臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
【研修医限定】後輩ができた時の勉強法
今日の話題は研修医限定です。
3月になり、国家試験の発表まであと10日ほどです。そして4月からは後輩となる新人研修医たちが入職してきます。そう、あなたに後輩ができるのです。後輩たちに教える立場になるのです。
「後輩をちゃんと指導できるかな?」「よく考えると、自分は何もわかってないよな・・・。」なんて、ちょっと焦っていませんか?
大丈夫です。焦るのが普通です。逆に、もしあなたが全然心配ないと思っているなら、編集長としてはだいぶ心配です。
あなたがまじめに患者さんに向き合って来たのなら、たとえ後輩がどんなに優秀だとしても絶対にあなたが上です。この1年間で吸収した知識や経験は膨大なものです。そこが医学生と研修医の大きな違いですから、自信をもって教えてあげて下さい。
とは言って、知らないことも、不得意なこと、あやふやなこともありますよね。そこをいかに後輩にばれないようにするか(笑)今回は、そのコツを伝授しましょう。
その前に、常々編集長が研修医に言っていることなのですが、力がつく、成長するのはどんな時だと思いますか?
↓
それは修羅場をくぐった時です。
ヤバい状況になると、必死に調べたり、考えたり、逃げ切る方法を考えますよね。つまり修羅場を経験することは成長するために大事なのです。
これを応用すると、後輩になにか教える時は
1.知ったかぶりをする
2.後輩に質問する
のがコツです。
「知ったかぶりする」というのは、指導医に突っ込まれそうなところは1年先輩のあなたなら既に分かっているはず。そこを事前にスマホでも何でもいいのでサッと調べて、さも医学生の時から知ってた風に後輩に教えるのです。いわば自分でプチ修羅場を作ることで、調べたことが頭によく入っていきます。
「後輩に質問する」というのは、事前に調べる暇がなかった時に使う技です。「じゃあ、スマホを出していいから調べてごらん」とか「夕方のカンファまでに調べておいて。あとで質問するから」と言って時間稼ぎです。当然あなたはこの間に必死に調べてください。これもプチ修羅場ですね。
実は編集長はこの勉強法を実践しているので、効果は実証済みです(笑)。実に効果がありますが、必死に調べないと当然効果が出ません。ぜひ後輩たちに差を付けられるように頑張ってください。
(編集長)
ベッドサイドの一コマ
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆明日3月6日 マイナビResident Festivalに出展します!
3月6日 13時から開催されるマイナビのWeb病院説明会に当院も出展します。
当日は編集長と研修医2名が参加し、あなたの素朴な疑問で全力でお答えします。
当日参加も可能ですので、是非ご参加ください。
◆病院見学に来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!
病院見学をご希望の方は、こちらからご連絡ください。
↓
https://recruit-mito-saisei.jp/entry
◆レジナビFairでの病院紹介動画が見れます!
2月17日に開催されたレジナビFairでの紹介動画(11分)を、こちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!
◆水戸済生会の内科専門研修説明動画はこちら
「レジナビFair 専門研修(内科)プログラム」で紹介された説明動画がご覧いただけます。
病院見学とYouTubeのススメ
新型コロナの患者数が減少傾向のため全国的に非常事態宣言解除の方向に進んでいますが、一方で、首都圏では非常事態宣言の延長もささやかれています。
例年のこの時期は春休みの病院見学シーズンで、多くの医学生にお越しいただいています。当院は昨年の4~5月の非常事態宣言時や院内発生時は受け入れを停止していたものの、その後は細々と病院見学や実習の受け入れを継続していました。幸い茨城県の患者数減少にともない県独自の緊急事態宣言が解除され、この3月はたくさんの見学申し込みをいただいています。どうも有難うございます。
ところで、そもそも病院見学をする目的って何でしょう?
Web説明会とかWeb検索、口コミなどでいろいろな情報を手にすることはできます。もちろん、場所を確認するとか、建物がどんなものか見てみるなどの理由もあると思います。
でも、やはり病院の雰囲気を知るという部分が大きいのではないでしょうか。この雰囲気というのはWebで得られる情報だけでは分かりません。実際に病院見学の際に、研修医の後をついて回って、研修医同士の会話や、研修医と看護師さんとのやり取り、研修医と指導医とのやり取りを見て、自分に合っているとか、ちょっと無理・・・、とかを感じるのだと思います。なので、チャンスがあるのなら、絶対に病院見学に行くべきです。
とは言っても、まだまだ病院見学のハードルは高いのが現状だと思います。そこで、当院の研修医たちの雰囲気をお伝えすることを目的にYouTube配信を開始しました。
当院の研修医部屋(当院では「大研」と言ってます)から、週1回、10~15分程度のトークを目標に配信を始めています。ただし、ちょっときわどい話も出るかもしれないので限定公開としています。限定公開ですので、ご覧になりたい方はこのサイトのお問い合わせフォームから「YouTube配信希望」と書いてご連絡ください。
ちなみに初回は、「研修医生活1年目を終えて」というテーマで話しています。始めたばかりで、音声もお聞き苦しい点がありますが、色々と模索中ですので、ぜひ感想やこんなテーマで話してほしい!等のご意見をコメント頂けましたら幸いです。
(編集長)
こんな感じの動画です♪
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水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆3月6日 マイナビResident Festivalに出展します!
3月6日 13時から開催されるマイナビのWeb病院説明会に当院も出展します。
当日は編集長と研修医2名が参加し、あなたの素朴な疑問で全力でお答えします。
当日参加も可能ですので、是非ご参加ください。
◆病院見学に来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!
病院見学をご希望の方は、こちらからご連絡ください。
↓
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◆レジナビFairでの病院紹介動画が見れます!
2月17日に開催されたレジナビFairでの紹介動画(11分)を、こちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!
◆水戸済生会の内科専門研修説明動画はこちら
「レジナビFair 専門研修(内科)プログラム」で紹介された説明動画がご覧いただけます。
今年度最終・松永先生の感染症カンファ報告
このブログでたびたび紹介している帝京大学感染制御部の松永先生の感染症カンファを先日開催しました。
今年度の最終回でしたが、タイトルは「人工物・デバイス感染」そして「COVID-19のちょっとしたおさらい」の2本立てでした。
はじめに、「COVID-19のおさらい」では、感染対策の基本や検査のピットフォールなどについてまとめていただきました。
「人工物・デバイス感染」では、末梢の点滴やCVカテ、尿道カテだけでなくペースメーカーやバイパスグラフト、人工関節など、いろいろな人工物を使って治療を行う中で、デバイス感染で頭を抱える状況に遭遇します。研修医たちも、なにがしかの経験がありタイムリーな話題だったようです。
(以前に、この内容を紹介した記事がありますので、ぜひご覧ください)
2年間で計10回もご指導いただいたJ2のみんなも、これから初期研修を終えてそれぞれの専門に進みますが、感染症と縁を切ることはできません。松永先生のカンファで繰り返された
「どこで? 何が?」・・・診断の軸
「物理的・化学的」・・・治療の2つの軸
「抗菌薬は2度選ぶ」
「全身のパラメータと局所のパラメータ」・・・経過観察の2つの軸
これらを忘れることなく、それぞれの領域で診療にあたってほしいと思います。
今年度は5回ともZoomでのレクチャーとなり、一度もリアルで開催できなかったのはちょっと残念でしたが、新年度も松永先生の感染症カンファが開催されます。興味のあるあなたはZoomで参加できますので、ぜひ連絡してください!
(編集長)
聴講中の風景
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