臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

メディカルラリーのことはじめ

2019.06.29
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

前回はメディカルラリーで

頭が真っ白になった話を紹介しました。

 

臨調感あふれるラリーは、

うまくいけば達成感がハンパないですし、

うまくいかない時は、悔しくてリベンジを

誓うことになります(笑)。

 

そんなメディカルラリーですが、

そもそもの由来をご存知でしょうか?

 

じつは、日本のメディカルラリーは

2002年に開催された大阪の

千里メディカルラリーが国内最初です。

 

なぜ国内でラリーが開催される

ことになったのか?

 

これには当院の前救命救急センター長

である須田先生が深く絡んでいます。

 

須田先生は、とっくに還暦を過ぎて

救命救急センター長を、現在の

村岡先生に譲られました。

 

ところが今でもふらっと現れて、

ドクターカーやドクターヘリに

乗っている、筋金入りの救急医です。

何度かテレビでも紹介されたことが

あるので、もしかしたらご覧に

なった方もいるかもしれません。

 

その須田先生が、海外で

メディカルラリーというものが

開催されていると聞いて、2001年に

友人の2人のドクターと共に参加

しました。

 

そのラリーは今から20年以上前の

1997年からチェコで開催されている

「Rallye Rejviz(ラリー・レビー)」で、

メディカルラリーの元祖と呼ばれる

ものです。

 

須田先生らはこの大会に日本から

初めて参加した訳ですが、

結果は散々なものだったそうです。

 

車で指定された場所に行き、建物の

中に入った途端に銃で撃たれて

すぐにゲームオーバーになったり、

診断を付けることに気を取られ

過ぎて時間切れになったりと、

大会スタッフには

「何しに日本から来たんだ?」

と言われたそうです。

 

安全確認をしないで救急活動を

始めてはダメという基本が頭に

無かったり、院内の救急室と

同じ感覚で野外での活動を

したことが敗因ですが、須田先生

らはかなりショックを受けたそうです。

 

でも、町中がラリーのステージに

なっていて、実際の車がひっくり

返してあったり、臨調感たっぷりで

非常に楽しかったそうです。

 

それから日本に帰ってきて、

一緒に参加した先生方と国内で

ラリーをやろうということになり

翌年の千里メディカルラリー開催に

至ったという話です。

 

水戸医学生セミナーのメディカル

ラリーは、今でこそ救急科のスタッフや

研修医がシナリオを作っていますが、

当初は須田先生がシナリオを作って

くれていました。

 

そう言った意味で、日本初のメディカル

ラリーの流れをくむ由緒正しい(?)

ラリーと言えるかもしれません。

 

そして国内唯一の医学生限定の

メディカルラリーでもあります。

 

ぜひ、あなたもメディカルラリーに

挑戦してください!

 

開催要項

【日程】

令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日

 

【場所】

水戸済生会総合病院と水戸協同病院 

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】

全国の医学部4年生、5年生、6年生 

計12名 

 

【内容】 

1日目午前  

水戸済生会総合病院でのICLS

およびJATEC、MCLSの講習

 

1日目午後  

水戸協同病院での内科ラウンド、

症例検討会

       

2日目午前  

水戸済生会総合病院での

ミニメディカルラリー

 

2日目午後  

セミナーのまとめ

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中のお弁当は

当方で負担しますが、当院までの

往復の交通費はご負担ください。

 

第20回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、

イベント申し込みフォームより、

必要事項を明記のうえ

お申し込みください!

