
臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
先日のことですが・・・・
先日のことですが、編集長が休日にジョギングをしていたら、救急車やパトカー数台がサイレンを鳴らしながら近くを通り過ぎて、比較的広い道の交差点に止まりました。交通事故だなと思って、そのままジョギングを続けようとしたのですが、ちょうど事故現場が見える位置に差し掛かったところ歩道に傷病者が1名横たわっているのが見えました。
「たぶん大丈夫だろうけど・・・・・」と思いつつ、何となく気になって近づいて行くと、交差点内での右折車と直進車の衝突事故で傷病者1名が歩道に横になって、これから救急隊がバックボードに載せて救急車内に搬入するところでした。
救急車の近くで見ていたら、救急隊の一人が編集長に気付いて、「あ、もしかして済生会の○○先生ですか」と見つかってしまいました。思わず「大丈夫ですかね?」と聞いたら、「車内で診察をお願いします」と言われました。
こんな時、あなたはどうしますか?
そもそも事故現場に近づかないかもしれませんが、どうなったのかな?と気になってしまいますよね。でも、外傷の初期対応を知っていればそれほど怖がることではないのです。
実はコロナの影響で中断していますが、水戸済生会総合病院では水戸医学生セミナーという医学生向けのイベントを開催していました。これは、お隣の水戸協同病院との共催で両病院のいいところを体験してもらうセミナーなのですが、当院では救急対応、特に外傷患者の初期対応を扱うメディカルラリーをやっていました。
年2回開催で20回目まで続いたセミナーですが、編集長も医学生セミナーの企画で関わっており、外傷の初期対応の講義と実習を20回も受けてきたので、今回の交通事故でも、それほど戸惑うことことなく車内に入って診察して、水戸済生会の救命救急センターに収容の電話をかけて搬送してもらいました(編集長の見立て通り、傷病者も軽症でした♪)。
実はその2か月前にも交通事故の現場に遭遇して、車内に閉じ込められている傷病者が救出されるまで点滴ルートを確保して近くにいたことがありましたが、この時も外傷の初期対応の知識が役立ちました。
あなたも似たような状況に遭遇しないとは言えません。もちろんERに外傷患者が搬送されてきた時にまず何をしたらいいのか、どんなことに注意すべきか、知っておく必要があります。
コロナが始まって医学生セミナーの中止を決めた時に外傷の初期対応を学ぶ動画を作りました。動画は2つに分かれていて、1つ目は外傷初療の講義、2つ目は実際にシュミレーション体験してもらった時のものです。
この動画で講師役として登場する楠先生はこの春から救急医の道に進みます。学生の時に参加してくれた大久保先生も4月からJ2として後輩たちのお手本になるべく頑張っています。
見て見ぬふりをしても、気になってしまうくらいなら、この動画を見て初期対応ができるようになってください!
*水戸医学生セミナーは再開したいのですが・・・・、今のところ予定は立っていません。
(編集長)
動画の一コマ
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