臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

インスリンはそんなに痛くない?

2018.06.16
カテゴリー: 初期研修

どの診療科に行っても避けて通れない

疾患の一つに糖尿病があります。

 

糖尿病は苦手と思っていても、

手術や検査の前には糖尿病薬を

中止するの? 継続するの?

と看護師さんから指示を求められます。

 

救急外来で低血糖患者さんに遭遇した

時は帰宅させて良いのか、入院させる

べきかの判断を迫られます。

 

つまり、どの診療科に行っても

糖尿病に関して知識ゼロで過ごせる

ほど甘くはありません。

 

もちろんインスリンに関しても同様です。

 

今は多くの病院で糖尿病チームがあり、

実際のインスリン指導は外来でも入院でも

看護師さんがやってくれるところが多い

はずです。

 

医師はインスリンの指示だけ出せばよい

のが現状。となると、患者さんから、

「オレンジ色のインスリンは・・・・」

とか、「グレーのやつは・・・」

などと言われても、何のことか

分からないってことになります。

 

ちなみにオレンジ色のインスリンとは

超速攻型(ノボラピッド®など)と

呼ばれるもの、グレーのインスリンとは

持効型(ランタス®など)と呼ばれる

ものです。

 

病院によって採用されている製品

が異なるのですが、間違いを減らす

工夫がされています。

 

先日は研修医講義の時間を利用して

インスリン講習会を開催しました。

 

これは毎年開催しているのですが、

普段は触ることのほとんどない

インスリンを触って、取り扱いを

知ってもらうことが目的です。

 

もう一つ重要な目的は、実際に

自分で自分に針を刺してみること。

 

処方する側の人間が、インスリンや

血糖チェック(SMBG)の痛さが

どの程度なのか、どの程度煩雑な

操作なのかを知っておくべきだと

思うのです。

 

もちろん薬液は注入しませんが、

実際に針を刺した経験はないので、

みんなビビりながらやっていました。

 

感想は

「インスリンは大して痛くない」

「SMBGは痛い」

とのこと。

 

あなたも、自分でやってみることを

強くお勧めします。

 (編集長)

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◆第18回水戸医学生セミナー 

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

平成30年7月28日(金) 29日(土) 

2日間で開催します。

 

五感をフルに使って真剣に身体診察に取り組み、

身体診察後の詳細なフィードバックを受ける。

 

すると、あなたはもう一度ベッドサイドに

行ってみたくなるはずです。

 

あなたは身体診察のみで、どこまで診断に

迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい!

 

水戸医学生セミナーは、大学の授業で

体験できない、内科と救急のエッセンスを

盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!

 

現在参加者受付中です。

すでに 残り3名 となりました!

詳細はこちらから

http://www.mito-saisei.jp/index.html

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆感想やコメントは

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【お知らせ】平成31年度初期研修医採用面接の日程

2018.06.07
カテゴリー: 初期研修

初期研修医の採用面接日のお知らせです。

 

そろそろ面接を受ける病院を

しぼりこんでいる時期でしょうか?

 

この時期は面接の掛け持ちなどで

忙しい人もいると思います。

 

また地元での研修を考えている

あなたは、夏休み中に効率よく面接を

受けておきたいですよね。

 

当院は面接日を、原則として

土曜日の午前に設定していますが、

多忙なあなたの事情もよく理解でき

ますので、日程や時間に関しては

遠慮なくご相談してください。

 

応募をお待ちしています!

 

募集人数:10名

面接日:平成30年7月28日、

     8月4日、11日、18日、25日

     (いずれも土曜日午前)

方法:小論文および面接  

 

詳細は病院HP

www.mito-saisei.jp/resident/resident2.html#j

をご覧ください。

(編集長)

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◆第18回水戸医学生セミナー 

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

平成30年7月28日(金) 29日(土) 

2日間で開催します。

 

多発外傷患者が搬送されて来た時、

初めに何をしますか?

 

もし多数傷病者が発生する多重事故や

災害が発生した時、あなたが最初に

するべきことは何ですか?

 

大学では教えてくれない現場での対応を、

この「究極の体験型セミナー」で

身に付けてください!

 

現在参加者受付中です。

すでに 残り3名 となりました!

詳細はこちらから

http://www.mito-saisei.jp/index.html

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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祝2周年!