(編集長)

—–

頭が真っ白になりました・・・。

2019.06.17
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

「冷静に考えれば、そんなに難しいこと

じゃないのに、あの場でいろいろ

言われると頭が真っ白になる・・・・。

できなかったことは悔しいけど、

学生のうちに『知っているのとできる

のは違う』ってことに気が付けたのは

大きな収穫でした。」

 

これは水戸医学生セミナーでの

メディカルラリーを終えた直後の参加者の

言葉です。

 

ラリー中に、この医学生が何をして

いいのか分からず、立ち尽くしていたので、

スタッフが「どうでした?」と尋ねたら

この言葉が返ってきたそうです。

 

水戸医学生セミナーでのメディカル

ラリーは医学生と研修医の4,5名が

1チームとなって、約20分間のラリー中に

スタッフが演じる患者のトリアージ、

診断、処置を行い、その点数を競う

ものです。

 

スタッフは臨調感あふれる演技で、

参加者を戸惑わせます。

 

冒頭の医学生は、外傷患者を評価して、

それを踏まえて現場で処置をしようと

していたのですが、別の傷病者役の

スタッフから「はやく何とかしてくれ!」

と大声で言われてしまったことで

頭が真っ白になったのです。

 

あなたが知識としては知っている、

理解していることでも、実際にやって

みると出来ないことは多くあります。

 

「そんなに難しいことじゃないのに」と

「できない自分」と、今のうちに

対峙しておくことは、これからの

臨床の現場に出ていくあなたにとって

間違いなく貴重な経験になります。

 

ぜひあなたも、水戸医学生セミナーの

メディカルラリーに挑戦してください!

参加者のラリーの感想は

・頭でわかっていても、いざ行動して

 みると思うようにできないことに

 気づかされました。

・リアリティーを追及しており、とても

 楽しむことが出来た。

・大学の実習ではできない経験を

 たくさん得ることができた

・何もできなくて情けなく思ったが、

 本当に貴重な経験になった

 

第20回水戸医学生セミナーの

参加者を募集中です。

開催概要はこちら

 

そして、期間限定の特典は

本日6月17日の24時まで!

 

あなたの参加をお待ちしています。

お急ぎお申し込みください!!

 

第20回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

からお願いします!

https://recruit-mito-saisei.jp/

 

 

—–

【期間限定の特典は6月17日24時まで】 第20回水戸医学生セミナー

2019.06.15
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

第20回水戸医学生セミナーの

参加者を募集中です。

 

この水戸医学生セミナーは、

水戸済生会総合病院と水戸協同病院

との共催で、10年前から年2回の

ペースで開催しており、大学の授業では

体験できない、内科と救急のエッセンスを

盛り込んだ「究極の体験型セミナー」です!

 

全国の大学からのべ170名以上の

医学生に参加いただいており、

リピーター参加者もいるなど、

あなたにも満足してもらえること

間違いなしです!

 

内容は内科における鑑別疾患を

ベッドサイドでじっくり考えてもらうことと、

救急における迅速な初期対応の重要性を

理解してもらうメディカルラリーで構成され、

あなたが初期研修で現場に出た時の

臨調感をそのままに体験できる、

まさに「究極の体験型セミナー」

言えるものです。

 

内科は水戸協同病院総合診療科スタッフが、

救急は水戸済生会病院救急科スタッフが

中心となって両病院の研修医とともに

皆さんをサポートします!

 

開催要項

【日程】

令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日

 

【場所】

水戸済生会総合病院と水戸協同病院 

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】

全国の医学部4年生、5年生、6年生 

計12名 

 

【内容】 

1日目午前  

水戸済生会総合病院でのICLS

およびJATEC、MCLSの講習

 

1日目午後  

水戸協同病院での内科ラウンド、

症例検討会

       

2日目午前  

水戸済生会総合病院での

ミニメディカルラリー

 

2日目午後  

セミナーのまとめ

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中のお弁当は

当方で負担しますが、当院までの

往復の交通費はご負担ください。

 

今回も参加者特典を準備しました!

水戸済生会のオリジナルスクラブ

プレゼントします!!

 

さらに6月17日(月)の24時までに

お申し込みいただいた方には、

特別にスクラブにあなたの名前を

刺繡でお入れします!

 

第20回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、

イベント申し込みフォームより、

必要事項を明記のうえ

お申し込みください!

