臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
病棟で問診する際のコツ その2
あなたが病棟で患者さんや家族から
話を聞きだす時のコツについて
紹介しています。
ERや外来とは異なり、病棟だからこそ
気を付けなければいけないこともあります。
なんだと思いますか?
3.場所に配慮する
個室に入院している場合は問題ないかも
しれませんが、大部屋の場合は周囲の
患者さんに全部話を聞かれてしまいます。
病気のことは誰でも聞かれたくないもの
ですから、動ける患者さんの場合は、
病棟内のICするスペースなどに場所を
変えて話を聞くと良いでしょう。
患者さんが動けないなら、家族だけでも
場所を代えて話をした方がよいですね。
また、場所を代えるということは
患者さんや家族も
「ちゃんと先生と話が出来た」と
認識してくれるきっかけになります。
特に女性の研修医は看護師さんと
勘違いされていて、
十分話をしたはずなのに、
「まだ先生が来てくれていません」
なんて言われることが
残念ながら時々あります。
こんな時は場所を代えて、改めて
自己紹介して話をすると上手くいきます。
4.雰囲気や態度で共感的理解を示す
入院してくる患者さんは、いろいろ不安を
抱えています。不安に思っていることを
全部話せて、しっかりと話を聞いてもらった
(=共感的理解)という安心感はとても
大事です。
ここで重要なのは、共感的理解というのは、
言葉よりも、むしろ言葉以外の態度が大きく
影響する、ということです。
具体的に言えば、患者さんから話を
聞くときは、患者さんと視線を合わせて、
少し前かがみの姿勢で話を聞く、
ベッドサイドなら、サッとしゃがんで
患者さんと目線の高さを合わせて
話をする、などです。
こういった態度が自然にできると
患者さんにも家族にも、そして
看護師さんなどのスタッフにも
好印象を持ってもらえます。
ぜひやってみて下さい。
(編集長)
経食道心エコーの準備中
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◆山中克郎先生の講演会
ドクターGにも出演されたことのある
諏訪中央病院総合内科の山中先生が
初めて当院にお越しになります。
ベッドサイドと研修医向けの講演を予定
しています。院外からの参加も歓迎します!
平成30年4月13日(金)14時~
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
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