臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
MCLSのキモ・・・第19回水戸医学生セミナーより
先日開催された第19回水戸医学生
セミナーからです。
水戸医学生セミナーでは、2日目に
メディカルラリーを行います。ラリーでは
大きく、内因性疾患をベースにACLSを
行うシナリオと、外傷患者にJATEC
などの対応を行うシナリオの、2つが
あります。
さらに、東日本大震災を経験してから、
MCLSについても取り扱うように
なりました。
MCLS(Mass Casualty Life Support)とは、
大規模災害や多重事故など、多数傷病者
への対応標準化トレーニングコースの
ことです。
多数傷病者がいる場合は、通常の臨床と
異なるので、日常臨床からスイッチを
切り替える必要があります。
そのMCLSのキモは、
「すしあんじょうほうよう場所取りTTT」
あなたには、何のことだか分からない
かもしれませんが、1日目の講習では、
この言葉が何度も何度も出てきました。
その意味ですが・・・、
す:スイッチ
し:指揮
あん:安全
じょう:情報
ほう:報告
よう:要請
場所取り:活動場所の設定
T:Triageトリアージ
T:Treatment治療
T:Transport搬送
まず、「スイッチ」ですが、
「これは災害だ!多数傷病者事案だ!」
と認識して、自分とチームと本部に
スイッチを入れる必要があります。
スイッチを入れることで、通常の病院での
診療ではない、少ないリソースしかない、
災害モードで活動することが周知されます。
次回も、続きを紹介していきます。
(編集長)
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春のイベントのご案内
春休みに病院説明会が開催されます。
当院も参加しますので、ぜひブースに
お越しください!
茨城県臨床研修病院合同説明会
日時:平成31年3月17日(日) 午後1時~午後5時
場所:イーアスつくば 2Fイーアスホール
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