  

参加した医学生の感想は・・・・

・1日目の講習で勉強したことを、

 メディカルラリーで実際に体を使って

 体験する形式は、とても頭に入り

 やすかったです。

・普段の実習ではやらないような

 身体所見をじっくりと鑑別を考える

 という機会で、とても楽しく勉強に

 なりました。先生方からのFeedbackが

 すばらしかったです。

・(水戸協同病院でのPhysical examination

  roundで)自分が如何に病態~症状~

 検査・所見の結びつかない勉強をして

 いるか痛感しました。

・実際に動きながら考えることの難しさを

 感じました。頭も体も同時に動かせる

 ようシミュレーションをすることの重要性を

 感じることができました。

・現場に出たときに自分がどのような問題に

 直面するのかを知るための良い機会だった。

 

期間限定の特典は

6月17日24時までです!

あなたの参加をお待ちしています。

お急ぎお申し込みください!!

 

第20回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

からお願いします!

https://recruit-mito-saisei.jp/

第19回水戸医学生セミナーの一コマ

—–

Ⅲ音を聴きとれますか?

2019.06.11
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

令和元年8月2日(金)、3日(土)の日程で

第20回水戸医学生セミナーを開催します。

現在の参加者を募集中です。

開催概要はこちら!

 

水戸医学生セミナーは今回で20回目、

なんと10年になります。

 

きっかけは、水戸協同病院総合診療部の

前教授である徳田安春先生が水戸に

赴任された時に、医学生向けのイベントを

開催できないかと相談したことから

始まりました。

 

徳田先生は現在、沖縄に戻られて

ますます活躍されています。

後任の小林裕幸先生とは、

水戸医学生セミナーを継続していこう

という話になり、現在に至っています。

 

さて、ご存知の方も多いと思いますが、

徳田先生も小林先生も身体診察を

重視されています。

 

検査に頼らず、病歴と身体診察で

鑑別診断をかなり絞り込めますし、

検査のノイズに振り回されることなく、

最短で診断に到達できる必須の

スキルです。

 

この強みを生かして、水戸協同病院では

Physical examination round

開催されるようになりました。

 

ベッドサイドでの身体診察はもちろん

ですが、毎回のように聴診の問題が

出されます。

 

具体的にはリットマンの電子聴診器に

録音した、実際の患者さんの心音を

聞くのですが、最初のうち参加者は

かなり戸惑います。

 

心臓の聴診で重要なことは、

まずⅠ音、Ⅱ音を同定することですが、

みんな分かりません。

 

でも、小林先生の解説を聞きながら

何度も繰り返し聞いていると、

Ⅰ音、Ⅱ音がわかり、

Ⅱ音の分裂や、Ⅲ音も

聞き分けられるようになります。

 

いったんⅠ音とⅡ音が分かるように

なると、その後の理解は比較的

スムーズです。

 

Ⅲ音は心不全の際の重要な所見

ですから、聴きとれるようになれば

あなたも間違いなく自信がつきます。

 

ぜひPhysical examination roundに

挑戦してみて下さい。

  

水戸医学生セミナーは外傷を含めた

救急医療のことや身体診察を通した

内科診断学、言うなれば臨床における

「動」「静」を体験できる貴重な

機会です。みなさんの臨床に対する

モチベーションをぐいぐいと上げて

くれる「体験型セミナー」です。

 

今なら参加特典も用意しています!

お急ぎお申し込みください!!

 

開催概要とお申し込みはこちら

 (編集長)

 

真剣そのもの

—–

その時、あなたには何が出来るのか?

2019.06.06
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

これは実際に編集長が経験したことです。

それはあの東日本大震災の時のこと。

震災の影響で搬送されてきた患者さんが

いました。すでに心肺停止状態。

編集長も加わって、いつも通りに

蘇生をしていました。

 

でも心拍は再開しない・・・。

その時、救急科の先生が

「あと〇分やって戻らなければ黒とします!」

とスタッフみんなの前で宣言しました。

 

「黒!?」

 

その時、編集長は初めて災害現場に

いることを実感しました。

 

