臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【お知らせ】2022年度採用 県立こども病院専攻医(後期研修医)説明会

2021.07.29

新型コロナ患者の増加がすごいことになっています。都内はもちろんですが、茨城県内も新規患者が過去最高を更新しています。

このブログを見ているあなたも、たとえワクチン接種を済ませていても、帰省などする際は感染対策に十分に注意してください。

 

さて、この時期J2のあなたも専門研修先をどこにするのか悩んでいると思います。ご存知の通り、当院は県立こども病院と隣接していますが、そのこども病院から専攻医(後期研修医)説明会の案内が届きましたのでご案内します。小児科を考えているあなたは是非ともご参加ください。

ちなみに、当院は小児科や産婦人科を志望する初期研修医が比較的多いのが特徴です。そして、当院に病院見学にお越しいただくと希望があれば、こども病院の見学も可能です。タイミングが合えば当院で初期研修を終えて、こども病院での専門研修を行っている先輩と話すチャンスがあるかもしれません。

 

また曜日によっては、こども病院の朝のカンファレンスや回診に参加することも可能ですので、小児科に関心のあるあなたはぜひ実際に病院見学にお越しください。

(編集長)

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

 

◆Web版・個別病院説明会を開催しています!

直接研修医からホントのところを聞いてみませんか?

8月2日~8月31日まで開催しています!

詳細はこちらから

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆レジナビFairでの病院紹介動画が見れます!

6月21日に開催されたレジナビFairでの紹介動画(10分)と院内の案内動画が、こちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!

初期研修紹介動画

 

◆水戸済生会の内科専門研修説明動画はこちら

「レジナビFair 専門研修(内科)プログラム」で紹介された説明動画がご覧いただけます。

内科専門研修プログラム動画

【小児科から③】 こども病院のレジデントレクチャー継続開催中です

2021.07.01

こんにちは。小児科の貴達です。

 

前回の小児科からの記事でも書きましたが、水戸済生会総合病院の隣には茨城県立こども病院があり、小児科についてのレジデントレクチャーを週1-2回のペースで開催しています。小児科ローテーション中はもちろん、昼に開催しているため、どの科を回っているときにも小児科に興味があるレジデントは積極的に参加してくれています。

 

この1か月で小児アレルギー、小児感染症、心臓超音波、遺伝学、など様々な分野のレクチャーを開催できています。また、週1-2回のペースでレクチャーがあるため、網羅的に学習をすることが可能です。

 

例えば、私の専門分野は小児アレルギーなのですが、食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などカバーしている疾患は多岐に渡ります。また、救急外来の対応の仕方、入院管理の仕方など、学ぶべき項目はたくさんあります。今年度中に30回のレクチャーを開催し、小児アレルギー分野について自信をもって診療ができるようにレクチャーしていきます。

 

 

水戸済生会総合病院以外でも茨城県立こども病院をローテーションできる病院はありますが、初期研修中の2年間を通じて継続して小児科臨床のレクチャーを受けられるのは水戸済生会総合病院しかありませんので、小児科に興味があるレジデントには大きなメリットだと思います。

 

今後ともより魅力的なレジデントレクチャーを継続して開催していきます。

 (貴達)

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【小児科から②】 こども病院のレジデントレクチャー

2021.05.27

こんにちは。小児科の貴達です。

 

前回の小児科からのブログでも書きましたが、水戸済生会総合病院の隣には茨城県立こども病院があり、密に連携をとりながら診療にあたっています。茨城県立こども病院ではレジデントレクチャーを毎週のように開催していますが、水戸済生会総合病院の初期研修医も自由に参加できるようになっています。

 

今回は茨城県立こども病院新生児科の星野先生から論文の書き方についてレクチャーがありました。今回はシリーズ第1段の内容で、まずは論文を書く上での心構えなどのレクチャーでした。論文を書くには実臨床をこなしているだけではなく、その他の時間を積極的に使用する必要があること、最初の一編が一番大変なため、まずは一編頑張って書いてみること、論文を書き終えて提出しても拒否されることがあるが、それでもメゲずに書き続けようということなどがレクチャーされました。今後のシリーズでより具体的な論文の書き方についてレクチャー予定です。

