エコーを

オーダーしました。

 

心エコーでは僧帽弁に明らかな

疣腫を認め、感染性心内膜炎(IE)と

診断。検査技師さんは、レポートを書くと

同時にオーダーした研修医に連絡を

入れました。

 

(正直なところ、細かい経過は忘れて

しまいましたが、当時はPHSではなく、

院内ポケベルを使っていた時代の話です)

 

でも、研修医はレポートを当日のうちに

確認しませんでした。

 

その結果、何が起こったと思いますか?

 

その日の夜中に、疣腫によるひどい

脳塞栓を起こし、結果的に患者さんは

亡くなってしまいました。

 

その時、編集長は別の病院に異動

していたのですが、あとから裁判にも

なったと聞きました

 

もし、その日のうちに抗菌薬治療を

開始していたら、塞栓症のリスクを少し

減らせることができたかもしれません。

 

心臓外科と相談して、緊急手術を

考慮できたかもしれません。

 

たとえ、結果が同じであったとしても、

本人や家族に脳塞栓のリスクがある

ことを、結果が判明した時点ですぐに

説明していたら、裁判までには

ならなかったかもしれません。

 

教訓としておきたいことは

・検査結果は、必ずその日のうちに

 確認する

 

そして、 

・すぐにアクションを起こさなければ

 いけない状況を見逃さない

 

あなたも、当日のうちに検査結果を

確認できているでしょうか?

(編集長)

 

総合内科の朝の回診風景

学生さんも参加してくれました♪

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