臨床研修ブログ

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床頭台の上にあるもの

2023.10.03
カテゴリー: 初期研修

医学生や研修医のあなたは、入院患者さんのベッドサイドに行っても、病気のことを聞きだすのに精いっぱいで、どうしても職務質問のようになってしまいますよね。

 

でも、会話が弾まなくて患者さんがあまり話をしてくれない・・・、ということはあなたも経験があるはずです。患者さんに話をしてもらうヒントとして、以前にこんな記事を紹介したことが

あります。

 

患者さんとの会話がはずむネタ

 

今回はその応用編を紹介しましょう。

あなたが今日患者さんのところに行った時、患者さんの床頭台に何があったか見ましたか?

 

患者さんの床頭台にはいろいろなものがのっています。例えばご家族の写真、特にカワイイお孫さんの写真とか、飼っているイヌやネコの写真はよく見かけます。他にもコーラとかスポーツドリンクなどのジュース類。最近はご年配の患者さんでもスマホやタブレットもよく見かけますし、数独とかクロスワードの本があったり。強者だと、循環器病棟とか腎臓内科病棟でも梅干しが入った瓶とか小さい醤油のボトルが置いてあったりします(笑)。

 

以前の記事(患者さんとの会話がはずむネタ)でFORMというのを紹介しましたが、患者さんのベッドサイドに行った時に床頭台の上にあるものからFORMにつなげていくと会話の導入がスムーズになります。

 

例えば「かわいいお孫さんですね、何歳ですか?」とか、「このネコ何て言う種類でしたっけ?」という感じで編集長は多用しています(ちなみに編集長はイヌ派です)。

 

患者さんの家族のことから始まって、昔の職業とか上手くいくとご主人(奥さん)とのなれそめまで話してくれたことがありました。患者さんとの会話に困ったら、あなたもぜひ試してみてください。

(編集長)

これからベッドサイドへ

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