 

私自身も現在英語論文執筆中です。小児科専門医を取る上で論文を書くことは必須項目となっているため、茨城県立こども病院の後期研修医達は全員論文に取り組んでいます。初期研修医でも論文を書きたいという希望があれば一緒に作成していきたいと思っています。

 

今回は水戸済生会総合病院から初期研修医が3名参加してくれました。今後とも初期研修医が参加したいと思えるような内容を継続していきたいと思います。

 (貴達)

お邪魔した初期研修医だけでなく、

水戸済生会の先輩もたくさんいます!

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【新シリーズ】小児科から

2021.05.11

こんにちは。4月から小児科に赴任しました貴達(きたつ)と申します。今後、定期的に小児科からも情報発信させていただきます。

 

水戸済生会総合病院の隣には茨城県立こども病院に隣接しており、密に連携をとりながら診療にあたっています。

 

水戸済生会総合病院で初期研修をすると、こども病院で研修することも可能なのですが、全国的にみても、初期研修のうちからこども病院で研修できる病院というのは数が少なく、当院の特徴だと思います。こども病院で毎週のように行っているレクチャーにもいつでも参加可能です。

 

こども病院に隣接した小児科で何をしているかというと、、、アレルギー診療に熱心に取り組んでいます。つい先日も鶏卵アレルギーの子に対して食物経口負荷試験を行いました。

 

アレルギーを疑われた場合、よく採血で特異的IgEの値が上がっているかどうかを確認すると思います。スギ花粉症が疑われたときにスギの数値が高い、低いと言っているものです。食物アレルギーでも同様に特異的IgEを測ります。しかし、特異的IgE値が高くても、イコール食物アレルギーではありません。特異的IgEが陽性となっても、食べられることが少なくありません。例えば、卵白特異的IgEの値が最大のclass6となっていても、少量であれば、約半数の子が摂取することができます。それを確認するのが食物経口負荷試験です。

 

病棟でアレルギー症状が起きても良い環境で摂取をしてもらいます。今回ってくれている初期研修の先生にも手伝ってもらっています。今後どんどん食物経口負荷試験を増やしていく予定ですので、是非見学の際には見ていっていただければと思います。

(貴達)

食物経口負荷試験の風景

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◆ 5月15日(土)マイナビ合同Webセミナー全国版に出展します!

5月15日(土)午後に開催されるマイナビ合同Webセミナーに出展します。

マイナビレジデントページはこちら

編集長と研修医らがあなたの質問にお答えします!ぜひご参加ください!!

 

1回目:13:00~13:40 病院紹介

    13:45~14:15 Zoomでの個別質疑応答

2回目:14:30~15:10 病院紹介

    15:15~15:45 Zoomでの個別質疑応答

3回目:16:00~16:40 病院紹介

    16:40~      Zoomでの個別質疑応答

*病院紹介は3回とも同一内容です。

 

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5月10日~5月28日まで開催します!

詳細はこちらから

 

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◆レジナビFairでの病院紹介動画が見れます!

2月17日に開催されたレジナビFairでの紹介動画(11分)を、こちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!

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◆水戸済生会の内科専門研修説明動画はこちら

「レジナビFair 専門研修(内科)プログラム」で紹介された説明動画がご覧いただけます。

内科専門研修プログラム動画

【お知らせ】”茨城小児エコー合宿” 参加者募集

2019.05.16

お隣の県立こども病院からのお知らせです。

茨城県内の初期研修医を対象に、

小児のエコーを極めたいあなたに、

エコー合宿が開催されます。

 

合宿なので、たっぷりの時間を使って、

あなた自身がプローベを握ることが

できます。

 

すでに申し込みが始まっておりますので、

急いでお申し込みください!