2018.05.08
カテゴリー: 初期研修

いつも当ブログをご覧いただき有難う

ございます。

 

なんと明日5月9日でブログを始めてから

2周年を迎えることになります。

 

ちょうど2年前の5月9日に最初の記事を

アップして、この2年で330本以上の記事を

アップしてきました。

 

このブログでは当院のイベントはもちろん

初期研修医や医学生のあなたに知って

もらいたいことや、病棟やERで患者さんを

見ながら研修医に説明したことなど

日常で気づいた内容を記事にしています。

 

そんなブログですが、こうして2周年を

迎えることができるのも、あなたに読んで

もらえるからです。改めて御礼申し上げます。

 

実はだんだんと記事がたまってきたので、

昨年夏のレジナビから、人気のあった

シリーズをまとめて印刷し、会場で配布

してみました。これが意外と好評で、

編集長としては非常に嬉しくて、やる気も

でました(笑)。

 

これからもあなたに役立つように、

そして当院の研修をもっと知ってもらえる

ように、続けていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

 

さらに、双方向性でいろいろと議論できれば

より役に立つと思っています。ぜひとも

遠慮なく、ご意見やコメントをFBに書いて

下さい。

(編集長)

 

朝カンファの一コマ

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5月は徳田安春先生です!

 

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月29日(火)11時~

*日程が変更となりました

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆そして・・・、

第25回県央県北レジデントセミナー

平成30年5月24日(木)18:50~

水戸医療センター2F 地域医療研修センター

 

当院研修医が症例提示を行います!

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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【おしらせ】第25回茨城県央県北レジデントセミナー開催予告

2018.04.28
カテゴリー: 初期研修

県央県北レジデントセミナーのお知らせ

です。

 

このセミナーは水戸地区の研修病院

(当院のほか、水戸協同病院、ひたちなか

総合病院、水戸医療センター)の研修医が

集まって、研修医同士の勉強や交流を

目的に年に3回のペースで開催している

ものです。

 

サブタイトルの「鑑別診断道場」にあるよう

に、研修医が経験した症例を提示し、

グループで鑑別診断を考えながら症例を

検討していきます。

 

今回は当院の富永先生が症例提示を

行います。

 

同じ研修医同士なので恥ずかしがらず

どんどん発言して、素朴な疑問を解決できる

場になっています。

 

会場は各病院を持ち回りで行っていますが、

次回は5月24日(木)に水戸医療センターで

開催します。

 

医学生の皆さんの参加も歓迎します。

是非お越しください。

(編集長)

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5月は徳田安春先生です!

 

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月29日(火)11時~

*日程が変更となりました

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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例外対応

2018.04.26
カテゴリー: 初期研修

いきなりですが、こんな症例に遭遇したら

あなたはどうしますか?

 

70歳代の男性で主訴は心窩部痛

当日早朝から心窩部痛を自覚し、何度か

嘔吐もあった。自宅で様子をみていたけど、

飲水も食事も十分出来ずに、心窩部痛が

持続するため夜になってERを受診した。

 

受診時のバイタルは血圧90/60 mmHg 

脈拍40bpm 体温35.6度 呼吸数22回

心電図では心室レートが40回/分の

完全房室ブロックと下壁誘導のST上昇を

認めた。

 

どこから見ても急性心筋梗塞(AMI)で、

しかも徐脈とショックになっているので

早急な対応が必要です。

 

ER当直中のあなたは循環器内科を

コールして、緊急PCIの準備を始め

ますよね。自分も一緒にPCIに入れる

かな、なんて考えているかもしれません。

 

でも、この患者さんの採血結果で

Cr3.6mg/dlと腎機能が悪かったら

あなたはどうしますか?

 

PCIではヨード造影剤も多く使ってしまい

ます。もしかしたら造影剤を使うことで

透析導入になってしまうかもしれない。

 

じゃ、PCIはやらない方が良いのか??

 

あなたは研修が始まって、すでに

似たような現場に遭遇しているかも

しれません。

 

この症例のように、今まで勉強してきた

知識を臨床の現場で適応していいのかと

悩んでしまう状況は良くあります。

 

編集長に言わせれば、

臨床は例外対応の連続なのです。

 

何を優先させるのか?

何を犠牲にするのか?

常にこういった厳しい判断が求められます。

 

今のあなたに、このような判断を求められる

ことはないかもしれません。

 

でも初期研修が終われば、必然的に判断が

求められます。そんな時に適切な判断が

出来るように先輩や指導医がどういうことを

判断の根拠にしているのかをしっかりと

見ておいて下さい。

 (編集長)

 

ちなみに、このAMIの患者さんは

約半日の脱水状態で腎機能の悪化を来した

と考え、PCIに取り掛かるまでの間に約1Lの

輸液を行いました。PCIも上手くいって、

術後も順調に腎機能が回復してくれました。

 

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5月は徳田安春先生です!

