臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

その時、あなたには何が出来るのか?

2019.06.06
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

これは実際に編集長が経験したことです。

それはあの東日本大震災の時のこと。

震災の影響で搬送されてきた患者さんが

いました。すでに心肺停止状態。

編集長も加わって、いつも通りに

蘇生をしていました。

 

でも心拍は再開しない・・・。

その時、救急科の先生が

「あと〇分やって戻らなければ黒とします!」

とスタッフみんなの前で宣言しました。

 

「黒!?」

 

その時、編集長は初めて災害現場に

いることを実感しました。

 

もちろんトリアージで黒、赤、黄、緑

があることは知っていました。

でも、自分の目の前にいる患者さんが

黒と判定にされるなんて、正直なところ

考えてもいませんでした。もちろん、

自分で黒と判定できる勇気も

ありませんでした。

 

でも考えてみて下さい。

大規模災害や多数の傷病者がでる

事件や事故が発生した時のことを。

最近も、交通事故や、凄惨な事件が

起こったばかりです。

 

こんな状況下では、使える医療資源は

限られます。通常の医療とは全く

異なります。人も薬剤も限られ、

災害で停電となれば採血だけでなく、

レントゲンやCTなど検査も十分に

出来ません。

 

 そんな状況で多数傷病者を

どうコントロールするのか?

 

多数傷病者を受け入れる病院は

どうすればいいのか?

 

少ない医療資源をどのように

有効に使えばいいのか?

 

そんな状況に、あなたが遭遇

しないという保証はありません。

もし、そこに居合わせたら、

あなたには何が出来るでしょう?

 

水戸医学生セミナーでは東日本

大震災を経験してから、大規模災害や

多重事故など、多数傷病者への

対応標準化トレーニングコース

(MCLS:Mass Casualty Life Support)

についても取り扱っています。

 

MCLSについて、大学で学ぶことは

まずありません。それは、多数傷病者が

いる場合は通常の臨床とは全く

異なるからです。

 

日常臨床からスイッチを切り替える

必要があります。非日常の状況で、

自分はどうすべきかを知っておくことで、

落ち着いて行動できるようになります。

 

水戸医学生セミナーでは、そんな現場での

対応を学び、体験することが出来ます。

 

「その時」に備えて、あなたもMCLSを

ぜひ体験してください。

 

第20回水戸医学生セミナーの

参加申し込みを開始しています!

詳細はこちらから

https://recruit-mito-saisei.jp/archives/209

 

申込みは、水戸済生会総合病院の

リクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、イベント申し込み

フォームより、必要事項を明記のうえ

お申し込みください。

 

そして今回も参加者特典を準備しました!

 

参加者全員に水戸済生会の

オリジナルスクラブを

プレゼントします!!

 

さらに6月17日(月)の24時までに

お申し込みいただいた方には、

期間限定で特別にスクラブに

あなたの名前を刺繡でお入れします!

どうぞお急ぎください!!

(編集長)

—–