 

(編集長)

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◆病院見学はもうお済みですか?

「どうやって研修病院を決めたら

いいのか分からない・・・。」

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接、研修医から話を聞くのが

ベストです。実際に見学に行くと、

想像以上に病院によって雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ当院へ見学に来て、あなたの目で

リアルな研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い

合わせはこちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

 

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“こどもの診療ワークショップ in 水戸 2019年度1回目” 開催のご案内

2019.04.16

当院と隣接する、茨城県立こども病院の

主催で、初期研修医を対象としたワーク

ショップが開催されます。

興味のある方はぜひご参加ください。

 

半日のコースですが、こどもの発熱と痙攣

という、コモンな症状への対応と、さらに

小児のエコーを学ぶ盛りだくさんの内容です。

 

施設見学もあるため、こども病院での専門

研修を考えているあなたにはチャンスです。

 

なお、初期研修医を対象にしていますが、

医学生で参加を希望される場合は、

相談してみる価値ありです。

 

当院、もしくはこども病院にメールで

お問い合わせください。

(編集長)

 

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松永先生の感染症カンファ

今年度で11年目となる伝統(?)の

感染症カンファです。年5回開催のうち

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成31年4月30日(火)13時~

 

院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

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輸液ならどうする?・・・・第26回鑑別診断道場より

2018.12.15

第26回鑑別診断道場の特別講演から

最後の記事になります。

 

前回は小児の脱水への対応として、

経口補水療法について紹介しました。

 

では輸液(経静脈的輸液療法)なら

どうすればいいでしょうか?

前回と同じ1歳3か月 10㎏の小児

で、考えてみましょう。

 

まずは初期輸液として細胞外液

もしくは1号液を10~20ml/㎏を

1~2時間で点滴します。

 

つまり、

200mlを2時間で点滴するので、

100ml/hで開始します。

 

尿が出たことを確認して、下にある

Holiday-Segarの式を参考に維持輸液を

考えましょう。

 

体重が10㎏なら、40ml/hの点滴速度

となります。

 

 

前回紹介した経口補水療法の指導と

今回の点滴の目安を覚えておけば、

ERで焦らなくて済むようになりますよ。

ぜひ使ってみてください。 

(編集長)

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◆病院見学に来ませんか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

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経口にする? それとも点滴?・・・・第26回鑑別診断道場より

2018.12.13

第26回鑑別診断道場の特別講演からです。

前回は脱水の評価について紹介しました。

今回は脱水への対応です。

 

脱水の対する初期治療としては

口から飲ませる(経口補水療法)

点滴する(経静脈輸液療法)とが

ありますが、どう使い分ければよい

でしょうか?

答えは

・経口補水療法は中等度以下の脱水の場合

・経静脈輸液療法は重度の脱水の場合

に推奨されます。

 

では、あなたが当直中にERでこんな症例に

遭遇した時のことを考えてみましょう。

 

1歳3か月 10㎏の小児

急性胃腸炎による下痢、嘔吐で中等度の

脱水と判断しました。(ここでは5%脱水

として、不足分は500mlとします)

中等度脱水なので、経口補水療法が

良いと考えました。

 

では、親にはどのように指導しますか?

「水分を良く摂らせてください」と言うだけ

では、親は不安になります。できるだけ

具体的に飲ませ方を教えるべきです。

 

鈴木先生からは、ガイドラインに

「中等度の脱水のある急性胃腸炎に

対する初期治療として、4時間以内に

不足分の水分を経口補水液で経口

摂取する」とあることを踏まえ、

 

・不足分500mlを4時間で摂取

・つまり1時間あたり125ml

・10分間で約20ml摂取すればよい

となります。

 

ここでペットボトルのキャップは

1杯あたり5~6mlなので、10分間で

キャップ4杯分の水分を飲ませればOK

ということになります。

 

これくらいのペースなら何とか

できそうな気がしませんか?

