臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

「まあいいか」って、どういうこと??

2020.01.14
カテゴリー: 初期研修

あなたはERや、ベッドサイド、

手術室、カテ室などで

患者さんの採血をしたり、

CVやPICCを入れたり、

縫合したり、穿刺やカテ操作など、

色々な処置をしますよね。

 

意識がない患者さんや

全身麻酔の時もありますが、

局所麻酔のみで意識のある

患者さんへの処置も多くあります。

 

あなたが2年目以上の研修医なら

自分でやっている時に限らず、

後輩の研修医がやるのを指導する

時もあるかもしれません。

 

そんな時に、つい「まあいいか」

口にしていませんか?

 

「まあいいか」は、

自分としては完璧じゃない、

もっと上手くできたはずとか、

もっときれいにできたはず、

もっと速くできたはず、

など、色々な反省があって

出てくる言葉だと思います。

 

でも、これを聞いた患者さんや

家族はどう思うでしょう?

 

イマイチの出来だけど、

まあいいかで終わらせたってこと?

 

何か失敗したけど、ごまかせる

レベルだからイイってこと?

 

まじめにやってくれてないの?

 

などと、否定的に受け止めてしまう

のではないでしょうか?

 

患者さんや家族は、頑張っても

結果がダメな時があるのは

分かってくれています。

 

でも、手を抜いたり、まじめに

取り組まないで、ダメな結果に

なったら許してくれません。

 

「まあいいか」は、そんな時に

ネガティブな印象を与えてしまう

言葉ではないでしょうか?

 

つい口から出てしまわないように、

気をつけてみてください。

             (編集長)

ERの一コマ

わずかな時間でカルテ記載

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆第21回水戸医学生セミナー 

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

2020年2月29日(土)、3月1日(日)

2日間で開催します。

 

多発外傷患者が搬送されて来た時、

初めに何をしますか?

 

もし多数傷病者が発生する多重事故や

災害が発生した時、あなたが最初に

するべきことは何ですか?

 

大学では教えてくれない現場での対応を、

この「究極の体験型セミナー」で

身に付けてください!

 

現在、参加申し込みを

者受付中です!

定員まで残りわずかです。

今すぐお申し込みください!!

詳細はこちらから

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

◆感想やコメントは

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その時、あなたは何が出来るのか?

2020.01.11
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

これは実際に編集長が経験したことです。

それは9年前の東日本大震災の時のこと。

震災の影響で、搬送されてきた患者さんは

すでに心肺停止状態でした。

 

編集長も加わって、いつも通りにCPRを

していました。でも心拍は再開しない・・・。

 

その時、救急科の先生が

「あと〇分やって戻らなければ黒とします!」

とスタッフみんなの前で宣言しました。

 

「黒!?」

 

もちろんトリアージで黒、赤、黄、緑

があることは知っていました。

 

でも、自分の目の前にいる患者さんが

黒と判定されたことに衝撃を受けました。

 

その時、編集長は初めて、自分が

災害現場にいることを実感しました。

 

でも、考えてみて下さい。

 

大規模災害や多数の傷病者が

でる事件や事故が発生すると、

使える医療資源は限られ、通常の

医療とは全く異なります。

 

人も薬剤も限られ、災害で停電と

なれば採血だけでなく、レントゲンや

CTなど検査も十分に出来ません。

 

そんな状況で、多数傷病者を

どうコントロールするのか?

 

多数傷病者を受け入れる病院は

どうすればいいのか?

 

少ない医療資源をどのように有効に

使えばいいのか?

 

そんな状況に、あなたが遭遇しない

という保証はありません。

 

もし、そこに居合わせたら、

あなたは何が出来るでしょう?

 

水戸医学生セミナーでは、

東日本大震災を経験してから、

大規模災害や多重事故など、

多数傷病者への対応標準化

トレーニングコース(MCLS:

Mass Casualty Life Support)

についても扱うようになりました。

 

MCLSについて、大学の授業で

扱われることは、まずありません。

それは、多数傷病者がいる場合は

通常の臨床とは異なるからです。

日常臨床からスイッチを切り替える

必要があります。

 

そして非日常の状況下で、

自分はどうすべきかを知って

おくことで、落ち着いて行動できる

ようになります。

 

水戸医学生セミナーでは、そんな

現場での対応を学び、体験することが

出来ます。

 

「その時」に備えて、あなたもMCLSを

ぜひ体験してください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第21回水戸医学生セミナーは

2020年2月29日(土)、3月1日(日)の

2日間で開催予定です。

 

開催概要とお申し込みはこちら

 

既に多数のお申し込みがあり、

定員まで残りわずかです。

お急ぎお申し込みください!

