臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
新型コロナウイルス感染から身を守る(5) やはり手指衛生
前回までは標準予防策、飛沫感染
予防策、接触感染予防策について、
主に教科書的な話を紹介してきました。
どれも大事なことは理解できますが、
でも一方で、新型コロナウイルスでは
エアロゾル感染とか、靴底から感染
拡大の可能性も指摘されており、
何を、どこまでやるのが正解なのか
分からない、という状況だと思います。
ここで話を戻しますが、そもそも
感染が成立するためには、ウイルスが
体内に侵入しないといけません。
健常人であれば、その侵入門戸は、
目、口、鼻の粘膜からです。
目はフェイスガードやゴーグルで、
口と鼻は、サージカルマスクや
N95マスクで守ることができます。
(ちなみに本来N95マスクは、空気
感染の予防に用いられるもの
と考えて下さい)
しかし、いくらマスクやガウン、
手袋をつけていても、外すときに
汚染したガウンやマスクに手が触れて
しまい、その汚染された手で顔や
口元に触れてしまったら感染して
しまいます。
手指衛生をしていない汚染された
手で、つい目をこすってしまっては
何にもなりません。
ポイントは、顔や髪を触る前に、
手指衛生をすることです。
WHOの感染管理推奨から
また、ナースステーションも
油断できません。ドアノブや
パソコンのキーボード、マウスも
接触感染経路になりうることが
指摘されていますし、スマホや
PHSも通話する時に顔や口もとに
触れれば危ないですよね。
パソコン操作の前後で手指衛生
PHSは、よくアルコール綿などで
拭いて、スマホはスピーカーホンで
話すなど、顔に近づけない工夫が
必要です。
基本中の基本である手指衛生を
おろそかにしては、予防策の
意味がなくなってしまいます。
あなたの身を守るために、
もう一度手指衛生について
確認してください。
(編集長)
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