臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

リウマチ性多発筋痛症 その3

2020.03.10
カテゴリー: カンファレンス 内科

マッキーがまとめてくれた

PMRの続きです。今回は鑑別疾患と

治療、予後についてです。

 

【PMRの鑑別疾患】

慢性関節リウマチなどの関節疾患、

感染症、悪性腫瘍などが鑑別になります。

 

・関節リウマチ

・変形性関節症

・多発性筋炎

・血管炎症候群

・多発性骨髄腫や他の悪性腫瘍

 (前立腺癌、乳癌、大腸癌、膵臓癌など)

・感染症(ウイルス感染、ライム病、

 感染性心内膜炎)

・甲状腺機能低下症、

・副甲状腺機能亢進症、

・うつ病

・繊維筋痛症

 

【治療】

少量のプレドニゾロン(PSL)で速やかに

(早い人では服用当日から、遅くても

1週間以内に)反応することが特徴

 

初回投与量はPSL10~20㎎/日を4週間

(UpToDateでは15㎎/日を推奨)

 

その後は2~4週ごとに10%ずつ減量し、

維持量は5~10㎎/日が目安

 

治療抵抗性や、PSLの減量を目的に

メソトレキセートやTNF阻害薬(レミケード®、

ヒュミラ®など)、IL6受容体阻害薬(アクテ

ムラ®)なども用いられることがあるそう

ですが、データは限られているようです。

 

【予後】

数か月から数年で病気の勢いが収束し、

3~4年のステロイド治療で最終的に

中止可能になることが多くあります。

 

一方で長期に低用量のPSLが長期に

必要になる症例や、初回治療後に

再発することもあります。

 

ですが、基本的には治療後の予後は

良好で、PMRそのものによって死亡率が

高くなることも、関節破壊や臓器障害を

来たすこともありません。

 

このため、治療の際にはステロイドによる

副作用(感染症、糖尿病、高血圧、

脂質異常症、骨粗鬆症、緑内障、

白内障、筋量低下など)の影響を最小限に

することが重要になってきます。

(マッキー)

ちょっとの時間でカルテ記載

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有する

スペシャリスト

を目指します

 

病院見学のススメ

当院へ病院見学に来ませんか?

当院の研修医が

どんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

なお、COVID-19の流行状況によっては

病院見学をお断りする場合があり

ますのでご了承ください。

 

◆感想やコメントはFacebookページから

お願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

—–