臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【お知らせ】バーネット先生の教育回診2019

2019.11.07
カテゴリー: バーネット先生

水戸地区の研修病院では、

共同で外国人医師を招聘し、

研修医向けの教育回診を

行っています。

 

その中でも、もう何年にも渡って

お越しいただいているのが

バーネット先生です。

 

バーネット先生は行動科学、

家庭医療、老年科をはじめ

幅広い分野に習熟しておられ、

特にコミュニケーションに関わる

テーマで全米の医師を対象と

したワークショップを開催する

などご活躍です。

 

日本にもなじみ深く、全国各地で

若い医師らの育成に携わって

いらっしゃいます。

 

今年も、そのバーネット先生の

教育回診が始まります。

 

今年は11月12日の当院での

教育回診を皮切りに、水戸地区の

各病院を回ります。

 

当院へは下記日程でお越し

いただく予定です。

 

2019年11月12日(火)

      11月21日(木)

いずれも10時~15時ごろまで

 医療コミュニケーションは日常

臨床で必要性は実感している

ものの、なかなか学ぶ機会が

少ないテーマです。

 

当院では、バーネット先生の教育

回診の際に、症例検討だけでなく、

医療コミュニケーションをテーマ

としたセッションを企画しています。

 

ちなみに昨年取り上げたテーマは

・Empathy

・Delivering bad news

・Difficult doctor-patient communication

・End of  life care

などでした。

 

バーネット先生の教育回診では、

医師としての役割は何か?

何ができるか?を考えてみる

良い機会になります。

 

院外からの参加も歓迎します。

半日だけの参加もOKです。

ご希望の方はご連絡ください!

https://recruit-mito-saisei.jp/contact 

 

(編集長)

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◆11月のカンファレンス予定

 

・バーネット先生の教育回診

 医療コミュニケーションレクチャー

 11月12日(火)、21日(木)

 

・松永先生の感染症カンファ

 11月28日(木)

 

いずれも、院外からの参加を

歓迎します!

 

病院見学やカンファレンスに

参加してみたい方は

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

 

◆感想やコメントはFacebookページから

お願いします!

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嚥下障害 その3

2019.11.05
カテゴリー: カンファレンス 内科

こんにちは!研修医のおもちです☻

嚥下障害の3回目です。

 

今回は摂食・嚥下のメカニズムの

復習です。

 

摂食・嚥下の流れは以下のように

なります。細かいですが、ある程度

知っておかないと、これ以降の話が

分からなくなってしまいますので

載せておきます。

 

【先行期】

食べ物を認識する

【準備期】

嚥下しやすいように咀嚼し、のみ込み

やすい一回嚥下量に食塊を形成する

【口腔期】

舌背部を口蓋に押し付けて食塊を

咽頭に送り込む

【咽頭期】

鼻咽腔閉鎖、喉頭前庭閉鎖、声門の

閉鎖、舌根部の後方移動と収縮、

咽頭管の蠕動的収縮、食道入口部の

弛緩、逆流防止のための輪状咽頭筋

の強収縮という一連の運動が

500msecという短時間で起こる

(イメージとしては食道以外の出入り口

をすべて塞いで、食道に送り込む)

【食道期】

蠕動運動で食塊が胃に運ばれる

 

覚えておいた方が良いことは、

随意的にコントロールできるのは

先行期から口腔期開始まで。

嚥下リハなどでは、ここに介入します。 

 

そして、咽頭期は延髄に存在する

パターン形成器(CPG)によって

コントロールされており、ここに

サブスタンスPが関与しているそうです。

 

と言うことは、薬剤も摂食・嚥下機能に

影響します。下の表を参考にしてください。

(おもち)

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◆11月のカンファレンス予定

 

・バーネット先生の

 医療コミュニケーションレクチャー

 11月12日(火)、21日(木)

 

・松永先生の感染症カンファ

 11月28日(木)

 

いずれも、院外からの参加を

歓迎します!

 

病院見学やカンファレンスに

参加してみたい方は

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嚥下障害 その2

2019.11.02
カテゴリー: カンファレンス 内科

こんにちは!研修医のおもちです☻

嚥下障害の続きです。

 

突然質問です。

人間は誤嚥しますが、他の動物は

誤嚥することがあるでしょうか?

 

実は、誤嚥する動物はヒトだけ

だそうです。これは、他の動物と

違って喉頭が下位にあり、

食道分岐と近いことから、誤嚥して

しまうのだそうです。

 

一方、誤嚥するリスクがありますが、

喉頭が下位にあることよって

多彩な発音が出来るというメリットが

あるそうです。

 

嚥下するには姿勢も重要です。

 

例えば、あなたも飲み物を口に

含んでみてください。

そのまま上を向いて・・・ごくん!

と飲み込むのは辛いですね。

 

嚥下する時は、頸部前屈位に

することで咽頭残留を減らしたり、

誤嚥を防ぐ手助けとなります。

 

食事中の患者さんに会いに行った

とき、頸の後ろに枕は置いてあるか

注意して見てください。何気なく

看護師さんがやってくれている

ことが多いと思います。

(おもち) 

PICC挿入は独り立ち

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◆11月のカンファレンス予定

 

・バーネット先生の

 医療コミュニケーションレクチャー

 11月12日(火)、21日(木)

 

・松永先生の感染症カンファ

 11月28日(木)

 

いずれも、院外からの参加を

歓迎します!

 

病院見学やカンファレンスに

参加してみたい方は

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

 

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