臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
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小児喘息のみかた・・・第3回水戸医学生“小児科”セミナーより
水戸医学生“小児科”セミナーの
ミニレクチャーから紹介します。
最初は、塚越先生から小児喘息に
ついてのレクチャーがありました。
さて、あなたに質問です。
気管支喘息とは、どんな病気(病態)で、
どう診断するのでしょう?
実は、これにスラスラ答えられる
研修医は、ほとんどいません。
気管支喘息とは
・発作性に起こる気道狭窄によって、喘鳴や
咳嗽、呼気延長、呼吸困難を繰り返す疾患
・基本病態は、慢性の気道炎症と気道過敏性
の亢進
・慢性炎症により気道の線維化、平滑筋肥厚
など構造変化(リモデリング)を来す
診断は、下のフローチャートのように
喘鳴を繰り返す病歴があり、鑑別疾患を
除外し、治療への反応などから診断します。
決して、何か一つの検査をすれば診断できる
というものではありません。
そして乳幼児喘息の病態は
・IgE関連喘息(アレルゲン誘発性喘息
/アトピー型喘息)
・非IgE関連喘息(ウイルス誘発性喘息)
の二つがあります。
IgE関連喘息の特徴としては
・両親の少なくともどちらかに喘息の既往がある
・アトピー性皮膚炎あり
・吸入アレルゲンに対する特異的IgE抗体が検出
・抗IgE血症の既往や家族歴あり
・喀痰中に好酸球やクレオラ体が存在
・気道感染がない時に呼気性喘鳴を来す
などが知られています。
(編集長)
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