臨床研修ブログ

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糖尿病のお薬・・・ビグアナイド

2024.02.24
カテゴリー: カンファレンス 内科

糖尿病薬については、細かくなくて良いので主な作用機序と禁忌や有名な副作用、そして適した症例や避けた方がいい症例という感じにイメージを掴んで覚えるのが効率的だと思います。

 

今回は、インスリン分泌非促進系薬剤の代表格であるビグアナイドについてまとめてみます。

 

【機序】

・肝臓での糖新生抑制

・他に消化管からの糖吸収抑制

・末梢組織でのインスリン感受性改善など

 

【特徴】

・体重が増加しにくい

・心血管イベントを低下させる

・安い

 

【禁忌】

・肝硬変・肝不全

・腎機能低下例では注意、特にeGFR<30では禁忌

 

造影CTなどのヨード造影剤を使用する際は休薬することは良く知っていると思いますが、造影剤に限らず、脱水やショック、心筋梗塞、重症感染症など、eGFRが急激に低下する可能性のある病態では中止しましょう。

 

【副作用】

・乳酸アシドーシスが有名

・臨床的には、消化器症状(軟便、下痢、心窩部不快感など)

・ビタミンB12の吸収阻害による大球性貧血を来すことがある

 

以上のことから、ビグアナイドが向くのは、心血管イベントリスクが高そうな、比較的若めの肥満のある2型糖尿病が良いでしょう。こういった患者さんは腎機能も肝機能も問題ないことが多いです。逆に、痩せている高齢で腎機能がちょっと低下気味の人には避けた方がいいでしょう。

 

用量は1日500㎎~2250㎎を2~3回に分けて服用となっていますが、お昼の服用は忘れる人が多いので編集長は朝と夕の2回で処方しています。効く人は500㎎程度でもA1cが低下してきますが、1000㎎まで増やしてから他の薬剤追加を検討しています。

 (編集長)

インスリン勉強会での一コマ

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