臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

第32回茨城県央レジデントセミナー

2022.06.09
カテゴリー: 初期研修

6月2日のことですが、第32回目となる県央レジデントセミナーがハイブリッドで開催されました。

 

このセミナーは水戸地区の4つの研修病院(水戸済生会総合病院、水戸協同病院、ひたちなか総合病院、水戸医療センター)の研修医が集まって、研修医同士の勉強や交流を目的に年に2回のペースで開催しているものです。実はこの4病院は内科専門研修プログラムでも互いに連携施設になっていることもあり、専門研修で必要な地域のカンファレンスとしての位置づけもあります。そのためファシリテーターを各病院の内科専攻医が務めています。

 

今回で32回目と長く続いている研修医向けのセミナーですが、コロナ以降はWebとリアルのハイブリッドで開催しています。ハイブリッド開催を続けていると、それぞれの病院によってWeb参加者とリアル参加者の割合が異なっているのですが、これは病院の文化の違いなのでしょうか?編集長的にはちょっと興味がわきました。

 

前半の「鑑別診断道場」のパートでは、研修医が経験した症例を提示し、どういった病歴や身体所見から、鑑別診断をあげていくのか?とか、患者さんにどう聞くべきだったのか?にフォーカスを当てています。後半の「茨城県央レジデントセミナー」のパートでは特別講演を行っていただくという形式です。同じ研修医同士なので、恥ずかしがらずどんどん発言して、素朴な疑問を解決できる場になっていますし、ここで得た知識は病棟やERですぐに役立ちます。

 

前半の鑑別診断道場では、水戸医療センターとひたちなか総合病院から症例提示がありました。水戸医療センターは心窩部痛で受診した心筋炎の症例、ひたちなか総合病院からは「クスリはリスク」をテーマにピルジカイニド中毒の症例でしたが、あなたが当直をしている時に遭遇してもおかしくない症例で非常に勉強になりました。

 

後半の特別講演では水戸協同病院血液内科の萩原先生から凝固に関するお話でした。凝固のカスケードを見るとめまいしてしまう編集長ですが、症例に即した解説で分かり易いお話でした。

 

次回のレジデントセミナーは10月の予定です。次回は当院から症例提示をする順番ですので、勉強になる症例を準備しておきます♪

(編集長)

リアル参加の3人とZoom参加の10人で

鑑別疾患を相談中

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、6月22日(水)開催のレジナビです

レジナビFairオンライン 2022夏 東日本Week にぜひご参加ください!!

 

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なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

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