もちろんトリアージで黒、赤、黄、緑

があることは知っていました。

でも、自分の目の前にいる患者さんが

黒と判定にされるなんて、正直なところ

考えてもいませんでした。もちろん、

自分で黒と判定できる勇気も

ありませんでした。

 

でも考えてみて下さい。

大規模災害や多数の傷病者がでる

事件や事故が発生した時のことを。

最近も、交通事故や、凄惨な事件が

起こったばかりです。

 

こんな状況下では、使える医療資源は

限られます。通常の医療とは全く

異なります。人も薬剤も限られ、

災害で停電となれば採血だけでなく、

レントゲンやCTなど検査も十分に

出来ません。

 

 そんな状況で多数傷病者を

どうコントロールするのか?

 

多数傷病者を受け入れる病院は

どうすればいいのか?

 

少ない医療資源をどのように

有効に使えばいいのか?

 

そんな状況に、あなたが遭遇

しないという保証はありません。

もし、そこに居合わせたら、

あなたには何が出来るでしょう?

 

水戸医学生セミナーでは東日本

大震災を経験してから、大規模災害や

多重事故など、多数傷病者への

対応標準化トレーニングコース

(MCLS:Mass Casualty Life Support)

についても取り扱っています。

 

MCLSについて、大学で学ぶことは

まずありません。それは、多数傷病者が

いる場合は通常の臨床とは全く

異なるからです。

 

日常臨床からスイッチを切り替える

必要があります。非日常の状況で、

自分はどうすべきかを知っておくことで、

落ち着いて行動できるようになります。

 

水戸医学生セミナーでは、そんな現場での

対応を学び、体験することが出来ます。

 

「その時」に備えて、あなたもMCLSを

ぜひ体験してください。

 

第20回水戸医学生セミナーの

参加申し込みを開始しています!

詳細はこちらから

https://recruit-mito-saisei.jp/archives/209

 

申込みは、水戸済生会総合病院の

リクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、イベント申し込み

フォームより、必要事項を明記のうえ

お申し込みください。

 

そして今回も参加者特典を準備しました!

 

参加者全員に水戸済生会の

オリジナルスクラブを

プレゼントします!!

 

さらに6月17日(月)の24時までに

お申し込みいただいた方には、

期間限定で特別にスクラブに

あなたの名前を刺繡でお入れします!

どうぞお急ぎください!!

(編集長)

—–

【本日より受付開始】 第20回水戸医学生セミナー

2019.06.03
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お待たせしました!

お知らせしていた

第20回水戸医学生セミナーの

募集を開始します。

 

この水戸医学生セミナーは、

水戸済生会総合病院と水戸協同病院との

共催で10年前から年2回のペースで開催

している、究極の「体験型セミナー」です。

 

大学の授業では体験できない、

内科と救急のエッセンスを盛り込んだ

「水戸医学生セミナー」は、全国の大学から

のべ170名以上の医学生に参加いただいて

おり、リピーター参加者もいるなど、

あなたにも満足してもらえること

間違いなしです!

 

内容は内科における鑑別疾患を

ベッドサイドでじっくり考えてもらうことと、

救急における迅速な初期対応の重要性を

理解してもらうメディカルラリーで構成され、

あなたが初期研修で現場に出た時の

臨調感をそのままに体験できる、まさに

究極の「体験型セミナー」と言えるものです。

 

内科は水戸協同病院総合診療科スタッフが、

救急は水戸済生会病院救急科スタッフが

中心となって両病院の研修医とともに

皆さんをサポートします!

 

開催要項

【日程】

 令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 4年生、5年生、6年生 

計12名

 

【内容】 

1日目午前  

水戸済生会総合病院でのICLS

およびJATEC、MCLSの講習

 

1日目午後  

水戸協同病院での内科ラウンド、

症例検討会

       

2日目午前  

水戸済生会総合病院での

ミニメディカルラリー

 

2日目午後  

セミナーのまとめ

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中のお弁当は

当方で負担しますが、当院までの

往復の交通費はご負担ください。

 

今回も参加者特典を準備しました!

