臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
おへそから膿がでた
ERでも、病棟でも、たくさんの症状を
訴えて、何に困っているのか分から
ない患者さん、症状が漠然としている
患者さんにお会いする機会も多いと
思います。忙しい中、どこまで
お話を聞くべきなのか・・・・。
そんな時は、小さな娘さんがいる
お母さんだったり、翌日に会社がある
おじさんだったり、二次疾病利得が
ない人については特に、本当に診断を
つけてあげないと困る人が多いと
教わったことがあります。
ある日の午前3時のERのことです。
毎月数回ある、少し経つと自然に
良くなる腹痛症状の若い女性が
来院されました。複数回の来院歴が
ありましたが、来院時は症状は消失
していて緊急性はないものでした。
最初はエピソードから過敏性腸症候群
など、ストレスが原因かなと思った
のですが、気を取直して現病歴から
丁寧に問診しました。
何故かというと、本当に困っていそう
だなと思ったからです。
その場で診断は分からなかったけれど、
「おへそから膿がでた」という情報を
ゲットしていたことで、後日診断に
結びつきました。
おへその情報は、恥ずかしいし
要らない情報だと思い、今まで
医師には伝えなかったそうです。
その患者さんの診断は
尿膜管遺残でした。
スナップ診断で分からない患者さんを
研修医だけで診断をつける機会は
あまりないと思いますが、自分が
丁寧にお話を聞いたことで、患者さんの
助けになれば嬉しいですよね。
(おもち)
ERで、エコーの実践!
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