臨床研修ブログ

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紹介状の書き方 その3

2018.01.30
カテゴリー: 初期研修

紹介状を書く時のポイントは

誰に宛てて書いているのかを

はっきりさせることで、5つの

パターンがあることを紹介しました。

 

今回はリハビリなどを目的に

転院を依頼する時の

パターンを考えてみましょう。

 

脳梗塞の患者さんや高齢者など

担当した患者さんがリハビリ目的に

転院することは良くありますね。

そんな時に紹介状に必要な情報は

どんなものでしょうか?

 

この場合、入院中の経過は入院

サマリーのようにあまり詳しくは

必要ありません

 

むしろ、現在のADLはどの程度で、

リハビリのゴール(例えば、車いす移乗

が出来るようになって自宅に戻るなど)

をどこに設定しているのか?

を必ず含めた方がいいですね。

 

ゴールについては、我々医療関係者の

見通しと本人や家族の希望にギャップが

あることもあります。なので、状況に

よっては両方を記載したほうがイイかも

しれません。(例えば、「自立歩行は

困難が予想されますが、ご本人とご家族

は、そこを目標と考えておりリハビリに

意欲的です」など)

 

ADLも以前に紹介したDEATHとSHAFTTを

参考にするとよいでしょう。

DEATHとSHAFTTはこちら

 

他に併存疾患の状況(安定しているのか

不安定なのか?)や、内服薬も必須です。

内服薬は高額なものが含まれていると

転院を断られる場合があるので、

ケースワーカーなどを通して事前に

確認が必要です。

 

併存疾患の状況が不安定な場合は

悪化した際の具体的な対応(内服薬の

調整や紹介元への転院や外来受診など)

を記載しておくと丁寧です。

           (編集長)

技師さんの指導を受けながらグラム染色

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