何枚あっても困らない、

水戸済生会のオリジナルスクラブを

プレゼントします!!

 

さらに6月17日(月)の24時までに

お申し込みいただいた方には、

期間限定で特別にスクラブに

あなたの名前を刺繡でお入れします!

 

なお定員になり次第

締め切らせていただきますので、

どうぞお急ぎください。

 

 

第20回水戸医学生セミナーの

申込みは、水戸済生会総合病院の

リクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、イベント申し込み

フォームより、必要事項を明記のうえ

お申し込みください!

 

参加した医学生の感想は・・・・

 

・1日目の講習で勉強したことを、

 メディカルラリーで実際に体を使って

 体験する形式は、とても頭に入り

 やすかったです。

・多くのスタッフの方のお陰で、大変

 実践的なシーンでの医療を体験する

 ことができました。とても難しかった

 ですが、経験したことが全て脳裏に

 刻まれました。

・普段の実習ではやらないような

 身体所見をじっくりと鑑別を考える

 という機会で、とても楽しく勉強に

 なりました。先生方からのFeedbackが

 すばらしかったです。

・身体診察だけで分かることがたくさん

 あることを実感できた。

(第17回参加者)

 

・(水戸協同病院でのPhysical examination

  roundで)自分が如何に病態~症状~

 検査・所見の結びつかない勉強をして

 いるか痛感しました。

・非常にわかりやすい、また内容の濃い

 2日間となり、大変うれしく思っています。

 ありがとうございました。

・実際に動きながら考えることの難しさを

 感じました。頭も体も同時に動かせる

 ようシミュレーションをすることの重要性を

 感じることができました。

・難しかったけれどとても勉強になりました。

 実際に動いてみる経験ができて良かったです。

・現場に出たときに自分がどのような問題に

 直面するのかを知るための良い機会だった。

(第16回参加者)

 

あなたの参加をお待ちしています!!

 

第20回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

からお願いします!

https://recruit-mito-saisei.jp/

 

—–

【明日から募集開始】 第20回水戸医学生セミナー

2019.06.02
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お知らせしてきた

第20回水戸医学生セミナーの

募集を明日から開始します。

 

JATECやMCLSのエッセンスを

学んで、2日目のメディカルラリーに

ぜひ挑戦してください。

 

また、水戸協同病院での

Physical examination roundは

検査データや画像に頼りがちな

あなたにとって、強烈な印象を

残すこと間違いなしです。

 

参加者の感想は・・・・、

・はじめての参加で、はじめて知ることも

 多く、なかなか上手くできなかった

 のですが、先生方やチームのメンバーに

 教えていただいて、とても楽しく

 2日間が過ごせました。

・やっている最中はとても大変だったが、

 終わってみるととても楽しかった

・頭でわかっていても、いざ行動して

 みると思うようにできないことに

 気づかされました。

 

今回も特典を用意しています。

明日のブログ、病院HPをお待ちください!

 

開催要項

【日程】

 令和元年8月2日(金)、3日(土) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 4年生、5年生、6年生 

計12名

 

【内容】 

1日目午前  

水戸済生会総合病院でのICLS

およびJATEC、MCLSの講習

 

1日目午後  

水戸協同病院での内科ラウンド、

症例検討会

       

2日目午前  

水戸済生会総合病院での

ミニメディカルラリー

 

2日目午後  

セミナーのまとめ

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中のお弁当は

当方で負担しますが、当院までの

往復の交通費はご負担ください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

「どうやって研修病院を決めたら

いいのか分からない・・・。」

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接、研修医から話を聞くのが

ベストです。実際に見学に行くと、

想像以上に病院によって雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ当院へ見学に来て、あなたの目で

リアルな研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学のお申し込みは、こちらから

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

その他、ご質問やお問い合わせは

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/contact

 

◆感想やコメントはFacebookページから

お願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

—–

どこまで分かるか、やったことはありますか?

