臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
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点滴のコツ その3
今回も、点滴をオーダーする時の
押さえるべき4つのポイントを
紹介します。
前回は輸液の組成を覚えてもらい、
Na量についてのポイントを
紹介しました。
今回はK量とカロリーに関してです。
覚えておく数字は、Kの必要量で
腎機能が正常なら30~40mEq/日
です。
これは維持液で3~4本分と
覚えれば簡単です。
他に、K量に注意する薬剤は
抗菌薬のペニシリンGです。
100万単位にK1.53mEqが
含まれます。
感染性心内膜炎(の治療では、
大量に長期にわたって投与します。
具体的には2400万単位/日を
4週間投与するので、Kだけで
約36mEqとなってしまいます。
最後にカロリーですが、
1日あたり400~500Kcalは
最低欲しいところです。
他に経管栄養などが投与
されていなければ、
5%ブドウ糖液4本で400Kcalを
目安にすると良いと思います。
ちなみに、10%ブドウ糖を含んだ
輸液製剤もあります。
Kも10%ブドウ糖製剤も、
滴下速度が速いと血管痛を
来たします。患者さんは
結構痛がることを覚えて
おいてください。
(編集長)
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