 

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月29日(火)11時~

*日程が変更となりました

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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【お知らせ】 “こどもの診療ワークショップ in 水戸” 開催のご案内

2018.04.17
カテゴリー: 初期研修

当院と隣接する茨城県立こども病院の

主催で初期研修医を対象とした

ワークショップが開催されますので、

お知らせします。

 

このワークショップは、半日のコースですが

こどもの嘔吐、下痢のみかたや小児の輸液

さらに小児のエコーと内容は盛りだくさん

です。施設見学もあるため、こども病院での

専門研修を考えているあなたにはチャンス

です。

 

当院でも2年前からこども病院との共催で

「水戸医学生“小児科”セミナー」を開催して

いますが、こちらは医学生を対象に、

PALSをからめたメディカルラリーを中心

としたセミナーです。秋には第3回の開催を

予定しています。

 

今回のワークショップも、セミナーも

小児科に関心のあるあなたにお勧めです!

 

なお、今回は初期研修医を対象にして

いますが、医学生で参加を希望される場合

は当院もしくはこども病院にメールで

お問い合わせください。

(編集長)

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◆4月のもう一つは

 松永先生の感染症カンファ

今年度で10年目となる伝統(?)の

感染症カンファです。年5回開催のうち

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年4月26日(木)13時~

 

そして5月は、

 徳田安春先生と続きます!

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月11日(金)13時~

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

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病棟で問診する際のコツ   その2

2018.04.10
カテゴリー: 初期研修

あなたが病棟で患者さんや家族から

話を聞きだす時のコツについて

紹介しています。 

 

ERや外来とは異なり、病棟だからこそ

気を付けなければいけないこともあります。

なんだと思いますか?

 

3.場所に配慮する

個室に入院している場合は問題ないかも

しれませんが、大部屋の場合は周囲の

患者さんに全部話を聞かれてしまいます。

 

病気のことは誰でも聞かれたくないもの

ですから、動ける患者さんの場合は、

病棟内のICするスペースなどに場所を

変えて話を聞くと良いでしょう。

 

患者さんが動けないなら、家族だけでも

場所を代えて話をした方がよいですね。

 

また、場所を代えるということは

患者さんや家族も

「ちゃんと先生と話が出来た」と

認識してくれるきっかけになります。

 

特に女性の研修医は看護師さんと

勘違いされていて、

十分話をしたはずなのに、

「まだ先生が来てくれていません」

なんて言われることが

残念ながら時々あります。

 

こんな時は場所を代えて、改めて

自己紹介して話をすると上手くいきます。

 

4.雰囲気や態度で共感的理解を示す

入院してくる患者さんは、いろいろ不安を

抱えています。不安に思っていることを

全部話せて、しっかりと話を聞いてもらった

(=共感的理解)という安心感はとても

大事です。

 

ここで重要なのは、共感的理解というのは、

言葉よりも、むしろ言葉以外の態度が大きく

影響する、ということです。

 

具体的に言えば、患者さんから話を

聞くときは、患者さんと視線を合わせて、

少し前かがみの姿勢で話を聞く、 

ベッドサイドなら、サッとしゃがんで

患者さんと目線の高さを合わせて

話をする、などです。

 

こういった態度が自然にできると

患者さんにも家族にも、そして

看護師さんなどのスタッフにも

好印象を持ってもらえます。

ぜひやってみて下さい。

(編集長)

経食道心エコーの準備中

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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病棟で問診する際のコツ  その1

2018.04.07
カテゴリー: 初期研修

あっという間に1週間が過ぎましたね。

担当患者さんも割り当てられたけど、

全然把握できない・・・、というあなた。

心配いりません。最初からできる人は

ほとんどいません。

 

大きく環境が変わったばかりですので、

あせらずにやっていきましょう。

 

さて、病棟では担当患者さんのところに

行って話を聞きますよね。

 

病歴、既往歴、生活歴などなど

高齢者の場合は、家族の状況や

介護保険の有無、現在利用している

介護サービスを把握することも大事です。

 

でも、何となく話しにくい、うまく聞き出せない

なんてことがありますよね

 

患者さんや家族から話を聞きだす時は

どんなことに注意したら良いでしょう?

 

ここでは病棟での問診のコツを紹介

しようと思います。

 

1.挨拶と自己紹介

病棟に入院してきた患者さんのところへ

行ったら、まずは挨拶です。

 

「こんにちは。入院中に□□先生と一緒に

担当します研修医の○○です。」

 

この時に患者さんの名前を確認すること。

編集長も話していたら、じつは全然別の

患者さんだった、という経験があります。

特に慣れていない時ほど注意しましょう。

 

また、そばに家族がいれば家族にも

挨拶すると同時に、患者さんとの関係を

聞いておきます

 

「失礼ですが、ご関係は?」と言えばOK

 

例えば奥さんだと思っていたら、

奥さんは亡くなっていて、年の近い妹さんが

一緒に来ていたなんてこともあります。

 