2019.05.30
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

病棟からコールがあって、

「患者さんがおなかを痛がっています」

 

あなたは他にもいろいろやることが

あったので、とりあえずCTをオーダーして

画像を確認しました。

でも、腹痛の原因となりそうなものはなし。

腹腔内にフリーエアもないし、膵臓も

腸間膜脂肪織の異常も見当たらない

胆嚢も腫大していない。少なくとも

虫垂は腫大していなさそう。なんとなく

自信はないけど、大きな見落としは

していないはず。

 

あとから腹部の身体診察をしてみたら

患者さんはそんなに具合悪くなさそう。

よくよく聞くと、剣状突起のところを

押すと痛いので、気になって

看護師さんに言っただけ

 

身体診察をしておけば

わざわざCTを取る必要はなかった・・・。

あなたには似たような経験はないですか?

 

身体診察で全ての診断ができる訳では

ありませんが、鑑別診断をかなり絞り

込めます。そして検査の手間やノイズに

振り回されることなく診断に最短で

アプローチできる必須のスキルです。

 

水戸医学生セミナーの初日に水戸協同病院

で行われるPhysical examination roundは

実際に入院している患者さんに協力いただき、

ごく簡単な患者情報のみを与えられる

以外は、身体診察のみで診断を考える

というものです。

 

五感をフルに使って真剣に身体診察に

取り組み、身体診察後の詳細なフィード

バックを受けると、もう一度ベッドサイドに

行ってみたくなるはずです。

 

あなたは身体診察のみでどこまで診断に

迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい。

 

水戸医学生セミナーの募集がもうすぐ

始まります。しかも今回は記念となる

第20回目です。特典もあるので、

見逃さないようにご注意ください。

 (編集長)

 

水戸協同病院での症例検討の一コマ

・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

「どうやって研修病院を決めたら

いいのか分からない・・・。」

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接、研修医から話を聞くのが

ベストです。実際に見学に行くと、

想像以上に病院によって雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ当院へ見学に来て、あなたの目で

リアルな研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学のお申し込みは、こちらから

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

その他、ご質問やお問い合わせは

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/contact

 

◆感想やコメントはFacebookページから

お願いします!

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ちょっと想像してみて下さい・・・

2019.05.28
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になってもう3か月目に

なります。

 

何度かER当直もして、まだまだ

言われたことしかできないけど

なんとか毎回こなせるようになって

きました。

 

内科系の患者も、小児科の症例も

そして骨折など、ちょっとした

外傷の症例も経験したかも

しれません。

 

医学生のあなたも、来年の今頃は

きっとこんな状況になっている

はずです。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

もし、あなたがER当直をしている時に

多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

何から手を付けたらよいのか、

最初に何をすべきなのか、

あなたは準備が出来ていますか?

 

あなたが研修医となって当直を

するようになると、考えている以上に

外傷患者が来ます。

その多くは軽傷かもしれません。

でも、交通事故など重傷多発外傷も

搬送されてきます。

 

考えてみて下さい。

こんな時どうするか?

看護師さんたちに、どう動いて

もらったらいいのか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。

JATECはJapan Advanced Trauma

Evaluation and Careのことで

外傷患者への初期対応を定めた、

言ってみればACLSの外傷版です。

 

JATECを知っていれば、当直中に

重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、

慌てることなく初期評価・初期対応が

出来ます。

 

もちろん看護師さんにもうまく仕事を

お願いすることが出来ます。

少なくとも外科医や上級医が来て

くれるまでの場をつなぐことができます。

 

ところが、JATECを受講しようと

思っても、定員が少なく開催も限られ

ており、何より受講料が少々高いので、

あなたが受講するにはハードルが高すぎ

ます。

 

でもご安心ください。

JATECのエッセンスを当院で学ぶことが

出来ます。

 

10年前から年2回のペースで開催

している水戸医学生セミナーでは、

第1回目からこのJATECのエッセンスを

講習に取り入れています。

 

座学だけでなく、2日目に行われる

メディカルラリーで実践することで、

確実に理解が深まります。

 

正式なコースではありませんが、

外傷の初期対応について基本を

知っているだけで、落ち着いて

行動できるようになります。

研修医として働き始めてから、

役立つことを実感できるでしょう。

 

そんなJATECのエッセンスを学べる

水戸医学生セミナーの募集が

もうすぐ始まります!

