臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
メディカルラリーとは?
ただいま第23回水戸医学生セミナーの参加申し込み中です!
続々とお申し込みをいただいています。
定員が12名と少ないですので、お早目にお申し込みください!
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あなたはメディカルラリーをご存知でしょうか?
医学生のあなたはメディカルラリーなんて聞いたことが無いかもしれませんが、水戸医学生セミナーの参加者が一番悔しがってリベンジを心に誓うのが、このメディカルラリーです。
コロナで一時途切れましたものの、救急科の先生たちや救急隊が参加するメディカルラリーは国内各地で行われていますが、日本でのメディカルラリーは2002年に開催された大阪の千里メディカルラリーが日本で最初のラリーでした。
*YouTubeで「千里メディカルラリー」と検索するとたくさん出てきます。
なぜ国内でラリーが開催されるようになったのか?これには水戸済生会の前救命救急センター長である須田先生が深く絡んでいます。
須田先生はとっくに還暦を過ぎていますが、今でも時々、ドクターカーやドクターヘリに搭乗している筋金入りの救急医です。この須田先生が海外でメディカルラリーなるものがあると聞いて、2001年に他の2人のドクターと参加しました。そのラリーはメディカルラリーの元祖と呼ばれるもので、今から約30年前の1997年からチェコで開催されている「Rallye Rejviz(ラリー・レビー)」です。
須田先生らはこの大会に日本から初めて参加した訳ですが、結果は散々なものだったそうです。例えば、車で指定された場所に行き、そこで「あの建物の中で何かあるぞ」と言われ、そのまま入ったら銃で撃たれてすぐにゲームオーバーになったり、診断を付けることに気を取られ過ぎて周りの状況が把握できず時間切れなど、大会スタッフに「何しに日本から来たんだ?」と言われたそうです。
安全確認をしないで救急活動を始めてはダメという基本が頭に無かったり、院内の救急室と同じ感覚で野外での活動をしたりと、須田先生らはかなりショックを受けたそうです。
でも、実際の車がひっくり返してあるなど、町中がステージになっている臨調感いっぱいのラリーは非常に楽しかったので、日本に帰ってきて、一緒に参加した先生方と国内でラリーを開催したいと意見がまとまり、翌年の千里メディカルラリーの開催に至ったという話です。
水戸医学生セミナーのメディカルラリーでは、2010年の開催当初は須田先生にシナリオを作っていただいていました。ある意味、日本初のメディカルラリーの流れをくむ由緒正しい(?)メディカルラリーと言えます。そしておそらく国内唯一の医学生限定メディカルラリーです。
過去の参加者の感想は
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・メディカルラリーは初めてだったが、机上で学んだ知識を実際に活かすことの難しさを感じた。
・初めてのラリーで、患者さんを助けられませんでしたが、とても楽しかったです。またリベンジしたいです。
・打ちのめされました。
・実際の災害現場を模して体験することで、いつかこの場を経験した時にしっかり判断して適格な指示をできるようにしたいです。
・現場に出たときに自分がどのような問題に直面するのかを知るための良い機会だった。
ぜひあなたも、水戸医学生セミナーのメディカルラリーに挑戦してください!
セミナーの詳細は下記URLをクリックし、ページ最下段のお申し込みフォームからお申込みください。定員になり次第、受付を終了させていただきます。
【開催概要】
【日程】 2025年3月15日(土)、16日(日) 1泊2日
(1日目は13時開始予定。2日目は13時30分終了予定です)
【場所】 水戸済生会病院
(宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定)
【対象】 全国の 医学部 3、4、5年生 計12名
【内容】 1日目 JATEC、MCLSを中心とした講義と実技
2日目 水戸済生会総合病院でのミニメディカルラリー
【費用】 参加費、宿泊費は無料(病院までの交通費はご負担ください)
(編集長)
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
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