(編集長)

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肺炎でE.coli??

2020.01.09

高齢の患者さんが発熱を主訴に

入院してきました。

 

脳梗塞の既往があって、ADLは

一応自立していたけど、ほとんど

自宅内というか、ベッドの上で

過ごしているようです。食事などで

むせこむこともしばしば。咳嗽もあって、

胸部レントゲンも右下肺野で怪しい。

 

よくありそうな、誤嚥性肺炎の

経過です。

 

抗菌薬の点滴を開始して、徐々に

解熱が得られ、全身状態も改善

傾向です。

 

ところが、数日後に判明した

入院時の血液培養では、

4本中4本からE.coliが検出されました。

 

何かおかしくないですか?

 

ここで、「肺炎なのに血培からE.coli?」

と、違和感を感じたあなたは立派です。

 

多くの人は、「感受性もあってるし、

患者さんも元気になっているし、

抗菌薬はこのまま継続でいいね」

としか考えません。

 

でも、ちょっと考えてみてください。

そもそも、E.coliが肺炎の起炎菌に

なる得るのでしょうか?

 

松永先生のレクチャーで何度も

登場してきますが、感染症診断の

2つの軸は「どこで」、「何が」でした。

 

「どこで(=感染巣)」が分かると、

起炎菌が絞れます。

 

「何が(=起炎菌」」が分かると、

感染巣が絞れます。

 

E.coliが悪さをするのは、

肺ではなく、真っ先に尿路感染症が

思い浮かびますよね。

 

実は、尿検査の結果を確認していな

かったとか、実際に入院時に尿検査が

行われていなかったとか、オーダー

されていたけど、検体が取れて

いなかった、ということは十分ありえます。

 

入院当初に想定していたことと

最終的な診断が異なることは

よくあることですし、別に悪いことでは

ありません。

 

培養結果など、後日になって

結果が判明するものにも

必ず目を通しましょう。

 

そして、データだけではなく、

患者さんの経過と矛盾がないか

確認しながら治療を進めていくことが

とても重要です。

 (編集長)

 

お正月のERは大忙しでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆第21回水戸医学生セミナー 

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

2020年2月29日(土)、3月1日(日)

2日間で開催します。

 

多発外傷患者が搬送されて来た時、

初めに何をしますか?

 

もし多数傷病者が発生する多重事故や

災害が発生した時、あなたが最初に

するべきことは何ですか?

 

大学では教えてくれない現場での対応を、

この「究極の体験型セミナー」で

身に付けてください!

 

現在、参加申し込みを

者受付中です!

詳細はこちらから

 

さらに、1月13日(月)までの

早期申し込み特典もあります!

今すぐお申し込みください!!

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

◆感想やコメントは

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【本日より受付開始】 第21回水戸医学生セミナー

2020.01.07
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お待たせしました!

お知らせしていた

第21回水戸医学生セミナーの

募集を開始します。

 

この水戸医学生セミナーは、

水戸済生会総合病院と水戸協同病院との

共催で11年前から年2回のペースで開催

している、究極の「体験型セミナー」です。

 

大学の授業では体験できない、

内科と救急のエッセンスを盛り込んだ

「水戸医学生セミナー」は、全国の大学から

のべ180名以上の医学生に参加いただいて

おり、リピーター参加者もいるなど、

あなたにも満足してもらえること

間違いなしです!

 

内容は内科における鑑別疾患を

ベッドサイドでじっくり考えてもらうことと、

救急における迅速な初期対応の重要性を

理解してもらうメディカルラリーで構成され、

あなたが初期研修で現場に出た時の

臨調感をそのままに体験できる、まさに

究極の「体験型セミナー」と言えるものです。

 

内科は水戸協同病院総合診療科スタッフが、

救急は水戸済生会病院救急科スタッフが

中心となって両病院の研修医とともに

皆さんをサポートします!

 

開催要項

【日程】

 2020年2月29日(土)、3月1日(日) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 3年生、4年生、5年生 

計12名

 

【内容】 

1日目午前  

水戸済生会総合病院でのICLS

およびJATEC、MCLSの講習

 

1日目午後  

水戸協同病院での内科ラウンド、

症例検討会

       

2日目午前  

水戸済生会総合病院での

ミニメディカルラリー

 

2日目午後  

セミナーのまとめ

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中のお弁当は

当方で負担しますが、当院までの

往復の交通費はご負担ください。

 

今回も参加者特典を準備しました!

