臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

ADLをプレゼンする時には・・・DEATHとSHAFTT

2020.04.07
カテゴリー: 初期研修

病棟での仕事が始まって1週間も

経っていませんが。この週末は

少しリラックスできたでしょうか?

 

学生実習の時とは違って、緊張の

連続だと思います。さらに水戸でも

COVID19症例がでたとの報道で

院内も慌ただしくなってきました。

通常とは大きく異なる研修の

スタートですが、一つ一つ

こなせるようになってください。

 

ちなみに当院では、今週から

J1も当直デビューの予定です。

ERでの立ち回り方など、いろいろと

覚えることが多くて大変ですが、

焦らずに頑張りましょう。

 

さて、病棟では看護師さん以外に

リハビリや栄養科、放射線科、検査科

など、いろいろな部署の人が患者さんの

ところに行っているのに気づいた

でしょうか?

 

病気を治すだけでなく、ADLや栄養状態を

悪化させないように、いろいろな職種が

関わっています。

 

そんな中で、患者さんのADLを把握

することは重要です。

 

特に高齢の患者さんでは治療方針にも

影響します。例えば、自宅に退院できる

のか?施設に行った方がいいのか?

など病気の治療と同じくらい、患者さんの

生活に大きく関わってきます。

 

そんなADLを把握するにはどうしたら

良いでしょう?

 

そんな時に使うのが

DEATHSHAFTTです。

 

DEATHとは

  • D : Dressing (衣服の脱着)
  • E : Eating (食事)
  • A : Ambulation (移動)
  • T : Toilet (排泄)
  • H : Hygine (入浴)

これらをBasic ADL(基本的日常生活活動)

と言います。

 

SHAFTTには

  • S : Shopping (買い物)
  • H : Housekeeping (掃除)
  • A : Acounting (家計管理)
  • F : Food (食事の準備)
  • T : Transportation (交通機関の利用)
  • T : Telephone (電話の利用)

こちらはInstrumental ADL(道具的日常生活活動)

と呼ばれるもので、Basic ADLを越えた、

より複雑な活動を把握する時に役立ち

ます。また、介護保険の書類を書くときにも

便利です。

 

具体的にプレゼンの時に、

「食事はセッティングで自立、おむつ着用で

入浴は介助が必要ですが、車いすへの

移動は軽介助で可能です」などと言えば、

その患者さんのADLが伝わりますよね。

ぜひ覚えておいてください。

(編集長)

ICUでの一コマ

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