家族のことは後で聞こうと思っても、

何となく聞きにくくなるので、最初の時点で

聞き出しておくのがポイントです。

 

2.患者さんの状態を尋ねる

病棟には、基本的に具合の悪い患者さんが

入院してきます。そこで、いろいろ問診する前に

 

「今のお加減はいかがですか?」

「少し話を伺ってもいいですか?」

 

と一言尋ねてください。

 

もちろん検査入院などでは体調も悪くない場合も

ありますが、外来受診から入院までの間に

状態の変化がないかを、最初に聞いてください。

 

その後で「今日はどうしましたか?」など、

患者さんが自由に話せるような質問から

始めて、最初の数分間だけでも、

こちらから言葉を挟まずに聞くことに

徹しましょう。

 

続きは次回に 

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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チェックリスト

2018.04.05
カテゴリー: 初期研修

 

研修が始まって4日目です。

病棟デビューしたてのあなたは、

何が何だかわからないまま、

悪戦苦闘していると思います。

 

編集長の経験から言わせてもらうと、

ローテーションが変わった時、

最初の1週目は何が何だかわからない

まま過ぎてしまいます。2週目になると、

何とか動きが分かるようになって来ます。

ようやく仕事に慣れてきたと思えるのは

3週目から。

 

まして、初めて病棟にデビューした

あなたはもっと時間がかかるかも

しれません。

 

仕事を進めていくコツの一つは、

ルーチンの仕事をいかに早く終わら

せるかです。ルーチンを速く済ませて、

患者さんのところにいったり、勉強の

時間に使いましょう。

 

でも覚えることがたくさんありすぎて、

「訳が分からない!」

 

そんな時に役に立つのがチェックリスト

です。

 

チェックリストでやるべきことを確認して、

ルーチンの仕事を効率的に済ませると

いいかもしれません。

 

例えば、担当患者さんについて指導医から

「この患者さんは明日の午後に退院ね」

と言われたら、何を済ませておけばいいでしょう?

 

退院時のチェックリストとしては

・退院許可のオーダー入力

・退院証明を記入

・次回予約の有無を確認

・次回予約入力

・退院処方

 (次回予約日まで間に合うように)

・退院時のICの有無

・紹介状の有無を確認

・紹介状(必要に応じて画像も)の準備

・次回外来時の検査オーダー

・上記を指示簿に記入して、看護師さん

 にも伝えておく

 

こうしてチェックリストでやることを

確認しておけば、退院直前になって

看護師さんやクラークさんからPHSを

鳴らされることも、慌てることも

なくなります。

是非やってみて下さい。

(編集長)

 

病棟で電カルと格闘中

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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腰痛の原因

2018.04.03
カテゴリー: 初期研修

当院では昨日に辞令交付式があり、

午後から新J1が病棟デビューを果たし

ました。戸惑うことも多いかも

しれませんが、頑張ってください。

 

さて、前回は腰痛のレッドフラッグサインを

紹介しました。

 

では、腰痛の患者さんを診察する時は

どんな原因を考えておく必要が

あるでしょう?

 

腰痛の原因を考える時は、大きく3つに

分けて考えてみると整理しやすいと

思います。

 

1.筋骨格系の機械的原因(97%)

腰椎圧迫、腰椎捻挫

年齢による椎間板や関節面の変形

椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄 

骨粗鬆症による圧迫骨折

脊椎すべり症

その他(外傷性骨折 脊椎分離症などなど)

 

2.非機械的脊椎疾患(1%)

悪性疾患

 ・多発性骨髄腫 

 ・癌の骨転移 

 ・白血病 

 ・脊髄腫瘍 

 ・後腹膜腫瘍 

 ・原発性脊椎腫瘍

炎症性関節炎

 ・強直性脊椎炎 

 ・乾癬性脊椎炎 

 ・ライター症候群

 ・炎症性腸疾患

骨軟化症

バジェット病

感染・骨髄炎 

 ・敗血症性椎間板炎 

 ・腸腰筋膿瘍 

 ・硬膜外膿瘍

 

3. 内臓・血管性疾患(2%)

骨盤内疾患

 ・前立腺炎 

 ・子宮内膜症 

 ・慢性骨盤内炎症性疾患

腎臓疾患

 ・腎内結石症 

 ・腎盂腎炎 

 ・腎膿瘍

大動脈瘤・大動脈解離

胃腸疾患・膵炎

 

頻度は圧倒的に筋骨格系の機械的

原因が多いのですが、レッドフラッグ

サインがあれば、非機械的脊椎疾患や

内臓・血管系疾患が疑う必要がある

ことが理解できると思います。 

(編集長)

 

当院J2の送別会から

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

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