臨床研修ブログ

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糖尿病のお薬・・・・内服薬の分類

2024.02.22
カテゴリー: カンファレンス 内科

どの診療科に行っても糖尿病の患者さんがいます。当然、手術や検査の時に食事を止める場合は糖尿病薬を中止したり、減量したりする必要があります。また高齢者では、今までずっと服用していた糖尿病薬だとしても、入院を契機に減量や中止など、処方を見直す必要が出てくる場面にも良く遭遇します。

 

ですので、糖尿病が苦手と思っているあなたでも糖尿病薬について全く知らない訳には行きません。そんな時にあなたが知っておくべき最低限のクスリの知識を紹介していきます。

 

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糖尿病薬には内服薬が9種類、インスリンを含めて注射薬が2種類あります。多くて覚えにくいかもしれませんが、まずは大きく内服薬の分類を把握してみましょう。

 

内服薬には

【インスリン分泌非促進系】

・ビグアナイド薬

・チアゾリジリン薬

・αグルコシダーゼ阻害薬(αGI)

・SGLT2阻害薬

 

【インスリン分泌促進系】

<血糖非依存性>

・スルホニル尿素薬(SU薬)

・速攻型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)

 

<血糖依存性>

・DPP4阻害薬

・GLP1受容体作動薬(内服薬、注射薬)

・イメグリミン

 

【インスリン製剤】

インスリン各種

インスリン+GLP1受容体作動薬の配合剤

 

それぞれの機序や副作用、禁忌などを把握して、1剤から開始するのが原則です。薬剤名と一般名を覚えるのはちょっと大変ですが、まずは院内に採用されているものを覚えていきましょう。

 

ここでは取り扱いませんが、現在は合剤も多く発売されており、錠数も少なくて服薬アドヒアランスが向上するなど、慣れてくるとメリットは大きいものがあります。慣れてきたらぜひ使ってみてください。

 

次回はビグアナイドについて紹介します。

 (編集長)

 

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