臨床研修ブログ

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仕事のコツは・・・完璧を目指さない!

2025.05.15
カテゴリー: 初期研修

研修医になって、もう2か月目も半ばとなりました。

 

あなたも、ようやく電カルの操作になれて、病棟の看護師さんのことも少しわかってきた時期かと思います。でも、当直のことはまだまだ分からないし、カルテの記載も不十分。そう、どれもこれも中途半端になっていると気になっていませんか?

 

実際のところ、ドクターの仕事は非常に幅広いし、いつ呼ばれるか分からない、という特性があります。指導医から「これやっといて」と頼まれたことを済ませようと思っていたら、看護師さんから声がかかってしまい、結局仕事が全部中途半端になっている。患者さんの疾患について調べようと思っても、いつも後回しになって結局調べていない。

 

大丈夫、心配いりません。これはあなただけではありません。

 

でも、段取りよく仕事を進める工夫をしないと、いつまでたっても同じことの繰り返しです。そこで、仕事の進め方について3つのヒントを紹介しようと思います。

 

①ルーチンワークはさっさと終わらせる

病棟業務で入院患者さんの指示を出す、検査の点滴を出す、入退院の時の必要書類を準備するなど、ルーチンワークをさっさと片付けましょう。指導医に確認してからだと、結局は後回しにしてやらないままです。指導医に確認しなくても、部分的に出来るところを、ちょっとした空き時間に先回りしてやってしまいましょう。

 

②完璧を目指さない

今まで医学部で勉強してきたあなたは、サマリーや抄読会の文献、さらに発表のスライドなど、つい無意識に完璧なものを目指してしまっています。そのために、つい「後でやろう」と思ってしまいます。でも、後でやろうと思っても完璧に実行することは不可能です。「やってなかった・・・」と、自分を追い込むだけ。

 

そこで、完璧ではなくとも、ある程度できていればOKと考えると、すごく気が楽になります。最初から完璧を目指すと辛いのですが、途中まででもやっておけば、後で修正することは、それほど辛く感じません。この考え方はとても効果があります。

 

③締め切りを決める

人間は締め切りがあると、時間を上手に使えるようになります。例えば、試験があると勉強するのも、試験という締め切りがあるからです。なので、自分で締め切りを設定して、それを守るようにしてみましょう。

 

例えば、入院患者が多くても、調べものがあっても、「今日はどんなに遅くとも20時には帰宅する!」と決めて、1日の仕事に取り組んでみてください。

 

この3つのコツは、明日からすぐに出来るものです。効果抜群ですので実際にやってみてください。

(編集長)

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