臨床研修ブログ
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周産期センターの年越し当直
早いもので、2018年も1カ月が過ぎて
しまいました。遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。
チームさんばです。
今更ですが、年越し当直時のエピソード
について書こうと思います。
以前、当ブログで周産期当直やオンコール
体制についてご紹介しました。
「忙しそうだなー(主に新生児科の
先生方が(^-^;))」 と思われた方も多い
かもしれません。
しかし、お産がなければ周産期当直の
仕事はないのです!内科や外科当直と
違って、寝当直もしばしば…。
ですがこの当直、なぜか人による偏りが
あります。
年末年始は12月29日〜1月3日が休日扱いで
周産期当直もこの6日間休日体制でした。
2017年12月31日、いつものように8時の
申し送りに行くと、前日当直だった先生が
お産を取っていました。オーダーや分娩の
記録を手伝い一息つきましたが、お隣には
陣発で入院した初産の妊婦さん。しかも
予定日超過の強者でした。
お産が進んでいる妊婦さんのことを
我々は「進行者」と呼んでいますが、
「朝の時点で進行者がいる」=「なるべく
自分の当直の間にお産にさせてあげなければ
いけない」という無言のプレッシャーがあります。
初産の方でも、入院してからは24時間以内
に産まれることがほとんどです。産まれない
ことには何らかの理由(微弱陣痛、回旋
異常、etc…)があるので、私達にはその理由
を考えて適切に対処する義務があります。
次の日の当直の先生に、「昨日の陣発が
まだ産まれなくて…」と申し送るのは赤っ恥なのです。
そんな訳で、大晦日はその患者さんに添い
遂げることが決まりました。微弱陣痛だった
のでさっさと促進。そうこうしている内に、
夕方もう1人陣発の妊婦さんが入院しました。
こちらは今回で5人目のお産!
「今年中に産みたい!」と
2017年も残り7時間位の所で言われました。
お陰様で、2018年を病棟で迎えることに
なり、紅白なんて一瞬も見れませんでした。
オンコールの先生が病院に泊まって下さって
いたので、一緒にローストビーフやカップ
麺のお蕎麦をいただいたのが唯一年越し
らしい出来事だったでしょうか…。
ただ、産まれてきた赤ちゃんと、幸せそうな
お母さんの顔を見ると、「産婦人科医で
良かったなぁ」と心から思うのでした。
↑
最後のはちょっとクサいですね。
蓋を開けて見ると、年末年始の当直で
お産があったのは12月31日だけだった
ようです。素敵な仕事納めでした。
今年も幸せなお産が沢山ありますように!
(チームさんば)
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