 

しかも今回は記念となる第20回目です。

特典もあるので、見逃さないように

ご注意ください。

(編集長)

海辺の現場にヘリ出動

・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

「どうやって研修病院を決めたら

いいのか分からない・・・。」

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接、研修医から話を聞くのが

ベストです。実際に見学に行くと、

想像以上に病院によって雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ当院へ見学に来て、あなたの目で

リアルな研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学のお申し込みは、こちらから

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

その他、ご質問やお問い合わせは

こちらからご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/contact

 

◆感想やコメントはFacebookページから

お願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

          

—–

MCLSのキモ(3)・・・第19回水戸医学生セミナー

2019.04.09
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

少し間があいてしまいましたが、

第19回水戸医学生セミナーから、

MCLSを紹介しています。

 

MCLS(Mass Casualty Life Support)

は、大規模災害や多重事故など、

多数傷病者への対応標準化トレー

ニングコースのことで、そのキモは

「すしあんじょうほうよう場所取りTTT」

です。

 

前回は、よう:要請までをやりました。

今回は最後のところです。

 

場所取り:活動場所の設定

傷病者の安全や診療の効率化を考え、

集積所や救護所などの場所を確保、

設定を行います。

 

現場では、傷病者が何名なのか?

使える移動手段は何があるのか?

どの程度の応援を呼べばよいのか?

といった情報が錯綜します。場所を

設定して、情報を集約化する作業は

とても重要になります。

 

T:Triageトリアージ

最近のことですが、東日本大震災の時に

トリアージ後に亡くなった方の裁判が

ニュースで出ていました。ご家族には

大変残念ですが、災害現場は通常の

病院での診療とは異なります。

 

一人の診療に医療資源を投じるのでは

なく、最大多数の傷病者に最善の医療を

提供するために、限られた人的・物的

資源を最大限に活用するという

切り替えが大事です。

 

1人の患者に100点満点の診療をするより

も、多数の患者に50-60点の診療をして

一人でも多く生き延びてもらうことを

優先します。

 

個々の患者さんには申し訳ないと思う

ところもありますが、傷病の緊急度や

重症度を迅速に評価し、治療や搬送の

優先順位決定を行うのも我々の役目です。

 

T:Treatment治療

トリアージ後に、患者をさらに詳しく

診察し、切迫する外傷に対して現場で

できる処置・治療を行い、バイタルサインを

安定させて搬送につなげます。

 

当然現場でする処置や治療は、

病院で行う処置とは大きく異なります。

そして、それを効率的に行うのが

JATECです。

 

T:Transport搬送

使用できる搬送手段も限られています。

どの患者を何で、どの順番で搬送するか、

どこの医療機関に運ぶか?

その判断も重要です。

 

メディカルラリーの一コマ

 

編集長はMCLSで最も大事なのは

「スイッチを入れる」ことだと思います。

人的にも物的にも資源が限られ、

通常の救急診療とは異なることを

受け入れるのは、医療関係者ほど

容易なことではないからです。

 

水戸医学生セミナーでは、そんな

非日常での対応をラリーで経験できます。

 

そして次回の夏のセミナーは記念すべき

20回目です。いろいろ企画を計画して

いますので、お楽しみに!

(編集長)

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◆昨年に続き、山中先生の

 レクチャーを開催します!

 

ドクターGにも出演されたことのある

福島県立医大会津医療センター

総合内科教授の山中克郎先生が、

昨年に引き続き当院にお越しに

なります。

 

昨年好評だったベッドサイドでの

身体診察や、レクチャーを予定して

います。

 

院外からの参加も歓迎しますので、

ご連絡ください!

 

平成31年4月12日(金)午後~

参加希望のご連絡はこちらへ!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

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http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

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