何枚あっても困らない、

水戸済生会のオリジナルスクラブを

プレゼントします!!

 

さらに1月13日(月)の24時までに

お申し込みいただいた方には、

期間限定で特別にスクラブに

あなたの名前を刺繡でお入れします!

 

なお定員になり次第

締め切らせていただきますので、

どうぞお急ぎください。

 

 

第21回水戸医学生セミナーの

申込みは、水戸済生会総合病院の

リクルートサイト

https://recruit-mito-saisei.jp/

にアクセスして、イベント申し込み

フォームより、必要事項を明記のうえ

お申し込みください!

 

参加した医学生の感想は・・・・

 

・1日目の講習で勉強したことを、

 メディカルラリーで実際に体を使って

 体験する形式は、とても頭に入り

 やすかったです。

・多くのスタッフの方のお陰で、大変

 実践的なシーンでの医療を体験する

 ことができました。とても難しかった

 ですが、経験したことが全て脳裏に

 刻まれました。

・普段の実習ではやらないような

 身体所見をじっくりと鑑別を考える

 という機会で、とても楽しく勉強に

 なりました。先生方からのFeedbackが

 すばらしかったです。

・身体診察だけで分かることがたくさん

 あることを実感できた。

(第17回参加者)

 

・(水戸協同病院でのPhysical examination

  roundで)自分が如何に病態~症状~

 検査・所見の結びつかない勉強をして

 いるか痛感しました。

・非常にわかりやすい、また内容の濃い

 2日間となり、大変うれしく思っています。

 ありがとうございました。

・実際に動きながら考えることの難しさを

 感じました。頭も体も同時に動かせる

 ようシミュレーションをすることの重要性を

 感じることができました。

・難しかったけれどとても勉強になりました。

 実際に動いてみる経験ができて良かったです。

・現場に出たときに自分がどのような問題に

 直面するのかを知るための良い機会だった。

(第16回参加者)

 

あなたの参加をお待ちしています!!

 

第21回水戸医学生セミナーの申込みは

水戸済生会総合病院のリクルートサイト

からお願いします!

https://recruit-mito-saisei.jp/

 

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【明日から募集開始】 第21回水戸医学生セミナー

2020.01.06
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お知らせしてきた第21回水戸医学生セミナー

の募集をいよいよ明日から開始します。

 

JATECやMCLSのエッセンスを学んで

2日目のメディカルラリーに挑戦してください。

また、水戸協同病院でのPhysical examination

 roundは検査データや画像に頼りがちな

あなたにとって強烈な印象を残すこと間違い

なしです。

 

開催要項

【日程】

2020年2月29日(土)、3月1日(日) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 3、4、5年生 計12名

 

【内容】

1日目

午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび

 JATEC、MCLS講習

午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例

 検討会

 

2日目

午前:水戸済生会総合病院でのミニメディ

 カルラリー

午後:セミナーのまとめ、閉会式

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中の食事は当方で

負担しますが、当院までの往復の交通費は

各自でご負担ください。

 

今回も特典を用意しています。

明日のブログ、病院HPをお待ちください!

(編集長)

 

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CTは必要だったのか?

2020.01.05
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

病棟からコールがあって、

「患者さんがおなかを痛がっています」

 

ER対応中で、手が離せなかったあなたは

「とりあえずCT」を撮ってもらいました。

 

ERの端末からCT画像を確認すると、

腹腔内にフリーエアはない、膵臓も

腸間膜脂肪織の異常も見当たらない

胆嚢も虫垂も腫大していない(ように見える)。

 

自信はないけど、大きな見落としは

していないはず・・・・。

 

ERが一段落したところで、患者さんの

ところに行ってみると、そんなに具合悪く

なさそう。腹部の身体診察でも、あきらかな

圧痛はない。

 

よくよく聞くと、剣状突起のところを

押すと痛いので、気になって

看護師さんに言っただけとのこと。

 

身体診察をしておけば、わざわざ

CTを撮る必要はなかったのに・・・・。

 

あなたには似たような経験はないですか?

