臨床研修ブログ
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【症例】70歳代の発熱・・・アメーバ性肝膿瘍
2018.08.02
カテゴリー: カンファレンス 消化器内科
前回は化膿性(細菌性)肝膿瘍の
ポイントをまとめました。
勢いついでに、今回はアメーバ性
肝膿瘍についてまとめましょう。
【アメーバ性肝膿瘍】
・壮年男性に多い
・リスクとして半年以内の海外渡航歴、
性交渉歴(HIV感染症)が重要
・画像検査では化膿性肝膿瘍と比べて、
右葉に、単発性で、径が5-10㎝と大きい
傾向がある
・診断は血清アメーバ抗体。感度、特異度
とも高い(>95%)。
・IHA法では<64倍で否定、>512倍で確定
と考えてよい
・穿刺液の塗抹から原虫が検出されるのは
約1/3のみ。どちらかと言えば化膿性肝膿瘍
の否定に有用
(編集長)
エコーハンズオン その2
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どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
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