臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

新傾向でした・・・水戸医学生セミナー

2018.08.04
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

7月27月、28日に開催された

第18回水戸医学生セミナーから

紹介しています。

 

2日目に行われるメディカルラリーのことは

以前にもこのブログで紹介してきました。

https://ameblo.jp/mitosa-re/entry-12339240236.html

 

今回のメディカルラリーでは

今までにない対応を求める新傾向のシナリオで

編集長も驚かされたので、紹介します。

 

と言っても、シナリオは秘密なので、

あなたに全部を教えることは

できないのですが・・・、少しだけ。

 

今回のシナリオでは、すでに

末期がんの診断を受けている患者が

搬送されて来たという設定がありました。

家族とも延命治療はしないBSCで

方針は決まっているという設定です。

 

どういうことかと言うと、

ACLSやJATECを駆使して蘇生に全力を

尽くすのではなく、短い時間で患者背景の

把握や家族の気持ちを上手く聴取して

いわゆる延命処置をせずに、患者の希望

していた看取りにつなげていく

ことを求める内容だったのです。

 

ここまで踏み込んだシナリオは、

医学セセミナーが始まって今回までの

9年間で初めてだと思います。

 

当然、医学生には難易度が高いと

思うのですが、同じチームで一緒にラリーに

参加した研修医たちはそれなりに対処

出来ていて、それにも驚かされました。

 

それだけERを含む診療の現場で

・どこまでやるのか?

・どうやって看取るのか?

という重大問題に遭遇しているのだと思います。

 

単にACLSやJATECが出来るようになれば

良いわけではありません。

 

患者さんや家族とどう向き合うか?

つねに考え続けることが大事です。

 

進化を続ける水戸医学生セミナーの

メディカルラリー。次回はあなたも

挑戦してみて下さい!

 

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

 

◆感想やコメントはFacebookページから

 お願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

—–