 

やはり、患者さんのところに足を

運んで顔色を確認する、症状を

聞き出す、身体所見を確認する、

というステップは重要です。

 

そして、身体診察で全て診断できる

訳ではありませんが、鑑別診断を

かなり絞り込むことができます。

検査の手間やノイズに振り回される

ことなく診断に最短でアプローチできる

必須のスキルです。

 

水戸医学生セミナーの1日目に水戸

協同病院で行われるPhysical examination 

roundは、実際に入院している患者さんに

協力いただき、ごく簡単な患者情報のみを

与えられる以外は、身体診察のみで診断を

考えるというものです。

 

五感をフルに使って真剣に身体診察に

取り組み、身体診察後の詳細なフィード

バックを受けると、もう一度ベッドサイドに

行ってみたくなるはずです。

 

あなたは身体診察のみでどこまで診断に

迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい。

 

第21回目となる水戸医学生セミナーの

募集がもうすぐ始まります。

このブログにご注目ください!

(編集長)

真剣に身体診察

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

『総合診断能力を有するスペシャリスト』

を目指します

 

◆冬休みを利用して、

当院へ病院見学に来ませんか?

 

当院の研修医が

どんなふうに仕事しているのか?

どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

冬休み中の病院見学はまだ間に合います!

 

病院見学をご希望の方は、今すぐに

こちらからご連絡ください。

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ちょっと想像してみて下さい・・・

2020.01.04
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になって、もうすぐ10か月目です。

あと数か月すれば、新しい研修医も

入ってきます。

 

たまに指導医に注意されることはあり

ますが、仕事の段取りもスムーズに

できるようになりました。

 

ER当直も、最初のようには緊張しなくなり、

とりあえず体は動くようになったので、

ちょっとだけ自信も出てきた感じです。

 

医学生のあなたも、来年の今頃は

きっとこんな状況になっているはずです。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

もし、あなたがER当直をしている時に

多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

あなたが研修医となって当直をすると、

考えている以上に外傷患者が来ます。

多くは軽傷かもしれません。

でも、交通事故など重傷多発外傷も

搬送されてきます。

 

何から手を付けたらよいのか?

最初に何をすべきなのか?

あなたは準備が出来ていますか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。

JATECはJapan Advanced Trauma

Evaluation and Careのことで

外傷患者への初期対応を定めた、

言ってみればACLSの外傷版です。

(*アメリカにはATLS:Advanced

Trauma Life Supportがあります)

 

JATECを知っていれば、当直中に

重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、

慌てることなく初期評価・初期対応が

出来ます。

 

もちろん看護師さんにも、うまく仕事を

お願いすることが出来きて、上級医や

外科医が来てくれるまで、場をつなぐ

ことができます。

 

ところが、このJATECは、受講しようと

思っても、定員が少なく開催も限られて

おり、何より受講料が少々高いので、

ちょっとハードルが高すぎます。

 

でもご安心ください。

JATECのエッセンスを、当院で学ぶ

ことが出来ます。

 

11年前から年2回開催している

水戸医学生セミナーでは、1回目から

このJATECのエッセンスを講習に

取り入れています。

 

講習だけでなく、2日目に行われる

メディカルラリーで実践することで、

確実に理解が深まります。

 

正式なコースではありませんが、外傷の

初期対応について、基本を知っている

だけで、落ち着いて行動できるように

なります。

 

研修医になって、最初の外傷患者に

遭遇した時から、役立つことを実感

できるでしょう。

 

そんなJATECのエッセンスを学べる

水戸医学生セミナーの募集が、もうすぐ

始まります。

 

特典もあるので、見逃さないように

このブログにご注目ください。

(編集長)

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冬休み中の病院見学はまだ間に合います!

 

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新年のご挨拶

2020.01.02
カテゴリー: 初期研修

ブログ読者のみなさま

 

新年あけましておめでとうございます。

本年もこのブログを

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

この数年は、新年最初のブログには、

将来計画に関する記事を載せてきました。

2019年 新年の記事

2018年 新年の記事

2017年 新年の記事

 

今年は若干雰囲気を変えて、

この話を紹介したいと思います。

 

「チーズはどこに消えた?」

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、

医学博士で心理学者でもある

スペンサー・ジョンソンの著書で

世界中で多く読まれている本です。

 

 

この物語に登場するのは、2匹のネズミと

2人の小人で、彼らは「迷路」の中に住み、

「チーズ」を探します。

 

ここでの「チーズ」とは「私たちが人生で

求めているもの」、つまり、仕事、家族、

財産、健康などを象徴するものです。

 

「迷路」は、「チーズを追い求める場所」

つまり、会社、地域社会、家庭などを

象徴しています。

 

薄くて、すぐに読める本ですが、

手っ取り早くストーリーを知りたい方は

YouTubeがおすすめです。

https://www.youtube.com/watch?v=kFly6rYj3cI

 

この本のメッセージとしては、

・変化は起きる

・変化を予期せよ

・変化を探知せよ

・変化に素早く適応せよ

・変わろう

・変化を楽しもう!

