臨床研修ブログ

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γ(ガンマ)計算

2022.05.10
カテゴリー: カンファレンス 内科

先日のことですが、糖尿病性腎症で維持透析中の方の敗血症性ショックの症例を担当しました。その時にノルアドレナリンの持続点滴をしたのですが、指導医から「ノルアドレナリンは何γ(ガンマ)で開始する?」と質問されて、固まってしまいました(笑)。なので、今回はγ計算について勉強したことをシェアします。

 

ノルアドレナリンを投与する際、投与量は非常に大切です。例えば5ml/hrのノルアドレナリンをお相撲さんと赤ちゃんに投与したとします。同じ5ml/hrでも体重が違えば、必要な量は変わってきます。そこで体重1kgあたり、1分間でどのくらいの量を投与すればいいのかを表すγ(ガンマ)を用います。

 

まず、1γ=1μg/kg/min と表されます。
→ minをhrに変換すると、1γ=60μg/kg/hr
→μgをmgに変換(1mg=1000μg)すると、1γ=0.06mg/kg/hr
→単位を並び替えると、1γ=体重(㎏)×0.06㎎/hr ということになります。

 

ノルアドレナリンは生理食塩水で希釈し用います。当院のICUなどでよく使う組成はノルアドレナリン5㎎+生食45㎖で計50㎖にするので、濃度は0.1㎎/㎖ですが、開始時は0.05γからとなっています。

 

この組成の場合、患者さんの体重が50㎏だとすると 0.05γ=0.05×50㎏×0.06mg/hr=0.15㎎/hr となります。

 

でも、看護師さんに指示を出すときは【㎎/hr】ではなく【㎖/hr】にしないと間違いのもとになるので、薬剤の濃度で割ると 0.15㎎/hr÷0.1㎎/㎖=1.5㎖/hr となります。

 

つまり体重50㎏の患者さんなら、ノルアドレナリンは開始時には1.5㎖/hr(=0.05γ)で開始すればよいということになります。

 

γをml/hrに変換する式は 1γ=体重×0.06÷濃度(㎎/㎖) で求めることができるので、これを覚えておくといいと思います。

 

なお、良く使う薬剤としては
・ノルアドレナリン 0.05γ〜0.3γ
・ドブタミン 1γ〜20γ
・ランジオロール  心機能低下例では1〜20γ

 

この3つは覚えておいた方がイイです。

そして、病院や病棟によってルーチンで使う組成があるので、必ずそれを確認しておきましょう。

           (ミッフィー)

タイミングが合えば、、、

見学時にガウンを着て一緒にPICC

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