 

できるだけ、分かりやすい目安を

示して指導すると、親も安心します。

(編集長)

症例の相談中

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さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

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小児の脱水と臨床徴候・・・・第26回鑑別診断道場より

2018.12.11

第26回鑑別診断道場の特別講演からです。

鈴木先生から小児の脱水に関する話題も

ありましたのでシェアします。

 

いきなりですが、あなたに質問です。

小児の脱水の評価に一番良いのは何でしょう?

答えは「体重」です。

 

軽度~中等度の脱水は、体重の3%~9%の喪失

重度の脱水は、体重の9%を超える喪失

とされています。

 

具体的に考えてみると、

例えば体重12㎏の小児

(だいたい2、3歳ごろ)なら

3%の喪失は360g

6%の喪失は720g

9%の喪失は1080g

となります。

 

普段の体重を親に聞いて、もし500g減っていたら

中等度の脱水ということになります。

大人の感覚だと500gくらいは何てことないと

思ってしまいますが、要注意ですね。

 

臨床徴候は以下のようにまとめていただきました。

 

(編集長)

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小児を診察はPATから・・・・第26回鑑別診断道場より

2018.11.27

前回は小児の発熱で除外すべき

疾患を紹介しました。特に3か月未満の

小児の発熱は要注意です。

 

なぜなら、重症細菌感染症の頻度が

10~15%と高いにも関わらず、

発熱以外の症状がはっきりしない場合も多い。

そして身体所見では重症細菌感染症の

除外が困難だからです。

 

身体所見があまりあてにならないので

「何となく元気がない」が大事ですが、

それを評価するのが、

PAT(Periatric assessment triangle)です。

 

PATは「あれっ、なんだかこの子やばそう」

というのを

Appearance(外観・見かけ)

Work of Breathing(呼吸仕事量)

Circulation(循環・皮膚色)

で評価します。

 

Appearanceは「見た目が元気そう」

ということですが、具体的には

 

・筋緊張(ぐったりしていない、

 手足を動かす)

・疎通性(呼ぶと振り向く、笑う)

・精神的安定(抱っこすると泣き止む)

・視線(視線を合わせる、おもちゃを

 目で追いかける)

・会話/泣き声(声を出している)

これらが出来ていればOKと判断します。

 

Work of Breathingでは

・呼吸の速さ

・努力呼吸

・明らかな呼吸音の異常の有無

これらに注目します。

 

聴診器なしで呼吸音が聴こえたらヤバイし、

陥没呼吸(Retraction)が肋骨弓下や

胸骨下だけでなく、鎖骨上窩や胸骨上、

胸骨で見られたら重症です。

 

Circulation (to Skin)

大人と違って、小児はバイタルサインが

循環動態を正確に反映しないうえ、

年齢によって正常値が異なるので

なかなか使いにくいのですが、

皮膚の状態が、全身の循環動態の

指標になります。

 

例えば皮膚の蒼白、チアノーゼ、

まだら模様は危ないサインです。

また、毛細血管再充満時間(Capillary 

Refilling Time:CRT)も良く用いられます。

 

CRTは成人と異なり、小児では四肢を

心臓よりやや高い位置に持ち上げた

状態で、四肢の皮膚を押して素早く離し

ます。押した部分の皮膚の色が戻るまで

に何秒かかるかを確認し、正常なら2秒

以内に皮膚の色が元に戻ります。室温で

評価しないと間違えてしまいます。

 

ERを受診した小児を観察して、

笑顔が見られ、おもちゃに目を向ける

 (Appearance)

頻呼吸や陥没呼吸なし

 (Work of Breathing)

チアノーゼなし、末梢冷感なし

 (Circulation)

ならば、PAT異常なしとして、現時点では

全身状態は良好と判断してください。

もちろんPATは3か月以上の小児でも、

使うことが出来ます。 

(編集長)

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