・進んで素早く変わり、再びそれを楽しもう

(p68より)

 

要するに、変化することを怖がらずに

行動していこう、ということです。

 

今年もいろいろな意味で、あなたにも

変化が訪れます。変化を怖がって、

閉じこもっていては取り残されます。

ぜひ、変化を楽しんで行動を起こして

欲しいと思います。

 

あなたにとって2020年が、

飛躍の1年になりますよう、

一緒に頑張って行きましょう!

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

(編集長)

 

—–

年末のご挨拶

2019.12.31
カテゴリー: 初期研修

早いもので、もう大晦日ですね。

年末年始は、関東地方では大きく

崩れることは無いようですが、日本海側は

荒れる予報のようです。どうぞ体調管理

にはお気を付けください。

 

報告になりますが、来春から当院で

初期研修を開始するのはマッチングの7名と、

2次募集の1名の計8名になります。

 

今年は10名でしたので、若干減った

とはいえ、賑やかになりそうです。

当院としては大変嬉しく、一緒に

働けることをとても楽しみにしています。

 

例年ですと、年末に激励会を開催して

いるのですが、今年は編集長の不手際で

日程を決めるのが遅くなり、人数があまり

集まらず、春に延期としました。

 

年末とはいえ、国試前の大事な時期

ですから、全員合格に向けて勉強を

頑張ってほしいと思います。

今回開催できなかった分は、3月末に

できるように準備しようと思っています。

 

さて、この記事が年内は最後になります。

あなたはこの1年いかがだったでしょうか?

 

今年はブログ開始600回を達成したり、

読者から感想をいただいたり、編集長に

とっては、とてもやりがいのある1年でした。

 

新しい年も、さらにあなたにとって
価値ある情報をお届けできるよう
努力して参りますので、
当ブログを引き続きよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えください。

(編集長)

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免疫能低下と感染症・・・・・松永先生の感染症カンファより

2019.12.28

少し間が空いてしまいましたが、

11月に開催された松永先生の

感染症カンファからです。

 

今回のテーマは「免疫能低下と感染症」

 

「免疫能低下」とか「免疫不全」と聞くと

あなたはどんなイメージを持つでしょうか?

 

化学療法中の白血球減少とか、

HIV感染とかをイメージするかも

しれません。

 

では、これらの患者さんが、発熱を主訴に

受診したら、対応は同じでいいのでしょうか?

 

松永先生が強調した重要点は以下の通りです。

 

 

そこで今回は、細胞性免疫液性免疫

そして好中球減少について整理します。

 

細胞性免疫の低下を来す背景

・悪性腫瘍・感染症

 急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、

 HIV感染症、HTLV-1関連疾患

・医療行為

 移植(造血幹細胞・固形臓器)、

 ステロイド投与、免疫抑制剤、

 生物学的製剤

 

関連微生物には

・細菌(細胞内寄生菌)

 サルモネラ、ノカルジア、リステリア

 Tb、MAC

・ウイルス

 ヘルペス属、インフルエンザ、

 アデノウイルス

・真菌

 Pneumocystis jiroveci

 Cryptococcus neoformans

・寄生虫

 トキソプラズマ、糞線虫

 

 

液性免疫が低下する背景として

・悪性腫瘍・感染症

 多発性骨髄腫、HIV感染症

・医療行為

 造血幹細胞移植後、脾臓摘出後

 

関連微生物としては

・細菌

 肺炎球菌、インフルエンザ菌、髄膜炎菌

 

 

好中球減少を来す背景には

・血液疾患

・化学療法

・薬剤

・放射線

 

関連微生物として

5日未満の初期であれば

・細菌 緑膿菌、MRSA

 

5日以上の長期では

・細菌

・真菌 カンジダ、アスペルギルス

 

特に好中球減少時の発熱は

発熱性好中球減少症

(FN:Febrile Neutropenia)と呼びますが、

FNでは

・症状や所見がでにくい

・進行が速い

・通常みられない部位に感染症が起こる

・まれな微生物による感染症が起こる

といった特徴があります。

 

具体的な例を出すと

・膿尿がない腎盂腎炎

・髄膜刺激症状のない髄膜炎

・髄液で白血球上昇のない髄膜炎

・身体所見や胸部レントゲンが正常な肺炎

 

なので、想定しておかないと

診断・治療ができないのです。

(編集長)

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