臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【症例】70歳代の発熱・・・化膿性肝膿瘍

2018.07.26

前回は肝膿瘍の症例を紹介しました。

思いのほかアクセスが多くて編集長も

びっくりです。

 

さて、前回の続きで肝膿瘍のポイントを

おさえておきましょう。

 

【化膿性肝膿瘍】

・胆道系に基礎疾患を有する患者での

 経胆道感染が半数以上を占める

 

・他に経門脈性や肝細胞癌への動脈

 塞栓術による経肝動脈性が多い

 

・起炎菌は腸内細菌群(クレブシエラ、

 大腸菌など)、腸球菌が多く、嫌気性菌、

 緑膿菌、連鎖球菌、ブドウ球菌と続く

 

・アジアではクレブシエラによる肝膿瘍が

 50%以上を占める

 

・ガス産生性肝膿瘍は糖尿病との関連が

 強く、起炎菌はクレブシエラが多い

 

・クレブシエラは糖尿病患者に多く血行性

 散布するため眼内炎を高頻度に起こす

 

・症候は発熱と肝叩打痛を高頻度に認める

 

・検査では炎症反応とALPの上昇が多いが、

 ASTやALTの上昇を認めないこともある

 

・血液培養は半数以上で陽性

 

・画像検査はエコーや造影CT

 

前回紹介した症例は、糖尿病があり

クレブシエラが起炎菌でしたから

典型的な化膿性肝膿瘍の症例と言えます。

眼内炎はないことを確認しました。

 

ここまでくればせっかくなので、次回は

アメーバ性肝膿瘍もまとめてみましょう。

(編集長)

病院見学でエコーハンズオン!

患者役は○○先生、講師役はJ1の〇澤先生!

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◆7月がラストチャンスです

6年生のあなたは、今も研修病院を

どうやって決めようと悩んでいませんか?

 

診療科とか病院HPのデータを見ても

良く分からない・・・・、

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

マッチング面接が始まる前の7月が

病院見学のラストチャンスかもしれません。

ぜひとも、当院の研修医がどんなふうに

仕事しているのか、どんな生活を送っているのか、

あなたの目で確かめてみてください。

ご連絡をお待ちしています。

 

ご連絡はこちらからどうぞ!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

もちろん、4年生や5年生でまだ時間が

あるあなたも、いつでも病院見学ができます。

リアルな研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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